長渕LOCKS!から生徒のみんなへ
悲しみに負けずに前進し続けた最後の授業、生徒のみんなにはどんな風に届いたでしょうか。この最終回のみならず、これまでの全ての授業を通して、君の心に何かしらの想いが着火されていたら嬉しいです。
これからは8月22日の富士山麓オールナイトライヴに向けて、長渕先生は突き進んでいきます。我がSCHOOL OF LOCK!は長渕先生の意志を引き継ぎ、この授業で募集していた『富士合宿』の当選者、そして富士合宿のために制作する『長渕LOCKS!オリジナルTシャツ』についてのプロジェクトを推し進めていきます。そして同じように、[ 長渕掲示板 ]は今後も稼働していきます。8月22日に向けた君の想い、長渕先生へのエール、自分自身が今思っていることや悩んでいることなど、これまでと同じように活用して欲しいと思います。
では、長渕LOCKS!はこの授業をもって休講!!
今この時をさよならと呼ぶつもりはない!! また会おう!約束だ!!!!
これからは8月22日の富士山麓オールナイトライヴに向けて、長渕先生は突き進んでいきます。我がSCHOOL OF LOCK!は長渕先生の意志を引き継ぎ、この授業で募集していた『富士合宿』の当選者、そして富士合宿のために制作する『長渕LOCKS!オリジナルTシャツ』についてのプロジェクトを推し進めていきます。そして同じように、[ 長渕掲示板 ]は今後も稼働していきます。8月22日に向けた君の想い、長渕先生へのエール、自分自身が今思っていることや悩んでいることなど、これまでと同じように活用して欲しいと思います。
では、長渕LOCKS!はこの授業をもって休講!!
今この時をさよならと呼ぶつもりはない!! また会おう!約束だ!!!!
生きている実感
長渕LOCKS! 2014.10.4 土曜日
普段は誰もいない土曜日の校舎の中に足音が…
その音の主は…わが校の長・とーやま校長。
土曜日のこんな時間に、しかもかなり緊張した面持ちで向かったその先は…
校長「(大丈夫だ…俺は校長なんだから…。き、緊張する必要ないんだから…)
し、失礼します!!校長のとーやまです!」
長渕「声が小さいぞぉ!!部屋に入ってくる時は、“学年"と“名前"を大きな声で言ってからだ、って言っただろ?何もできなくていいから、声くらい出そう……あ、校長か」
校長「…ちょっと!校長ですよ!!」
長渕「ごめんごめん。本読んでたからさ。まさか校長が来るなんて思ってないからさ。で、何?」
校長「(ノックもしたはずなんだけどなぁ。)あのー今回いろいろとありまして、この炎の生活指導室にお邪魔させて頂いたんですけど、剛先生は僕より20歳くらい年上ですよね?」
長渕「いきなり何の話だ?でも、年齢そんなに上かな?」
校長「あ…いや、10歳くらいですかね?」
長渕「そーかな!(笑)」
長渕「お前50メートル走れるか?ダッシュで」
校長「え!? 50メートル走ですか?多分…」
長渕「若けりゃいいってもんじゃないんだよ。俺はいまだに走るぜ?坂道ダッシュもね」
校長「何本くらい走るんですか?」
長渕「10本!! 今度やるか? 合宿で!」
校長「や、やります!」
長渕「よし!」
校長「…いや、ちょっと待ってください!一応、僕の役職が校長なんですけ…」
長渕「校長だからやるんだよ!!」
校長「そうです!校長だからやるんです!(負けるな俺! 役職は俺の方が上なんだから!)」
長渕「そうだろう!」
校長「そう…だな」
長渕「…!? オイ!(笑)」
校長「いやいやいや!すみません!一応役職は僕の方が上なので…」
長渕「OK(笑)分かったよ。まぁでも校長、俺がここに来たからには俺なりの流儀って言うもんがあるからさ、そこんとこよろしく頼むよ。校長に恥かかせないように精一杯努めるからさ」
校長「はい!よろしくお願いします!」
校長「それでは長渕先生!早速授業を始めていきましょう!」
ビビりながらも長渕先生としっかり握手を交わしたとーやま校長!
