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長渕LOCKS! 2015.1.24 土曜日
長渕「なにやってんだよ…間がもたねぇよ、1人じゃよ…」
オープニングからなぜかイライラしている長渕先生!
その理由は、とーやま校長がいないから!!!
今週火曜日から金曜日まで、喉を鍛えるために授業を休んでいたとーやま校長が今日から戻ってくるということで、長渕先生も楽しみに待っているんですが、授業が始まっても、とーやま校長が現れない!
これは遅刻なのか!? それとも何かがあって今日も戻ってこないのか!?
とりあえず長渕先生が「間が持たねぇ!」と言っているので、カキコミでもひとつ紹介しましょう!!!
■長渕炎陣!!
11才らいきらいきです♪1月4日長渕炎陣を見ました!中学の時に剛先生がカルピス担当の話でぼくにも作ってもらいたいです(笑)剛先生が真剣に悩みを聞いて!みんなにしんけんに答えてみんなにエンジンをかけてくれる剛先生はすばらしいと思いました!次も楽しみに見ます!!
らいきらいき
男/11/福島県
男/11/福島県
長渕「おぉ、らいきらいき!この前電話で話したな!長渕炎陣見てくれてありがとう!カルピスの長渕がいつでもカルピス作ってやるぞ!これからも見てくれよ!」
“カルピスの長渕”エピソードは長渕LOCKS!ではまだ(確か)話していないはず!職員は以前、授業の空き時間に長渕先生から直接その話を聞いているんですが、すごく素敵なエピソードなので、長渕炎陣を見逃した生徒のためにいつかこの授業でも話して頂きたいと思っております!
ちなみに『ブチまけろ!炎の魂 長渕炎陣』はBSフジにて毎週日曜24時から放送中!!
長渕「…しかし、とーやま校長マジで来ねぇな…どうすんだよ…もしもし!…ってなんで『もしもし』って言ったんだ俺(笑)」
校長「失礼します!」
長渕「おぉ、来たか校長!遅刻だぞ!!!!」
校長「すみません!でも剛先生、何で『もしもし』って言ったんすか(笑)」
長渕「バカだな、校長。こんなに不安になったの何年ぶりかわかんねぇよ(笑)」
校長「不安からの『もしもし』だったんですね(笑)遅くなってしまってすみません!校長のとーやま、喉の修行からただ今戻りました!!!」
長渕「お帰り!じゃあ今夜も授業を始めていくか!」
校長「いきましょう!」
長渕「よし!今夜もまずは点呼から!名前を呼ばれた生徒はその場でしっかり返事をするように!」
長渕「 【 秋田県 12歳 女の子 ラジオネーム ひな隊員 】!
【 愛知県 15歳 男の子 ラジオネーム 愛知のこまさん 】!
【 兵庫県 18歳 女の子 ラジオネーム みゅーにゃ 】!
【 北海道 14歳 男の子 ラジオネーム 裏表レディオ神 】!
【 福岡県 19歳 女の子 ラジオネーム ココ♪】 】!」
長渕「以上!全員出席!!! それでは授業を始めていくぞ!!!!!!!!!!!」
では、授業に入る前にひとつお知らせ!
今年の8月22日!静岡県ふもとっぱらで開催する『長渕剛 10万人オールナイト・ライヴ 2015 in 富士山麓』のチケット先行発売がついにスタートした!
先行発売は来週30日まで受付中!! 特設サイトに詳細が載っているのでチェックしてくれ!
そして、わが長渕LOCKS!がこのオールナイトライヴのために開催する“富士合宿”!!! こちらの詳細については再来週(2/7)の授業で発表する!「10代だから年齢制限で参加出来ないんです!」と悔しがっている生徒は必ず授業に出席するように!
校長「さあ、剛先生!今夜の授業はいかがいたしましょうか?」
長渕「あのさ、校長。アイツどうなったの?」
校長「あいつ?」
長渕「きょういちだよ、きょういち」
校長「きょういちですか!きょういちといえば、昨年10月に電話した生徒ですね!音楽でメシを食っていくのが夢なんだけれど周りから反対されてるってヤツですね」
長渕「そうそう。それで電話でアイツの気持ちと曲を聴かせてもらったじゃないか」
校長「あの曲ですね(笑)」
長渕「ギターのチューニングもボロボロだったやつな。それでその時にきょういちがギターの練習をすることを約束してくれたけど、その後どうなってるのかなと思ってさ」
校長「抜き打ちで電話してみます?」
長渕「してみようぜ!電話つないでくれよ!」
校長「じゃあちょっと職員が電話をつなぐので待ってて下さい」
ということで、急遽きょういちに逆電っていうか突電することに決定!
