TRY AGAIN
長渕LOCKS! 2014.12.13 土曜日
1、2、3、4、、、、18、19、、、、、もはや何人いるのか分からない!
生放送教室に集まったこの大人の数!
なぜ大人がこんなに集まっているのかというと、今夜は長渕LOCKS!初の生放送教室からの特別授業!!!
そのスペシャルな授業を生で!この目で見ようと大人、いや“受講生”という名の関係者の皆さんが生放送教室に殺到!
授業前から生放送教室はものすごい熱気に包まれています!
校長「なんなんですかこの大人の数!」
カツカツカツ・・・(黒板に書く音)
校長「さあ、授業が始まったんですけど、この黒板を書いているのは私、とーやま校長ではございません!」
長渕「…書けた!」
校長「書けましたね!剛先生、読み上げて頂いてよろしいでしょうか!」
長渕「生放送教室!!!!!!!」
長渕「よっしゃあ!今夜の授業は生放送教室からお届けします!」
校長「剛先生、あの、盛り上がってるところ申し訳ないんですけど、その黒板の上のイラストは何ですか?」
長渕「これは俺のトレードマークだ!」
校長「トレードマーク(笑)コカンでGO! GO! GO! ってことでよろしいんでしょうか?っていうかこれ、サイトに載せても大丈夫なんですかね(笑)」
実際に生放送授業を聴いてくれていた生徒でこのイラストが何なのか気になった生徒、沢山いたと思う!剛先生が「これは怒りのマークです」と言ってたけど、上に載せているのがイラストの正体!これが怒りのマークなのかどうかは置いといて、さすがにちょっとだけ自主規制ということで一部加工しておきました!
「オイ、こっちの方がなんかアレだぞ!」という意見もあるでしょうが、これで怒られるのならその前に怒るべきものが世の中にはあふれてるだろ!ってことでこのままいきます!
校長「ついにですよ!剛先生はずっと生放送教室から授業を届けたいと言ってましたが、ようやく今日!いつもの炎の生活指導室を飛び出して生放送教室に乗り込んできましたよ!」
長渕「いや〜、このマイクの前に何万、何十万、いや、何百万もの生徒が聴いてくれてるかと思うと、もうこれはコカンが・・・」
校長「 GO! GO! GO! 」
生放送教室でも2人の息はピッタリ!
それでは炎の生放送授業、開講するぞ!!
校長「それじゃ今夜も授業を始めていきましょう!」
長渕「よーし! まずは点呼から! 名前を呼ばれた生徒はその場でしっかり返事をするように!」
【静岡県 16歳 男の子 ラジオネーム コバンザメ】!
【富山県 19歳 女の子 ラジオネーム えっぴぃ】!
【東京都 16歳 男の子 ラジオネーム フルブル】!
【長野県 17歳 女の子 ラジオネーム ぼんうぃにうぃに】!
【鹿児島県 18歳 女の子 ラジオネーム 甲突川】!
長渕「以上! 全員出席! それでは授業を始めていくぞ!!!!!!」
これまで以上にアツいテンションでスタートした今夜の授業!
しかもオープニングでオンエアしたのは、12月20日にリリースされる長渕剛先生の最新DVD/blu-ray『TSUYOSHI NAGABUCHI“ARENA TOUR 2014 ALL TIME BEST”Live! One love, one heart』で演奏された『明日へ向かって』!!!
この音源でさらにブチ上がった長渕先生が放った一言は…
長渕「校長、外はクリスマスムード一色だね」
校長「え?急にクリスマスですか!?」
長渕「いや、昨日中目黒の焼肉屋に行ったんだよ。その近くに青いイルミネーションが飾ってあってさ」
校長「ありますよね、有名なやつですよね」
長渕「そのイルミネーションに若いカップルが沢山たむろしててさ、俺はなんかさ、クリスマスのシーズンになると街がチャラつき始めるのが嫌なんだよ」
校長「いいじゃないですかそれは(笑)」
長渕「まあ昨日はその群衆の中に俺も入ってイルミネーション見てたんだけど(笑)」
校長「見てたんかい(笑)でも僕もクリスマスにはあまりいい思い出がないんですよね」
長渕「なんでなんだろうな、これは」
校長「まぁ青春時代は寂しいクリスマスばかり送ってきたからなんですかね。でも今年は…なんて言ったらいいんだろうな…寂しくないんですよ」
長渕「どうして?」
校長「剛先生がいるからです(キッパリ)」
長渕「マジかよ」
校長「2人でイルミネーション見に行きたいとか思ってます」
長渕「今グッときたわ…」
と言って長渕先生がおもむろにアコースティックギターを手に取って・・・
長渕「クリスマスの〜夜に〜 校長と二人で〜♪クリスマスの〜夜に〜 君とこうして 見つめ合うなんて〜♪For You. Merry Christmas」
校長「うわ〜、、、もうなんだよこれ!もう終わりましょう!今日はもう満足!」
突然の長渕先生即興生演奏!
校長、マジでうらやましすぎるぞ!