そうです!今2人がいる部屋は『炎の生活指導室』!!!
そして、この部屋でこれから半年間、生徒のみんなと授業をしていくのが、
わが校の“炎の生活指導"担当・長渕剛先生!!!!
長渕先生!これから半年間、アツい指導よろしくお願いします!!
そして校長先生は長渕先生の合宿に参加して痩せて下さい!!! っていうか痩せろ!!!!!!
話がそれましたが、長渕先生が黒板を手に取りました!
さあ、黒板にしたためるのは、このクラスが半年で向かうべき目標!
その目標とは…
SCHOOL OF LOCK! SATURDAY長渕LOCKS! 開講です!!!!!!
校長「いやー始まりましたね!」
長渕「始まったねぇ!俺は始終アツい男だからさ、今日はお手柔らかに頼むよ」
校長「やるじゃねーか!剛!!!」
長渕「おいおいおいおい(笑)」
校長「剛先生!さっきも言いましたけど、僕は一応校長なんで、ね?(笑)」
長渕「そっかそっか(笑)OK!!『縦の尊敬、横の連帯』が俺の主義だからよろしく頼むよ!」
校長「ありがとうございます!それで今回は長渕先生を“炎の生活指導担当"としてお呼びしたんですよ。これはただの“生活指導担当"ではないってことですよね!」
長渕「そうだな。人間ってのは燃えなきゃダメなんだよ!人間は生きてるって実感がなきゃ。今日を精一杯生きて、のたうち回るくらい苦しむのが人間だから!そーゆー生き方をみんなと一緒にしていきたい!」
校長「はい!」
長渕「校長!お前、今めっちゃくちゃイイ顔してるよ!眼光がイイよ!」
校長「剛!お前もイイ顔してるぜ!」
長渕「おいおい、参ったな(笑)」
攻めている!校長が攻めている!
でもそんな校長のツッコミを笑って流してくれる長渕先生の心の広さ!
生徒諸君!これが男の中の男だぞ!よく見ておくように!
校長「さて、黒板にはこのクラスの目標ということで“富士合宿"と書いてくださったわけですが…」
長渕「俺はね、来年8月22日に行われる夜を徹してのオールナイトライブに、今ラジオを聞いている10代に参戦してもらいたいわけよ」
校長「【長渕剛10万人オールナイトライブ2015 in 富士山麓】ですね?」
長渕「そう。そこで一緒にクタクタになるまで叫んで、我らが父母である富士に魂をぶつけて、朝日を引きずり出したいと思ったんですよ」
校長「何故、富士という場所を選ばれたんですか?」
長渕「実は富士には裏と表があることを知ったんだよね。ここでは“西"と“東"って言い方させてもらうけど、東側には自衛隊の演習場があって若い自衛隊員たちが戦争のための実弾演習してるんですよ。しかも雨・風・雷雨の激しい自然の中でね。そこには俺の知らない富士の姿があったんだよ」
その演習場に赴いた長渕先生は、現地で演習している若い自衛隊員に、
「ここで実弾演習をして、何を思うか」と質問。
そして返ってきた答えは、長渕先生が思いもよらないものでした…
「ここでやってる実弾演習の距離は8kmなんですが、この砲弾は20km砲弾なんです。
本当は20kmの距離で練習しなければならないので、この距離では練習になりません。
だから我々は時々、アメリカの演習場で20km砲弾の練習をさせてもらっています」
この事実に驚いた長渕先生。続けてこう質問しました。
「戦争が起きたら、行きたいですか?」
自衛隊員はポツリとこう呟きました。
「行きたいわけありません…」
長渕「演習にならないと思いながら、演習をやっている。そして日本の父母である雄大な富士のどてっぱらに、彼らはとにかく複雑な思いで砲弾を打ち込んでいる、その悲痛な顔が忘れられなかった」
そんな想いを抱えつつ、長渕先生は富士の西側へ回りました。
長渕「もう完全に別世界だったね。富士の西側には、“ふもとっぱら"という広大な自然があって、その向こうには僕らの父母であり、世界遺産でもある富士がそびえていたんだよ。だけどさ、その姿を見たときに俺は『この西富士はこんなにも美しいのに、背中、つまり富士の東側には砲弾が撃ち込まれているんだな…』って思ったんだ。その時、俺は覚悟が決まったね」
覚悟…富士山の抱える表と裏に直面した長渕先生が決めたこととは…?