きょういちのことが分からない生徒は【2014年10月18日の放送後記】をチェックしてくれ!いや、もうこうなったら言っちゃうけど、youtubeで検索すると長渕LOCKS!の過去の授業音源をUPしてくれている方々が沢山いらっしゃるので、そこから探してぜひ音声で聴いてみて欲しい!オフィシャルの番組側がこんなこと言っちゃっていいのかというご意見もあるかと思いますが、全国38局ネットとはいえ国内にカバーできないエリアもあるので、ひとりでも多くの人に聴いてもらえるなら本望です!特にこの授業は各方面から「神回」というお言葉を頂戴した、マイケル・サンデルも真っ青の白熱教室となっているから必聴!とかなんとか言ってるうちに電話のコール音が響き始めました!
Trrrrrr…. Trrrrrr…. Trrrrrr….
きょういち「もしもし!」
校長「きた!もしもし!」
長渕「きょういちか!」
きょういち「はい!きょういちです!」
長渕「きょういち!大きな声で『きょういち、降臨!』って言ってくれる?」
きょういち「はい!きょういち、降臨!!!」
全員「(笑)」
校長「なぜ降臨させたんですか(笑)」
長渕「ところできょういち!」
きょういち「ハィ!」
校長「なんで声が裏返ってんだよ(笑)」
長渕「(笑)あれから、お前ギターどうした?」
きょういち「アコースティックギターを買いました!」
長渕「おぉ!買ったのか?」
校長「そっか、前回はエレキだったもんな!」
長渕「アコースティック何買ったの?」
きょういち「えっと………アコースティックは……」
校長「ん?どうした?」
きょういち「……英語が読めません」
長渕・校長「(笑)」
長渕「じゃあアルファベット横からひとつづつ読んでみろよ」
きょういち「えっと……V、A、T、I……」
長渕「まあいいやメンドくせぇから」
きょういち「あ、ハイ(笑)」
校長「ちょっと!聞いといてなんなんすか(笑)」
長渕「お前あれからちょっとは上達したのかよ?」
きょういち「はい!練習を続けてます!」
長渕「どんな練習してんの?」
きょういち「アルペジオとコード進行です」
長渕「そうか!どれぐら上達したかを聞いてみたいな」
校長「あれから3ヶ月ですからね。あ、きょういち、曲は前と同じやつ?」
きょういち「いえ、新曲を作りました!」
長渕「どんなタイトルだ?」
きょういち「『ココロの壁』です」
校長「ココロの壁…どうですか、剛先生?」
長渕「いや、悪くはないね〜。俺にはなかなか思いつかないタイトルだしな。どんな曲調なんだろう?聴かせてくれるか?」
きょういち「はい!よろしくお願いします!」
そしてイントロを引き始めたきょういち!前回は長渕先生の呼びかけを振り切って、およそ2分間に渡って歌い続けたが、今回はどうなのか?そして長渕先生の評価は!?
