…タンタンタンタンタン
なんだか今日は校舎にやけに足音が響きます。

尾崎「今日校長と教頭は全国家庭訪問中なんですね。三重の名菓は赤福…。赤福って赤くないですよね。」

…まだ三重でライブをした事がないクリープハイプ先生ですが、
三重の名菓もバッチリなのであの曲の準備も万端。いつかライブでみたいですね。
校長と教頭は、三重ですがクリープLOCKS!は今夜もSCHOOL OF LOCK!の階段の踊り場から自分の周り、半径3mの社会について考えていきます。

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最近読書にはまってしまいました！
尾崎先生が思う高校生のうちに読んどけってゆう本ありますか？
ちなみにこの間久しぶりに学校の図書室にいったら
コンビニ・ララバイとゆうおもしろそうな小説があって
テンションあがりました(笑)

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尾崎「『コンビニ・ララバイ』という曲が、クリープハイプにもありますがこの小説のタイトルからとりました。これは池永陽さんの作品で他にも『ひらひら』という作品も好きですね。めろいもこ、それ借りればよかったのに。図書室なんだから。もー。ぜひ今度読んでみてください。前に社会の教科書〜映画編〜として、おすすめの映画を紹介したことがあるけど、10代の頃に読んだ本にはずっと残るものだと思うから今日は、僕から生徒のみんなにおすすめしたい作品を紹介していきます。」

尾崎「それでは、まずはみんなに紹介するのは、【その日東京駅五時二十五分発】」



尾崎「西川美和さんという方の小説です。この方は映画監督で『ゆれる』とか『夢売るふたり』とかを撮られるかたなんですけど、この小説は戦争の時の話で少年2人が戦争が終わって帰ってくるまでを書いてるんだけど、いっぱい戦争を書いた作品ってあるけど、これは主人公達が戦争の真ん中にいれないというか、彼らはものすごい戦いをしてるわけじゃないし“どうなってるんだろう？今、世の中は。”って思いながらなんとなく兵士として過ごしている。っていう、それがすごいリアルでもちろん死と隣り合わせで大変だったとは思うけど、みんながみんなそこにいたわけじゃないと思うし、それがすごくリアルだなと思って共感出来ました。『俺たちは出来てるのか？』って常に思ってるっていうか。自分が10代の時にバンドやってたけど全然形にならなくて。『これ本当に大丈夫なのかな？頑張ってるのかな？』とか『なにかに向かえてるんだろうか？』って不安だった気持ちとすごく重ね合わせる所が多くて、うん。スゴく描写が細かくてリアルで匂いがするというか。淡々としてるんだけど、それが伝わってくる文章で好きだな。ぜひみんなにも読んで欲しいなと思います。見なきゃいけない映画より小説読んじゃってるから。本屋行くと買っちゃうんだよな…。なんか変なスイッチが入っちゃって。でもこうやってみんなにおすすめ出来てよかった。」

尾崎「続いて、紹介するのは漫画です……【 たそがれたかこ 】」



尾崎「これは、入江喜和さんの作品で、45歳の主婦たかこさんがバツイチで歳をとったお母さんと一緒に暮らしてて、“これから、どうしようか。”っていう時に、深夜たまたま聞いたラジオから流れてきた若いバンドマンに恋をして輝き、輝きってあれかな、でもそういうのが出てくる話なんですよ。あんまりこういう主人公っていないし、バツイチ45歳ってすごい設定だし、でもこれもリアルで、本当に好きなんですよね。たかこさんが初めて秋葉原のタワーレコードでそのバンドのCDを買いにいくシーンがあって、そこがすごい好きで、『こういう気持ちでみんなもこんな風に買いに行ってくれてるのかな？』と思ったりして、そこがすごい印象的だったな。相手の気持ちがわかってバンドをやってる側としては嬉しいし、みんなからしてもそういう所が描いてもらえてるっていうのは嬉しいんじゃないかな？すごい価値のある漫画だと思います。次の巻ではたかこさんがはじめてそのバンドのライブに行くって言う話なのでドキドキしていますね！」



尾崎「そして、最後に紹介するのは……【東京スカパラダイスオーケストラ】これはもうかっこいい大人達ですよ。漫画でも小説でもなく。スカパラ先生との思い出があって、高校に入ってすぐ1年生の時、林間学校か、臨海学校に部活に入ってない人は行かなくちゃ行けなくて。部活に入ってる人は合宿があるから。それがすごい嫌で知らない人達と山に行っても疲れる、海に入っても泳げない、夜一緒に飯食ったり、同じ時間の流れで動いていかなくちゃ行けないっていうのが嫌で、なんとかして楽な方法はないのかと思って…部活に入ればいいんだと思って、写真部がおとなしそうな人達がいそうなイメージだったから写真部にはいって合宿に行ったんだけど、とにかく暇ですることなかったから、“ヒッチハイクをしよう！”っていうことになったんだけど、全然止まらなくてこのまま歩いて帰ろうか…って思ってたら一台車が止まって。止まったら止まったで怖くなってきて“大丈夫なのかな？”って心配になってきて、若い人達20代前半くらいの人2人だったのかな。“送ってあげるよ”って言ってくれたんだど、どこかに連れて行かれるんじゃないかって思ってたら聞いた事もない凶悪なルパンの曲が流れてきて…『この曲なんですか？』って聞いたら“これは東京スカパラダイスオーケストラだよ。”って教えてもらって、だってこんな曲ながれてきたら、本当に山にでも捨てられるんじゃないかって、不安になるでしょ？でもちゃんとホテルまで届けてくれました。っていうよい思い出です。(笑)」

M　爆音ラヴソング　/　東京スカパラダイスオーケストラ



…ということで、7月29日にリリースされる　東京スカパラダイスオーケストラ先生のニューシングル「爆音ラヴソング / めくったオレンジ」から「爆音ラヴソング」を初OAしました。
しきりに尾崎先生がボーカルの声のクセ気に入らないて言ってましたけど、どっかで聞いた事ある声だけど、これ誰ですか？
確かにクセありますね。

それでは、クリープハイプ尾崎先生とはまた来週。この踊り場で会いましょう。