長渕「俺はさ、この雄大な“ふもとっぱら"に若い人たち、自分のファン、ファン以外の人たちを含め10万人を集めて、『我々は砲弾を死んでも撃たねぇ!だけども魂と歌と父母である富士への想いを曲にのせて撃つことはできる』ってことを夜を徹して叫びたいんだよ。そしたらさ、富士が何か表情を見せてくれるかもしれない。それは『痛い』って涙なのか、『ありがとう』って表情なのかは分からない。でも10万人でこの合宿をして、朝日を引きずり出した時に、俺達は何か大切なことに気づくかもしれない。そう思って僕は、この生活指導室に来ました」
そんな長渕先生に対して生徒のみんなが魂の叫びをぶつける場所として、[ 長渕掲示板 ]
が立ちあがっています。長渕先生へのアツい想い、聞いてほしい想い。なんでもいいの
でみんなの叫びを聞かせてください。
タイトル 長渕剛先生
はじめまして!早速なんですが、悩みを書き込ませてください。僕はなんで今、ここにいるのかわかりません。前まで、好きな人のために生きていると思っていました。でも、最近それは違うなって思えることがたくさんありました。そしたら、自分の生きてるわけがわからなくなって、なんでここにいるのかわからなくなってしまいました。やりたいことはたくさんあります。でも、それはここにはありません。こんな中途半端な気持ちで今、生きてる自分も嫌いになってきました。
長渕「これは人を好きになるってことがひとつ終わったからだな」
校長「その子への想いが無くなったから、分からなくなったということですか?」
長渕「そうだね。僕は思うんだけど、人間って自分のために生きてないんだよ。誰かのためにいるから自分を感じることができるんだな。その誰かって言うのはこいつにとっては好きな子だったんだよ。要するに俺がしびれてるアイツに言いたいのは、『お前間違ってないよ』ってこと。お前は彼女のために生きてる時、確かに輝いてたし、そのために生きてきた自分は絶対ブラボーだよ」
長渕「もっと言うと、恋が終わってしまった時に挫折や虚しさを感じる。これを感じなかったらダメだよ。感じるからこそ次の目標が定まって行く。そこで『自分の命は誰のために生きればいいのか』が見えてくるから。だから今はじっと待てってこと」
校長「じっと待てば、また別に好きな人が現れるかもしれませんし、自分にとっての大切な人が分かるってことですか?それは友達だったり家族だったりすることもある思いますが」
長渕「そう。いつか見えてくるから。好きな人のために生きてきて、恋が終わって虚しさを感じていても、そんな自分を良しとしてやれってことだな」
校長「じゃあそんな自分を嫌いになる必要はないってことですか?」
長渕「そう!むしろ好きになれよ。褒めてやれよ。その子のために生きてこれた自分を褒めてやれよ!」
校長「そうですよね!」
長渕「そうだよ!あとさ、バカは傷つかないんだよ。でもこいつは傷ついてんじゃん!そこが人間だっつーの!生きる実感なんだよ!悩みも苦しみも生きてるからこそ感じられるんだよ。俺好きだねぇ、こーゆーやつ」
校長「…なるほど。我が校にはこんな悩みを持ってる生徒がいっぱいいて、同じ悩みに見えても全員違うんですよ。でもどこかで繋がっていたり…。長渕先生、これから半年間、こういう生徒たちにたくさん言葉をかけていって欲しいなと校長の僕は思います。そこで生徒たちの未来が少しでも変わって欲しいと思ってます」
長渕「もちろん。俺はさ、教科書に載ってるような言葉は言わない。生徒といかに真剣に向き合ってるかって伝えるには“体験"しかないと思ってる。これは威張ることじゃなくて、俺は自分自身たくさん後悔して、苦しんできた。そのことを武器として伝えていくには今しかないんだと思ってる。だからさ、マジで真剣にお前らと向き合いたいと思ってるからさ、頼むな!」
全身全霊をかけてみんなと向き合ってくれることを誓ってくれた長渕剛先生。
誰かの目を気にしたり、見栄を張る必要は全くない!キミたちの心の声を、魂の叫びを遠慮なくぶつけて欲しい![ 掲示板 ]と[ メール ]で待っているぞ!