きょういち「〜♪」
長渕「若干ピッチおかしいけど、まぁ良くなってるな」
きょういち「〜♪」
長渕「ちょ、ここでいきなりファルセットになるか?」
校長「剛先生、まだ2フレーズ目です。もうちょっと聴きましょう」
きょういち「〜♪」
長渕「校長」
校長「はい」
長渕「そろそろいいんじゃねぇか?」
校長「もう少しでサビですからもうちょっと待ちましょう」
きょういち「〜♪」
長渕「校長」
校長「はい」
長渕「俺、そろそろ次があるから帰っていいか?」
校長「毎週授業してる時間に予定入れるわけないじゃないですか(笑)もうちょっとでサビ終わるんで」
きょういち「〜♪ あ、終わりました」
校長「お、歌ってみてどうだった?」
きょういち「気持ちよかったです」
長渕「そりゃお前は気持ちいいだろうな」
校長「(笑)」
長渕「前も同じやりとりした気がするな、これ」
きょういち「はい、すみません(笑)」
ちなみに今回のきょういちの演奏は1分21秒!番組オープニングでオンエアした剛先生の『俺の太陽』のオンエア尺は1分35秒!ほぼ同じでした(笑)
長渕「きょういち、前回に比べて苦心したところはどんなところ?」
きょういち「ギターを弾くところと弾かないところのアクセントを意識するようにしました」
長渕「なるほど…あとさ、ララリ〜ラ〜ラ〜ラ〜♪っていうファルセットが多かったよな?」
きょういち「はい。僕、地声だとあまり高音が出ないので…」
長渕「こういうのヨーデルって言うんだけどさ、ア〜ヨロレイヒ〜ヨ〜ロレイヒ〜レリレリレリレリレッリッホ〜♪って言ってみ?」
きょういち「ィヨロレィヒィ〜♪」
校長「(笑)」
長渕「ヨロレリヨロレリレッリッホ〜♪ はい!」
きょういち「ィレィレィレレィィレ〜ィレィホ〜ゥ♪」
校長「(笑)」
長渕「きょういち!頭の音階が違うんだよ!リズムも悪い!耳をすませ!ヨロレリヨロレリレッリッホ〜♪ はい!」
長くなるので割愛しますが、この後、長渕先生がきょういちに対してヨーデルの熱血(爆笑)指導を1分にわたって行った!文字ではこの指導の素晴らしさが伝えきれないので次にいきます!
校長「ちょっと腹痛いっす(笑)カンベンしてくださいよ…」
長渕「あのな、リズム!ファルセットの練習!それからお前が目指したギターストロークの強弱!」
きょういち「はい!」
長渕「目指したところはいいけど、さらに自分を許さず追求してテクニックを磨いて頂きたい!」
きょういち「はい!」
長渕「今度リズムについてまた抜き打ちするからな!」
きょういち「はい!すみません!」
長渕「ただな、歌詞はよかったぞ!」
校長「マジですか?よかったな、きょういち!」
きょういち「ありがとうございます!」
長渕「お前は詩人の魂があるかもしれない」
きょういち「ありがとうございます!」
校長「剛先生、ちなみに今回のきょういちは何点でしたか?」
長渕「8点」
校長「何点満点でですか?」
長渕「100点満点」
きょういち「(笑)」
校長「きょういち、厳しいな(笑)こっからだな」
きょういち「はい(笑)」
長渕「プロへの道は厳しいぞ!共に頑張ろうな!」
きょういち「はい!」
長渕「また電話すっからな!ありがとう!」
きょういち「ありがとうございました!」
きょういち!突然の電話に対応してくれて本当にありがとう!
長渕先生は本気でお前に指導してくれているということを忘れず、これからも頑張ってくれ!そしてまた突然電話するから覚悟しておくように!!!
長渕「なあ校長、ちょっと俺、心配になってきた」
校長「心配?何がですか?」
長渕「音楽をやっている生徒がさ、ラジオの向こうにごまんといるわけじゃないか。そいつらがちゃんと練習してんのか心配になってきたよ」
校長「なるほど」
長渕「だからさ、今日はここで生徒のみんなに向けて簡単な音楽の授業をやろうと思ってる。どうやって曲を作るのか、詩を書くのかっていうのをギター使ってやるからさ、校長の分も用意するよ」
校長「え?僕の分もあるんですか?」
長渕「あぁ、俺のこれ使ってくれよ」
校長「えぇ!? これ、剛先生のじゃないですか?」
長渕「そう。ギブソンのハミングバード」
校長「マジすか!? …すげぇ」
長渕「俺はギブソンのJ-45使うよ。校長どのくらいギター弾ける?」
校長「僕はコード言われたら弾けるくらいです」
長渕「じゃあC」
校長「♪」
長渕「次Aマイナー」
校長「♪」
長渕「次はF」
校長「♪」
長渕「あ、上手」
校長「ありがとうございます!」