長渕「よし、改めて授業していこう!」
校長「はい!今日もいつものように沢山メールやカキコミが届いてますんで、生徒と話をしていきたいと思います!もしもし!!!」
生徒 「もしもし!」
長渕「炎の生活指導担当、長渕剛です!」
校長「校長のとーやまです!」
生徒 「青森県18歳、せんべい汁大好きです!」
長渕「いきなりだけどさ、せんべい汁っていうのはどういうものなの?」
説明しよう!せんべい汁とは青森県八戸市周辺の郷土料理!
せんべい汁専用の南部煎餅を用いて醤油味で煮立てた汁なのだ!
ありがとうWikipediaさん!
校長「青森はもう寒いだろ?」
せんべい汁「寒いです。雪もすごいですし」
長渕「じゃあ毎日雪かきしてるのか?」
せんべい汁「してますね、毎朝起きてやってます」
長渕「親も助かるだろう、偉いな」
せんべい汁「はい、ありがとうございます」
校長「せんべい汁大好きさ、今悩んでることがあるんだろ?」
せんべい汁「はい」
長渕「どうしたんだ、言ってみろ」
せんべい汁「今年の4月に高校を中退してしまいました」
校長「中退か…お前は18歳ってことは高3になってから中退したってことか」
せんべい汁「はい」
長渕「なんで中退したんだよ?」
せんべい汁「友人関係というか、中学からの親友がいて、親にも相談できないような悩みも相談できるやつだったんですけど、そいつとちょっとしたことでケンカしてしまって…後で俺も自分が悪かったなと思って謝っても許してくれなくて…それからだんだん学校でも1人になることが多くなって、まわりからも『アイツ、1人になったよな』みたいな視線があって、それに耐えられなくなって…親に相談して結局中退しました」
長渕「そうか…どんなケンカだったんだ?」
せんべい汁「東京の人だと分からないかもしれないですけど、青森って本当に雪が多いんですよ。それで冬は通学手段が限られてくるんです。自転車とかも使いづらくなりますし。なので冬になると僕はバスを使って通学してたんですけど、そいつは自分の親に車で送ってもらってたんです。それで、くだらないことかもしれないんですけど…バスだと朝がものすごく混んでイライラする時があるんです。それでそいつと些細な事でケンカになった時に『お前も自分の足で来いよ』って言ったら、それでそいつが『もういいよ』ってなってしまって…それから謝ったんですけどまったく許してくれなくて」
長渕「お前の親友は学校に残ってるんだろ?」
せんべい汁「はい」
長渕「それでお前だけ中退してしまったっていうのがな…学校で1人になることがつらくて中退したっていうこともあるんだろうけど、理由はそれだけか?」
せんべい汁「他の理由ですか…信頼できるものがなくなってしまったっていうことですかね…」
長渕「なるほどな。ケンカの理由はすごく些細な事なんだろうけど、親友がその言葉で何を感じたのかは分からないしな…でもお前が“信頼できるものがなくなった”っていうのはすごく分かるよ」
校長「それでお前は今までどうしてたんだ?4月に中退したってことはもう結構月日が経ってるけど」
せんべい汁「正直何も考えたくない日々が続いたんですけど、このままじゃダメだと思って、来年3月に別の高校の3年に編入してやり直そうと思って、勉強を始めました」
校長「そうか、剛先生、これはひとつ前を向いたと思っていいですよね?」
長渕「そうだな。せんべい汁さ、中退してる時に何が良くて何が悪かったかって考えることできるか?」
せんべい汁「何が良くて悪かったか…良かったと感じたことは、親のありがたみですかね。家にずっといると親が炊事洗濯をやっているのを目の当たりにするんですけど、今までは当たり前にやってもらっていたことの裏側の苦労が見えたというか、親には恥ずかしくて直接言えないですけど本当にありがたいなと思います」
長渕「そうか…悪かったことは?」
せんべい汁「悪かったことは、やっぱりみんなと勉強したいというか。勉強したいけどできないもどかしさというか、上手く言えないんですけど、そういうことですかね」
長渕「あのさ、今まで話しててお前の言葉で響いたことがあるんだよ」
せんべい汁「なんですか?」
長渕「信頼できるものがなくなった、ってことだ」
せんべい汁「…はい」
長渕「信じてたものがなくなった時に人はね、ものすごく悲しい思いになるよな。俺は今でもそうだよ。コイツだけは絶対に信じて、コイツも俺のこと分かってくれると思って、それだけを頼りに生きてきたのに、その信じたものがなくなった時、人はどん底にたたき落とされるよな」
せんべい汁「そうですね…」
長渕「でもその信頼できるものがなくなって、中退という大きな決断をしたお前が、中退を経験してよかったこと、そして悪かったことをしっかり見つけられてるっていうことがすごく嬉しかったよ、俺は」
せんべい汁「ありがとうございます」
長渕「道の途中で止まるとさ、今まで一緒に走ってたやつはどんどん先に行ってしまう。自分だけは置いてけぼりになって、劣等感というか負けたような気持ちになってしまうよな」