目指すは2015年8月22日!『富士合宿』!
長渕先生!半年間、炎の生活指導よろしくお願いします!
【OA LIST】
M Success / 長渕剛
M HOLD YOUR LAST CHANCE 2014 / 長渕剛
M Myself / 長渕剛
今日の長渕語・録『バカは傷つかないんだよ。でもこいつは傷ついてんじゃん!そこが人間だっつーの!生きる実感なんだよ!悩みも苦しみも生きてるからこそ感じられるんだよ。俺好きだねぇ、こーゆーやつ。』
その音の主は…わが校の長・とーやま校長。
土曜日のこんな時間に、しかもかなり緊張した面持ちで向かったその先は…
校長「(大丈夫だ…俺は校長なんだから…。き、緊張する必要ないんだから…)
し、失礼します!!校長のとーやまです!」
長渕「声が小さいぞぉ!!部屋に入ってくる時は、“学年"と“名前"を大きな声で言ってからだ、って言っただろ?何もできなくていいから、声くらい出そう……あ、校長か」
校長「…ちょっと!校長ですよ!!」
長渕「ごめんごめん。本読んでたからさ。まさか校長が来るなんて思ってないからさ。で、何?」
校長「(ノックもしたはずなんだけどなぁ。)あのー今回いろいろとありまして、この炎の生活指導室にお邪魔させて頂いたんですけど、剛先生は僕より20歳くらい年上ですよね?」
長渕「いきなり何の話だ?でも、年齢そんなに上かな?」
校長「あ…いや、10歳くらいですかね?」
長渕「そーかな!(笑)」
長渕「お前50メートル走れるか?ダッシュで」
校長「え!? 50メートル走ですか?多分…」
長渕「若けりゃいいってもんじゃないんだよ。俺はいまだに走るぜ?坂道ダッシュもね」
校長「何本くらい走るんですか?」
長渕「10本!! 今度やるか? 合宿で!」
校長「や、やります!」
長渕「よし!」
校長「…いや、ちょっと待ってください!一応、僕の役職が校長なんですけ…」
長渕「校長だからやるんだよ!!」
校長「そうです!校長だからやるんです!(負けるな俺! 役職は俺の方が上なんだから!)」
長渕「そうだろう!」
校長「そう…だな」
長渕「…!? オイ!(笑)」
校長「いやいやいや!すみません!一応役職は僕の方が上なので…」
長渕「OK(笑)分かったよ。まぁでも校長、俺がここに来たからには俺なりの流儀って言うもんがあるからさ、そこんとこよろしく頼むよ。校長に恥かかせないように精一杯努めるからさ」
校長「はい!よろしくお願いします!」
校長「それでは長渕先生!早速授業を始めていきましょう!」
ビビりながらも長渕先生としっかり握手を交わしたとーやま校長!
そうです!今2人がいる部屋は『炎の生活指導室』!!!
そして、この部屋でこれから半年間、生徒のみんなと授業をしていくのが、
わが校の“炎の生活指導"担当・長渕剛先生!!!!
長渕先生!これから半年間、アツい指導よろしくお願いします!!
そして校長先生は長渕先生の合宿に参加して痩せて下さい!!! っていうか痩せろ!!!!!!
話がそれましたが、長渕先生が黒板を手に取りました!
さあ、黒板にしたためるのは、このクラスが半年で向かうべき目標!
その目標とは…
SCHOOL OF LOCK! SATURDAY長渕LOCKS! 開講です!!!!!!