長渕「よく言うけどFが難関じゃない。これは3ヶ月我慢して練習し続ければできるようになるけどね」
校長「そうですね、僕も最初は全然できなくて指がすごい痛かったです」
長渕「じゃあ最後にG」
校長「♪」
長渕「じゃあリズムで一緒にいきましょう」
2人「♪」
長渕「この4つのコードで好きな子に想いを伝える曲を作る授業をします」
校長「この4つだけですか?」
長渕「そうです。じゃあ次は歌詞ね。今から俺が校長に“好きな人”についての事情聴取をしてそこから作り上げてみよう」
校長「えぇ!? そんなことして頂けるんですか!」
長渕「やろうよ!じゃあ好きな子のことをイメージしてください」
校長「…はい。降臨しました」
長渕「どんな感じですか?」
校長「肌が白いです」
長渕「肌が白い。色白ってことね。髪の長さは?ショート?ロング?」
校長「ショートですかね」
長渕「ショートヘアーで肌が白い。なんて伝えたい?色白の君に」
校長「なんて?」
長渕「どんなところが好きなの?」
校長「うーん…」
長渕「考えない!直感でパッと!」
校長「目!目が好きです!」
長渕「目ね。じゃあ瞳が好きにしようか。どんな瞳をしてるの?」
校長「綺麗な瞳です。透き通るような」
長渕「なぜかっていうと、透き通るように綺麗な瞳だからさ…かな。よしできた」
校長「え?もうできたんですか?」
『ショートヘアーで 色白の君 君の瞳が大好きだ
なぜかっていうと 透き通るように きれいな瞳だから』
長渕「じゃあいってみようか。Cからね。ストロークでもいいよ、一緒に弾こう」
校長「はい」
長渕「そしてCのコードにのせて声を出してみるわけよ、ア〜(低)ア〜(中)ア〜(高)どこから歌い出したい?」
校長「ア〜(中)ですかね」
長渕「よし。じゃあショートヘアーで〜♪からいこう。次はどうする?キーをこうしたら色白〜♪くらいかな?どう続けよう?」
校長「え〜と、色白〜の君〜♪」
長渕「いい!ワンフレーズできた!ここまでもう一度!ショートヘアーで〜♪」
校長「色白〜の君〜♪」
これを繰り返して、作詞から5分ほどで曲が完成!!!
文字ではメロディーを伝えられないのがもどかしい!でも逆に聴いたことがない生徒は自分の想像力でオリジナルのメロディーをつけて楽しんでみてくれ!
校長「いいですね!これ、配信から始めましょうよ!」
長渕「長渕LOCKS!から生まれた名曲!今日はユニバーサルの副社長も来てくれてるからお願いするか(笑)」
校長「副社長!よろしくお願いします!」
長渕「(笑)」
校長「でも、本当に4つのコードだけで、しかも5分くらいで簡単にできちゃいましたね…」
長渕「だから意外と鼻歌みたいな感覚でできるわけ。要はその想いをどれだけ伝えたいかってことが大事。テクニックとか関係ないんだよ」
校長「そうですね。それを目の当たりにしました」
長渕「想いの強さが歌詞を連れて来る。メロディーを連れて来るってことだな」
校長「なんか僕もう、理論とかそういうもんだと思ってたんです、作曲って」
長渕「数学じゃないんだ、音楽っていうのはな。楽しくいこう、っていうね」
校長「本当に楽しいですね。曲を作るっていうことと、自分の気持ちが本当によくわかるっていうのと、あとは剛先生と一緒に歌わせて頂けたことが」
長渕「自分の想いが歌になる。メールもいいよ、手紙もいい。想いを馳せることはすなわち詩やメロディーになるってことだよね。それを届けようよ!その想いさえあれば音楽になるんだよ。みんなもC、Aマイナー、F、Gで曲をつくってみてほしい!」
ということで今夜の授業はこれにて終了!!!
音楽をやっている生徒諸君!ぜひC、Aマイナー、F、Gの4コードで曲を作って長渕LOCKS!まで送ってくれ!
〒102-8080 東京都千代田区麹町1-7
TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK! 長渕LOCKS!」係
そして長渕LOCKS!ではみんなからのメッセージも待ってます!
長渕先生に相談したいことでも、今挑戦していることについて聞いて欲しいってヤツでも、オールナイトライヴについてアツい想いを持っているヤツでも、富士山について語りたいヤツでも誰でも何でもOK!
ぜひ【長渕掲示板】か【メール】から声を届けてくれ!待ってるぞ!!!
ちなみに今夜の長渕先生のアドレス読みは『72点』でした!!!
それでは、また来週!
長渕語・録「数学じゃないんだ、音楽っていうのは」
M. 俺の太陽 / 長渕剛
M. 走る / 長渕剛