洋平先生 with東京スカパラダイスオーケストラ part2

[Alexandros] 2020.12.4 金曜日

SCHOOL OF LOCK!
 

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聴取期限 2020年12月11日(金)PM 22:00 まで





(カッ、カッ、カッ、チャイム……ガラガラ…)


洋平先生「はい!進路室へようこそ。本日もですね、先週に引き続き、この方々に来て頂いております!」

谷中先生「東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦です!」

茂木先生「茂木欣一です!」

洋平先生「いらっしゃいませ〜〜!」

谷中先生「2週連続は嬉しいね!」

洋平先生「先週は楽しすぎて盛り上がりすぎましたね」

茂木先生「こうしてここで会えてるだけで嬉しくてしょうがないもん!」
洋平先生「前回は、「ALMIGHTY〜仮面の約束 feat.川上洋平/東京スカパラダイスオーケストラ」の話をたっぷりしてフルオンエアも解禁させて頂きましたが、本日は、様々な進路を辿ってきたお二方に進路相談をさせて頂こうと思います!」

谷中先生&茂木先生「よろしくお願いいたします!」


M. ALMIGHTY〜仮面の約束 feat.川上洋平/東京スカパラダイスオーケストラ


洋平先生「それでは早速…黒板を…」


(カッカッカッ…カッカッ…)


洋平先生「…個人的に訊きたい事もいっぱいあるからな〜」

谷中先生「さすが黒板が似合うね〜」

茂木先生「ね〜。こんな先生が実際にいたら勉強頑張っちゃうよね〜」

谷中先生「いや逆に身が入らないよ。見とれちゃって」

茂木先生「(笑)でも川上先生にテストの結果を褒められたい!とかさ!」

谷中先生「あ〜それはあるね。先生に注目されたくなるっていうか“こっち向いて!”みたいな(笑)」

洋平先生「はい!書き込終わりました!…進んできた道!」

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洋平先生「本日は色んな進路選択をされてきたお2人に進路選びの極意をきいていきたいと思います!
まずは谷中先生!」

谷中先生「はい!」

洋平先生「大学が早稲田大学ということで…」

谷中先生「そうね」

洋平先生「…もうこの時点で…」

茂木先生「(笑)」

谷中先生「自分の事をこうやって振り返るのって滅多にないから、超珍しい事になっちゃう」

洋平先生「昔からミュージシャンになりたかったんですか?」

谷中先生「そこまでじゃなかったかな〜。でも音楽を聴くのは好きだったし、中学の時から色んな人と一緒にやりたいな〜と思ってたね。
高校に入ってからかな。歌でバンドをやろうと思ったのは。で、高2の時にやっていたバンドに東京スカパラダイスオーケストラの沖祐市 (Keyboards)と川上つよし(Bass)がいて、洋楽カヴァーをやってたりしましたね」

洋平先生「そうだったんですね」

谷中先生「そもそもなんだけど、高校受験する時に大学受験をしたくないなと思ったのよ。高校で遊びたいなって思ったから」

洋平先生「なるほど(笑)」

谷中先生「だから中学2年の夏から、凄い集中力で勉強した。ウチの兄貴にも“あの時の集中力は凄かったね”ってよく言われるくらい、ずーっと勉強してたね。でもスイッチ入っちゃうとけっこう楽なんだよね。自分でそういう風になるから」

洋平先生「…凄い」

谷中先生「でウチの父親がとっても尊敬出来る頭のいい父親で早稲田大学だったのよ。そういう憧れもあったし、ある日、“敦、お前、頭良くなりたいか?”って訊かれたの。“はい”って答えたら“頭良くなりたかったら、疑問を残さない事だ”って。
凄いシンプルなんだけどさ、勉強してて何となく疑問を残したまま先に進んじゃうと、モヤモヤしたまんま問題を解いていくって事になっちゃうじゃない?だから分からない所を解決しながら進んで行ったのは大きかったな〜って思うね。数学とかでも仕組みが分かると色んな解き方が出来るんだけど、仕組みが分かってないと一通りのやり方でしか解けない」

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洋平先生「応用が効かないですもんね」

谷中先生「そう。だからなるべく仕組みを考えるように勉強してた。そういう所に父親の教えが効いてたかな。そんな事も関係なくミュージシャンの道に進んでいくんだけど(笑)」

洋平先生「いやいやいや!今も生きてる事がたくさんあると思いますよ」

谷中先生「そうかな(笑)」

洋平先生「いつのタイミングで音楽で飯を食っていくんだって志されたんですか?」

谷中先生「そうだな〜。それはスカパラか。要するにスカパラだね。デビューの1年くらい前に“バリトンサックスが似合いそうですね”って言ってくれた人がいて、バリトンサックスを買って…」