校長「いやー始まりましたね!」
長渕「始まったねぇ!俺は始終アツい男だからさ、今日はお手柔らかに頼むよ」
校長「やるじゃねーか!剛!!!」
長渕「おいおいおいおい(笑)」
校長「剛先生!さっきも言いましたけど、僕は一応校長なんで、ね?(笑)」
長渕「そっかそっか(笑)OK!!『縦の尊敬、横の連帯』が俺の主義だからよろしく頼むよ!」
校長「ありがとうございます!それで今回は長渕先生を“炎の生活指導担当"としてお呼びしたんですよ。これはただの“生活指導担当"ではないってことですよね!」
長渕「そうだな。人間ってのは燃えなきゃダメなんだよ!人間は生きてるって実感がなきゃ。今日を精一杯生きて、のたうち回るくらい苦しむのが人間だから!そーゆー生き方をみんなと一緒にしていきたい!」
校長「はい!」
長渕「校長!お前、今めっちゃくちゃイイ顔してるよ!眼光がイイよ!」
校長「剛!お前もイイ顔してるぜ!」
長渕「おいおい、参ったな(笑)」
攻めている!校長が攻めている!
でもそんな校長のツッコミを笑って流してくれる長渕先生の心の広さ!
生徒諸君!これが男の中の男だぞ!よく見ておくように!
校長「さて、黒板にはこのクラスの目標ということで“富士合宿"と書いてくださったわけですが…」
長渕「俺はね、来年8月22日に行われる夜を徹してのオールナイトライブに、今ラジオを聞いている10代に参戦してもらいたいわけよ」
校長「【長渕剛10万人オールナイトライブ2015 in 富士山麓】ですね?」
長渕「そう。そこで一緒にクタクタになるまで叫んで、我らが父母である富士に魂をぶつけて、朝日を引きずり出したいと思ったんですよ」
校長「何故、富士という場所を選ばれたんですか?」
長渕「実は富士には裏と表があることを知ったんだよね。ここでは“西"と“東"って言い方させてもらうけど、東側には自衛隊の演習場があって若い自衛隊員たちが戦争のための実弾演習してるんですよ。しかも雨・風・雷雨の激しい自然の中でね。そこには俺の知らない富士の姿があったんだよ」
その演習場に赴いた長渕先生は、現地で演習している若い自衛隊員に、
「ここで実弾演習をして、何を思うか」と質問。
そして返ってきた答えは、長渕先生が思いもよらないものでした…
「ここでやってる実弾演習の距離は8kmなんですが、この砲弾は20km砲弾なんです。
本当は20kmの距離で練習しなければならないので、この距離では練習になりません。
だから我々は時々、アメリカの演習場で20km砲弾の練習をさせてもらっています」
この事実に驚いた長渕先生。続けてこう質問しました。
「戦争が起きたら、行きたいですか?」
自衛隊員はポツリとこう呟きました。
「行きたいわけありません…」
長渕「演習にならないと思いながら、演習をやっている。そして日本の父母である雄大な富士のどてっぱらに、彼らはとにかく複雑な思いで砲弾を打ち込んでいる、その悲痛な顔が忘れられなかった」
そんな想いを抱えつつ、長渕先生は富士の西側へ回りました。
長渕「もう完全に別世界だったね。富士の西側には、“ふもとっぱら"という広大な自然があって、その向こうには僕らの父母であり、世界遺産でもある富士がそびえていたんだよ。だけどさ、その姿を見たときに俺は『この西富士はこんなにも美しいのに、背中、つまり富士の東側には砲弾が撃ち込まれているんだな…』って思ったんだ。その時、俺は覚悟が決まったね」
覚悟…富士山の抱える表と裏に直面した長渕先生が決めたこととは…?
