タン…タン…タン……
　　ボリッ、ボリッ、ボリッ。



尾崎「今日は、２月３日。“節分”ということで豆をたべてますけどあの豆まきは、季節の変わり目には、邪気が生じると考えられていて、それを追い払うための悪霊ばらいの行事。らしいですね。豆って学校の廊下の味がするっていうか、廊下は食べたことはないけど（笑）廊下ってこんな味しそうだなって思うんだけど…共感してもらえるかな？
鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味があるとか。病気がないように、災難がないようにっていうことですかね。でもね、なによりね、僕には悪魔が取り憑いてると思うんですよ。最近特にひどい!!あのーもうね、悪口ばっかり言って人の。悪魔に取り付かれてるんだと思う本当に!こんなこと言いたくないのに、口を開けば…俺じゃない!悪魔が取り付いてるんだ!!!」



…２月に入り、ツアーもスタートした尾崎先生です。豆まきとともに
悪魔もどうにか出来ていればよいのですが…、、、しかしここは
授業を始めてもらいたいと思います!!!

尾崎「今夜は時間の限りクリープLOCKS!にとどいたカキコミを紹介していきたいと思いまます。でも…やっぱりどう思います俺の悪魔。本当にすごいんだ。。。」

…尾崎先生そうとう”悪魔”に悩まされているようです。ぜひカキコミなどしてあげてみてください!悪魔の追い払い方などもよければっっ！
しかしやはり授業を進めていって頂かねばなりません!

尾崎「では、カキコミを紹介します。」

---

「バンドは旅するその先へ」買いました！
上手く言えませんが、
何度読んでも胸の奥がざわざわ締め付けられます。
同じ詩でも、それを読んで昨日は昔の事を思い出したのに、
今日読んだら将来の事を考えたりして、
改めて言葉の力はすごいと感じました。
私もへたくそですが「言葉の窓」毎回応募させてもらいますね！

---

尾崎「ありがとうございます。谷郁雄さんが詩。そして、僕が写真を担当している詩集『バンドは旅するその先へ』が１月に出て、ずっと好きな詩人の方だったのでよく作品も買ってたし、今回一緒にやれて嬉しかったなー。詩っていうのは言葉が少ないから、歌詞もそうだけど自分で勝手に決められるから、つけたしたりさらにそっから引いたりできるような言葉を選んで、余白を残して詩を書いてるから、こうやって詩を読んで、詩にふれてそうやって思ってもらえて嬉しいなと思います。なんかその詩集は余白があって、わざと空白のぺーじとかもあって、でもそこメモ帳とかじゃなくて（笑）リズムがでてくるなと思って、すごい音楽的になったなと思いました。ずーっと同じように書いてるだけじゃなく、ずらしたりとかもしてすごくおもしろいから手に取って読んでもらえると嬉しいです。雪侍の言葉の窓も待ってます！では、続いて。」

---

私立恵比寿中学のアルバムを
お兄ちゃんとお金を半分ずつ出し合って買いました。
アルバムに好きな曲はいっぱいあるけど、
尾崎先生が作った「蛍の光」が一番好きです！
いつも寝る前に一日の最後の曲として聞いています。

---

尾崎「先週発売された私立恵比寿中学のニューアルバム『金八』に『私立恵比寿中学の日常（Epilogue）蛍の光（Demo）』という曲を提供させてもらいました。あの、あんまりよくないなーとは思ったんだけど、辞める時とかに最後にお客さんの前で歌ってる所を想像して、お客さんが持ってるサイリウムが蛍の光に見えるって思いついて、そいいうの怒られるかな？と思ったけど受け入れてもらえてうれしかったです。あとそれとお店が終わるときに流れる“蛍の光”とかけて曲にしたけど、自分の声じゃないっていうのをちゃんと考えて、自分じゃ絶対に歌わないメロディーとか詩にしました。でもけっこう“尾崎っぽいな”って言われてるみたいだけど、そんな感じするかな？分けて書いてるんだけど、思った以上に不器用なんでしょうねそこは。目の前で一緒にレコーディングしたんですけど、緊張しましたね。歌詞みながら歌うのかな？と思ってたら、歌詞をちゃんと覚えてきてくれていて、これは間違えられないと思って、あんな必死ににギター弾いたのひさしぶりです（笑）ぜひいっぱい聞いて欲しいと思います。よろしくお願いします。では続いて。」