洋平先生「え!?バリトンサックスを始めたのって、デビュー1年前なんですか!?」

谷中先生「そう。“スカって音楽はンパッ!ンパッ!ンパッ!って吹き続けるパートがあります”みたいなことで最初のうちはそればっかやってて(笑)たまにメロディーなんか吹いて。よく“独学ですか?”なんて訊かれる事もあるんだけど、独学というより、スカパラ塾の中で学んできた感じ」

洋平先生「そうなんですね」

谷中先生「で軌道に乗り出した頃に何となく“このままだったらイケるかもな〜”って思った。何でかって言うと、目立てるなって思ったの。凄いメンバーが揃ったし、ずっと一緒にいたら面白い事たくさん起こるだろうし、世の中でも目立てるんじゃないかな〜って。それでデビューするべきだなって気持ちになったね」

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洋平先生「バンドの輝き=自分の志に繋がったと…」

谷中先生「そういう事だね!上手くまとめてくれる〜」

洋平先生「いやいやいや(笑)」

谷中先生「でも本当にその通り。そこを信じられたというか信じざるを得なかった。そういう意味では幸せだよね」

洋平先生「その“デビューするべきだな”って決めた時の周りの反応はどうだったんですか?」

谷中先生「そういう時に1番ハードルが高いのは親だよね。学費もずっと払ってくれて」

洋平先生「そうなんですよ!まだ売れるかどうかも分からない時に」

谷中先生「自分が親だったら、こんな息子嫌だったろうな(笑)
でも大学4年の頃にデビューが決まってCDが出て…。それが所謂、周りの就職時期と重なってくれて、“CDが出てるなら大丈夫じゃないか”っていうムードになってくれたのよね」

洋平先生「なるほど!」

谷中先生「親も割と楽観的だと思うんだけどね」

洋平先生「でもCDが出てるって説得力ありますよ!」

谷中先生「そうね。例えば、卒業してから少し経ってリリースだと不安だったと思うし、俺にとっては凄いタイミングが良かった。何にも苦労せずにそのまま“やりま〜す”みたいな」

洋平先生「(笑)」

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M. JUST A LITTLE BIT OF YOUR SOUL/東京スカパラダイスオーケストラ


洋平先生「続いて、茂木先生!」

茂木先生「はい!さっきの谷中さんの話じゃないんだけど、僕も大学4年の卒業試験が終わた直後にフィッシュマンズとしてのデビュー盤のレコーディングに行ってるんだよね!」

洋平先生「そうなんだ!」

谷中先生「同じような事だったんだね」

洋平先生「明治学院大学と言えば、かつてUK.PROJECTに所属していたTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのチバユウスケもそうですよね?」

茂木先生「そうだね!チバユウスケとはもう30年以上の付き合いで当時も凄い仲良しで、よく一緒に遊んでましたね」

谷中先生「一緒に住もうとしてたんじゃなかったっけ?」

茂木先生「そう(笑)一緒に下高井戸っていう所に住もうかって(笑)」

洋平先生「えーー!」

谷中先生「全然違うキャラだけどね?」

茂木先生「今でこそね。チバは今とは全然違うよ?」

谷中先生「そうなんだ!」

洋平先生「どんな感じだったんですか!?」

茂木先生「もっとお喋りでニコニコ笑う感じだったからね」

洋平先生「そうだったんですね!」

茂木先生「そうね〜。で、フィッシュマンズには僕の2つ上の佐藤伸治っていうヴォーカリストがいて…。大学に入るまでは、ドラム叩きながらヴォーカルして、きっと上手くいくんじゃないかって勝手に自信を持ってたんだけど、佐藤くんという人に出会って“あ、世の中にはこういうめちゃめちゃ才能ある人がいるんだ!”って思った。
佐藤くんに出会ったという事で、誰かについていこうという気持ちが初めてそこで芽生えたね。それが1番大きかったですね」

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谷中先生「出会いだね」

茂木先生「うん。出会いはやっぱ大きいなって…」


M. チャンス/フィッシュマンズ


洋平先生「デモテープを作ってどこかに送ったりとかはしたんですか?」

茂木先生「デモテープは作って、渋谷にあるLa.mamaっていうライブハウスに送ったりしたね」

洋平先生「La.mama!」

茂木先生「そこの昼の部のオーディションを受けたのはすっごい憶えてるね。フィッシュマンズって割と地味な音楽をやってたんだけど、レコード会社の人から声がかかってきて…。でも佐藤くんもそうだったと思うけど、けっこう冷静でちゃんと地に足が着いてる感じで、自分たちにふさわしい音楽を探してたっていうか…。
最初はパンクっぽい感じでビートの強い感じでやってたんだけど、やっぱりフィッシュマンズらしさをずっと探してて、結局ふさわしいモノ探し。“自分たちらしいモノって何だろうね?”っていうのを見つけていった感じ。凄いそれは憶えてるかな〜」