長渕「俺はさ、この雄大な“ふもとっぱら"に若い人たち、自分のファン、ファン以外の人たちを含め10万人を集めて、『我々は砲弾を死んでも撃たねぇ!だけども魂と歌と父母である富士への想いを曲にのせて撃つことはできる』ってことを夜を徹して叫びたいんだよ。そしたらさ、富士が何か表情を見せてくれるかもしれない。それは『痛い』って涙なのか、『ありがとう』って表情なのかは分からない。でも10万人でこの合宿をして、朝日を引きずり出した時に、俺達は何か大切なことに気づくかもしれない。そう思って僕は、この生活指導室に来ました」
そんな長渕先生に対して生徒のみんなが魂の叫びをぶつける場所として、[ 長渕掲示板 ]
が立ちあがっています。長渕先生へのアツい想い、聞いてほしい想い。なんでもいいの
でみんなの叫びを聞かせてください。
タイトル 長渕剛先生
はじめまして!早速なんですが、悩みを書き込ませてください。僕はなんで今、ここにいるのかわかりません。前まで、好きな人のために生きていると思っていました。でも、最近それは違うなって思えることがたくさんありました。そしたら、自分の生きてるわけがわからなくなって、なんでここにいるのかわからなくなってしまいました。やりたいことはたくさんあります。でも、それはここにはありません。こんな中途半端な気持ちで今、生きてる自分も嫌いになってきました。
しびれてるアイツ
男/15/愛知県
男/15/愛知県
長渕「これは人を好きになるってことがひとつ終わったからだな」
校長「その子への想いが無くなったから、分からなくなったということですか?」
長渕「そうだね。僕は思うんだけど、人間って自分のために生きてないんだよ。誰かのためにいるから自分を感じることができるんだな。その誰かって言うのはこいつにとっては好きな子だったんだよ。要するに俺がしびれてるアイツに言いたいのは、『お前間違ってないよ』ってこと。お前は彼女のために生きてる時、確かに輝いてたし、そのために生きてきた自分は絶対ブラボーだよ」
長渕「もっと言うと、恋が終わってしまった時に挫折や虚しさを感じる。これを感じなかったらダメだよ。感じるからこそ次の目標が定まって行く。そこで『自分の命は誰のために生きればいいのか』が見えてくるから。だから今はじっと待てってこと」
校長「じっと待てば、また別に好きな人が現れるかもしれませんし、自分にとっての大切な人が分かるってことですか?それは友達だったり家族だったりすることもある思いますが」
長渕「そう。いつか見えてくるから。好きな人のために生きてきて、恋が終わって虚しさを感じていても、そんな自分を良しとしてやれってことだな」
校長「じゃあそんな自分を嫌いになる必要はないってことですか?」
長渕「そう!むしろ好きになれよ。褒めてやれよ。その子のために生きてこれた自分を褒めてやれよ!」
校長「そうですよね!」
長渕「そうだよ!あとさ、バカは傷つかないんだよ。でもこいつは傷ついてんじゃん!そこが人間だっつーの!生きる実感なんだよ!悩みも苦しみも生きてるからこそ感じられるんだよ。俺好きだねぇ、こーゆーやつ」
校長「…なるほど。我が校にはこんな悩みを持ってる生徒がいっぱいいて、同じ悩みに見えても全員違うんですよ。でもどこかで繋がっていたり…。長渕先生、これから半年間、こういう生徒たちにたくさん言葉をかけていって欲しいなと校長の僕は思います。そこで生徒たちの未来が少しでも変わって欲しいと思ってます」
長渕「もちろん。俺はさ、教科書に載ってるような言葉は言わない。生徒といかに真剣に向き合ってるかって伝えるには“体験"しかないと思ってる。これは威張ることじゃなくて、俺は自分自身たくさん後悔して、苦しんできた。そのことを武器として伝えていくには今しかないんだと思ってる。だからさ、マジで真剣にお前らと向き合いたいと思ってるからさ、頼むな!」
全身全霊をかけてみんなと向き合ってくれることを誓ってくれた長渕剛先生。
誰かの目を気にしたり、見栄を張る必要は全くない!キミたちの心の声を、魂の叫びを遠慮なくぶつけて欲しい![ 掲示板 ]と[ メール ]で待っているぞ!
目指すは2015年8月22日!『富士合宿』!
長渕先生!半年間、炎の生活指導よろしくお願いします!
【OA LIST】
M Success / 長渕剛
M HOLD YOUR LAST CHANCE 2014 / 長渕剛
M Myself / 長渕剛
今日の長渕語・録『バカは傷つかないんだよ。でもこいつは傷ついてんじゃん!そこが人間だっつーの!生きる実感なんだよ!悩みも苦しみも生きてるからこそ感じられるんだよ。俺好きだねぇ、こーゆーやつ。』
- 2024.11.21 [Thu]
11月28日(木)の「乃木坂LOCKS!」は・・・ - 2024.11.21 [Thu]
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