せんべい汁「はい、むなしくなります」
長渕「本来俺たちは何も考えずにな、信じたものをひたすら信じて進んでいけたら楽なんだろうけど、人間っていうのはたまに『これでいいんだろうか』ってふと立ち止まって考える生き物なんだと思うんだよ。で、俺はね、お前がもう一度高校にトライしようとしている姿勢がすごくカッコいいと思う」
校長「俺もそう思うよ、せんべい汁」
長渕「そうだよな、校長。こいつはさ、自分で傷ついたから立ち止まったんだよ。それは人から言われて立ち止まったんじゃない。自分で決意して立ち止まった、つまり中退したんだ。そして約1年間いろんなことを考えて見えなかったものが見えてきた。そしてまた自分で次のトライを決めたんだよ。そうだよな、せんべい汁?」
せんべい汁「はい」
長渕「俺はね、声を大にして言いたいのはね、自分で決めたことだったら何回失敗しても立ち上がれる!人に言われて決めたことはね、失敗したら人のせいにしちゃいたくなるよ」
せんべい汁「そうですよね」
長渕「だけど自分で決めて、自分で立ち上がっていく。何度でも失敗して失敗して失敗して、その失敗の数こそがね、お前の自信につながるんだよ」
せんべい汁「はい!」
長渕「だから人は失敗しても何度でもやりなおせるってことをね、お前と今日話して共有できたと思う」
せんべい汁「ありがとうございます!」
長渕「せんべい汁!俺はお前のやってることは正しいと思うぞ!いや、思うじゃなくて、正しい!もし俺だったらな、傷ついてもね、その場所で傷ついた気持ちを横に置きながらそいつと足並みを揃えて生きていったかもしれない。信じるってことはそれほどまでに傷つきやすいことなんだよ、裏切られたら」
せんべい汁「はい。すごく身にしみて感じます」
長渕「だからお前は俺の高校時代よりすごく正直に生きているんだと思う。俺な、お前に今日はこの歌を歌ってあげたいと思う。聴いてくれるかい?」
せんべい汁「はい、聴きます」
そう言って長渕先生が歌ってくれたのが『TRY AGAIN』。
過去の自分への後悔、そしてそこから自分を見つめ直し、また未来へトライしていこうとするせんべい汁のために、そして同じ気持ちを抱えている全ての生徒に向けて、生放送教室のマイクを通して全国に叫んでくれました。
せんべい汁「・・・・・・・・・」
校長「せんべい汁大好き?」
せんべい汁「・・・はい」
長渕「歌ったぞ!お前のために!」
せんべい汁「ありがとうございます!」
長渕「魂込めて歌ったぞ!届いたか?」
せんべい汁「もう…この曲を聴いて、歯を食いしばって頑張っていかなきゃいけないと思いました」
校長「お前、とんでもねぇモンもらったな」
せんべい汁「はい…もうすごい力になりました」
長渕「俺は今日、こうやって何かを信じていきたいという男に出会えたことが嬉しいよ。俺も今でもたくさん傷ついているんだけど、人を信じる力、人を信じてみようとする力、これがね、一番素直な人間の根底にある大事な心だよ。俺もお前に負けないようにね、人を信じて生きていきたい。そう思った」
せんべい汁「…はい!ありがとうございます!」
校長「よし!せんべい汁!これから頑張れよ!」
長渕「頑張れ!」
せんべい汁「はい!頑張ります!」
校長「剛先生、俺、剛先生が歌った後の顔がすごく素敵だったというか、すごく優しい顔をされてたんですよ。それを見て、本当に歌に想いを込めてくれたんだなって感じて。その想いがせんべい汁大好きに届いたんだと実感したんだろうなって感じたんですよ」
長渕「そうだね。そして今日この授業を聴いてくれていた生徒にも届いてくれたらいいなと思う。人を信じて生きていって欲しい、そう思います」
人を信じるということはこれまでの授業でも何度か長渕先生が話してくれていましたが、今日の授業を通して、さらに人を信じて、そして自分も人に信じてもらえるように生きていかなければいけないと感じました。
今日の授業で「人を信じること」について色々と考えてしまった生徒がいたら、ぜひ長渕LOCKS!の他の授業の放送後記も読んでみて欲しい。
といったところで初の生放送授業は終了!!!
ちなみに生アドレス読みの校長採点は27点!
次に生放送教室から授業を届けるのはいつになるのか…
リアルタイムで聴いていて、今夜の授業が最高だったと思った生徒はドンドン【長渕掲示板】と【メール】に声を届けてくれ!
そしてもちろん、お前の悩み、今全力で打ち込んでいること、立ち向かっていること、長渕先生と話がしたいこと、何でも送ってきてくれてOKだ!
お前たちの声がさらに大きくなっていくことを長渕LOCKS! は大いに期待しているぞ!
長渕語・録「自分で決めたことだったら何回失敗しても立ち上がれる!人に言われて決めたことはね、失敗したら人のせいにしちゃいたくなるよ」
M 明日へ向かって(“ARENA TOUR 2014 ALL TIME BEST”Live! One love, one heart) / 長渕剛
M TRY AGAIN(Studio Live) / 長渕剛