谷中先生「それがお金を払う価値だもんね」

洋平先生「そうですね。オリジナリティ」

茂木先生「そうね。だからバンド名もとかもそういう事だと思ってて、このバンドの世界はここでしかあり得ない!そこにみんな、夢とか憧れとかを持って来てくれるからね。
自分は今、それに対する東京スカパラダイスオーケストラっていうバンド名でやってるけど、そのバンド名に対してがっかりさせないような事をやり続けたいなっていう気持ちはずっと変わらない」

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M. 世界地図/東京スカパラダイスオーケストラ


洋平先生「この曲は欣ちゃん先生が歌ってますけど、ヴォーカリストとしては困りますね。何でドラム叩きながら歌えちゃうんですか!?って(笑)」

茂木先生「とんでもない!自分はヴォーカリストなんて言える立場じゃないっすよ〜」

洋平先生「1度、「ミュージックステーション」で共演させてもらった時にも思ったし、しかも笑顔なんですよね〜。笑顔絶やさず叩いてて、勉強になるな〜って」

谷中先生「凄いよね〜。手足バラバラに動かして」

茂木先生「(笑)」

洋平先生「そこに口まで動かしてますからね」

谷中先生「歌詞も憶えて」

茂木先生「(笑)でも自分が出来る事ってこれぐらいしかないから」

洋平先生「いやいや!十分すぎますって!」

谷中先生「十分すぎるよ」

洋平先生「そして毎年恒例、受験生を応援するプロジェクト「湯島天神の絵馬」企画を先週に引き続き、お2人にもお願い出来ればと思います!」

谷中先生&茂木先生「はい!」

■こんばんは!!!!!!!

私は今年受験生で、高校受験に向けて勉強をしています。
毎日自分なりに勉強を進めてはいるのですが、時間が過ぎるのがとにかくはやく感じて…後数ヶ月になり、とても緊張しています。

そこで質問があります。
勉強で例えると、集中する時間と休憩する時間!みたいな…。オンオフの切り替えはどのようにされていますか?また、お勧めのリラックス方法のようなものはありますか?
集中する時間と休憩する時間の区別をハッキリさせたいのですが、なかなかできず悩んでいます。教えていただけると嬉しいです。

あすか⚡️
女性/15歳/新潟県



谷中先生「切り替え命だもんね〜」

洋平先生「そうですね」

谷中先生「やっぱ優秀な人間ほど、頭の切り替えのポイントをいっぱい持ってるなって思う。だから気分転換の方法をいっぱい持ってる人が強い。一通りじゃなくて良いんだよね。ちょっと外に出るでも良いし、ご飯食べるとか寝るとかでも良い。その都度、自分の状況に応じてその時に合ってる方法で気分転換すると良いと思うね。
あと、その日は終わらせていいぐらい集中してやってる1時間があっても良いと思う」

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洋平先生「ダラダラやるよりは絶対その方が良いですよね」

谷中先生「そういう集中をするために邪魔なモノや雑念を排除する」

茂木先生「難しいね〜それが出来たらな〜」

谷中先生「今は雑念が多いからね。スマホやタブレットやら誘惑が多いから大変!でもその都度、1個1個に集中出来ると良いね」

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洋平先生「RN あすか⚡️!キミに向けて絵馬を書いて奉納してきますので頑張ってください!
そして、東京スカパラダイスオーケストラの谷中先生。茂木先生。2週に渡って、本当にありがとうございました!」

谷中先生&茂木先生「ありがとうございました!」

谷中先生「楽しかったです」

洋平先生「僕としても感無量です。が!まだまだ、feat.川上洋平は続いていきますからね!」

谷中先生「映画もあるし、テレビは1年間続くからね!」

洋平先生「その間にもう2回くらい来て欲しい!」

谷中先生「来る!来る!」

洋平先生「夢はメンバー全員で来て欲しい!」

谷中先生「それ良いね!」

洋平先生「来年、ぜひ密になっても良いとなった時によろしくお願いいたします!」

茂木先生「早く密になりたいよ〜」

谷中先生「密になりたいって(笑)」


M. ALMIGHTY〜仮面の約束 feat.川上洋平/東京スカパラダイスオーケストラ


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