---

最近怒れない事に悩んでます。
ちょっと前まで色んな事に怒ってたのに、
最近は「別に怒るほどの事でもない」と思ってしまいます。
これが大人になるって事なのかなー？とも思ったりもしますが、
なんだか寂しいです。
尾崎先生は最近怒ってますか？
どうしたら怒れるようになりますか？

---

尾崎「そんなの悪魔に取り憑かれてるんだから、怒るに決まってるでしょう！ 悪魔に（笑）うらやましいよ！30歳超えてもこんなに怒ってるんだから。何に対してっていうかないのに自分から当たりにいってるからな。とくになにもされてないのに、感情の八つ当たりですよね。大人になりたい本当にうらやましい。別に怒る事でもないなって思いたい。えっー続いて。」

---

尾崎先生は、運命って信じますか？
運命なのか勘違いなのかわからなくなる時はないですか？

---

尾崎「うーん。でもその人とかそのものを好きだったら運命って思って、好きじゃなかったら、違ったら勘違いって思って、結局は同じだと思うけどな。信じてはいるけど、うーんあまりこれだっていうのはないかな。でもバンドをずーっと続けてきてて、ずっとーうまくいかずメンバーがいなくなったりもして、でもこのメンバーになって状況もすぐよくなって。…気持ち悪いか!今のは違うか!!間違えた（笑）今のはおれの中の悪魔がかってにしゃべったことだ!!困るなー勝手にこういうこと言うから（笑）」

---

バンドをやっていてオリジナル曲を作っているんですが、
自分が作った曲をバンドのメンバーにも聞かせられません。
バンドのメンバーの中では自分が一番ギターはうまいけど、
センスは一番ない気がします。この怖さはどうやったらなくなりますか？

---

尾崎「これはいまだにあるからいまだにメンバーの前で面と向かって曲を聞かせることはないし、だいたいこういうコードはこうだよ。って言っておいて、みんなが演奏しているときに歌うから、だから半分くらいの集中力でしかみんな聞けないってことだから、あんまり恥ずかしくないっていう。あと大きい音で包まれてるとそんなに恥ずかしくないから、いけるってなったらどう？って３・４回繰り返して、出来るか出来ないかを判断するって言うシステムをつくりました!（笑）でもなんでセンスがないなんて分かるんだろう。なんとなく感じるのかな？そんなことはないと思うけどな。でも人の前でになにかをするって、こうやって喋ってるのもそうだけど、どう思われてるのかなって怖いし、嫌われたくない、馬鹿にされたくないとかそういう気持ちが一番手前にあるから、そこをちょっと抜けたらすごい楽しくなるし、届いた瞬間のうれしさを覚えてるからやめられないけど頑張って欲しいなと思います。」



M　蜂蜜と風呂場

尾崎「今回オススメの映画とかを書いてくれた生徒とかもいて、本当にありがとうございます。いろいろ調べてみて聞いてみます。５０本…いかないとスポーツ刈りになりますからいまのところは３本かな。ちょっとヤバくなってきてますよね。」

尾崎「で、映画と言えば“尾崎世界館”というイベントをします。２月１４日土曜日　新宿にあるテアトル新宿というところでするんだけど、２４時くらいからはじまるから、１８歳以下は参加出来ないできないけど、『百円の恋』がヒットしてるということで、それをもっともりあげようということで、『百円の恋』とあとオススメの映画をあと２本くらい紹介したり、ライブしたり、話したりしたいと思っています。こういうのよく行ってたから、１２時くらいから朝までとか、知らない人と話すわけじゃないけど、同じ空間で映画を見るって言うのが、合宿してるみたいな感じっていうのかな？変な一体感があって好きで、そういうのを経験した事ない生徒はぜひ来て欲しいなと思います。最後までちゃんといますので、最初に挨拶して帰るとかはないので、ここで３本かごうと思います（笑）」

…それでは今日の授業はココまで！
クリープハイプ先生は、現在全国ライブハウスツアー中です。
明日は、愛知！土曜日は新潟でライブ！
行く生徒は、ぜひその場の音ともに感想を録音して送ってきてください。
それではまた来週。踊り場で会いましょう。