タン…タン…タン…タン

今夜も早速生徒から届いた『一つになれないなら、せめて二つだけでいよう』を紹介していきます。

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君と私の影。こんなに近くても一つにはなれないね。
だったらこの距離のまま、近くで遠いこの距離のままで。
君と私。二つだけでいよう。

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尾崎「このブランコに乗ってる二人が一体どういう関係なのかは分からないですが、ブランコっていいですよね。ブランコって乗ってる人の意思で変わってくるものだから、同じように揺らそうとしても絶対同じにはならないんですよね。でも僕ブランコに乗ると絶対酔っちゃうんです。昔から乗り物酔いがひどくて…。僕には弟がいるんですけど、弟が小学生ぐらいの時に好きな子だったんでしょうね、好きな子が想いっきりブランコこいでる所に近づいて、ブランコが顔にぶつかったんですよ。。。本当に痛そうで、その時の傷がいまだに目の下に残ってます。。みんなも気をつけてください!」

…今夜も屋上に続く踊り場から、君の半径3メートルの社会にある『一つになれないなら、せめて二つだけでいよう』をテーマに授業をしていきます。



尾崎「今、アルバムをよりたくさんの人に知ってもらうために、全国を回ってて、今自分がどこにいるのかが分からなくなってるんですが…(笑)でも、今日はこの“踊り場"にいて、色んな所で話させてもらっていますが、自分の場所で喋れるというのはやっぱり落ち着きますね」

尾崎「それでは、生徒のみんなから届いた『一つになれないなら、せめて二つだけでいよう』を紹介していきます」

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絶対ひとつになれないし、ふたつになるのも難しい。
あなたの周りにはたくさんの人がいて、
その中の一人にしかすぎない。
あなたと目があっても、話しても、
満たされるのは一瞬で、すぐ足りなくなる。
他の人のことを想おうと、たくさんの人に好かれるようにして、
でも周りはそれを許してくれなくて、
本当は誰が好きなの?なんてお決まりの台詞。
何もしてくれない、何も変えてくれない。
なら何も聴かないで。
聞き飽きる質問、私にもわからない。
私が想うあの人に大切な人がいると想うと腹が立つから
たくさんの人の愛情が欲しくなる。
中途半端に気にかけないで。

どうあがいても、あの人には届かないんだから、
気が済むまで悪あがきさせて。

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尾崎「確かに“好きだから腹が立つ"っていうことはありますよね。どうでもいい人には何も感じないから。だから僕がメンバーに腹が立つのもきっと好きだからなんですよね。期待している分“なんでできないんだ!!"って思ってしまうんだと思います。それでは続いての作品です」

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私は女子校に通っています。
私の横にはいつも親友がいます。
私が親友を思う気持ちは、一般的に言う「恋」に似ています。
でも、この気持ちに名前はいらないし、つけるつもりもありません。
卒業したら、きっと私も彼女も恋をして、彼女の隣は知らない男の人の席になるんだろうなと、私より背の低い彼女のまつげをみながらぼんやり思います。
付き合う事もないけれど、別れる事もない。1番にはなれないけど、ずっと2番でいられる。この一生終わらない片思いが私の「一つになれないなら、せめて二人だけでいよう」です。

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尾崎「いいですね。二人の関係には、なんだか映画『花とアリス』のような雰囲気がありますね。僕は男子校だったから、ここまではなかったけど“女子校に通う女子はこうあってほしい"っていうイメージがありますね。男としては」



M　大丈夫 / クリープハイプ

この曲はスナックのママが適当な感じで言う「大丈夫」っていうのをイメージして作りました。

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私の思う「一つになれないなら、せめて二つだけでいよう」は
私と姉の距離です。

私は双子で姉と中学までずっと同じ学校に通っていました。
でも今はお互いにそれぞれの夢を追うため
別々の高校に通っています。

いつも同じ時間に家を出て一緒に歩いていたのですが、今はお互い家を出る時間も別々で、生活の中でも会う時間が少なくなりました。
でも、一緒にクリープハイプを歌ったり、買い物に行く少しの時間がそれまでの距離を埋めてくれます。ずっと一緒にいなくても、二つでいても少しの時間でもお互いが楽しめるならそれでいいかなと思います。

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尾崎「やっぱり好きな音楽とか映画が同じだとそれだけで距離が縮まりますよね。そこにクリープハイプがあるのはうれしいです。新しく出すアルバムの中に『大丈夫』って曲があって、歌詞の中に“お酒"が出てくるんですけど、『これは大人には必要だな』って思います。学生の時みたいに『遊ぼう』って誘えなくなっちゃうんですよ。なんだか恥ずかしくて。その代わりに『お酒飲もう』って誘うんですよね。だから大人が距離を縮めるための口実ですよ。生徒のみんなはまだ飲めないけど、大人になったらきっと分かるんじゃないかな」

M　本当 / クリープハイプ　　　　　　　　　

尾崎「この『本当』という曲はとても大事な曲で、今まで使っていた手法をガラッと変えて作りました。歌詞にしても『一言でいえば、一言で言えない』みたいなひねくれた歌詞を優しい曲に合わせたのは初めてだったから、出来上がったときは本当に嬉しくて、朝7時くらいに出来たんですけど、12時すぎくらいまで寝れなかったくらい嬉しかったですね。少しでも伝わると嬉しいです」




…来週火曜日(11月2日)の生放送教室にクリープハイプ先生が4人全員できます!
クリープハイプ先生へのメッセージ、そしてまだ作品を出してない生徒は【クリープLOCKS!】のページからお願いします!

それではまた来週生放送教室で。

M　2LDK　
M　大丈夫　　
M　本当