長渕 LOCKS!

長渕LOCKS!から生徒のみんなへ

悲しみに負けずに前進し続けた最後の授業、生徒のみんなにはどんな風に届いたでしょうか。この最終回のみならず、これまでの全ての授業を通して、君の心に何かしらの想いが着火されていたら嬉しいです。

これからは8月22日の富士山麓オールナイトライヴに向けて、長渕先生は突き進んでいきます。我がSCHOOL OF LOCK!は長渕先生の意志を引き継ぎ、この授業で募集していた『富士合宿』の当選者、そして富士合宿のために制作する『長渕LOCKS!オリジナルTシャツ』についてのプロジェクトを推し進めていきます。そして同じように、[ 長渕掲示板 ]は今後も稼働していきます。8月22日に向けた君の想い、長渕先生へのエール、自分自身が今思っていることや悩んでいることなど、これまでと同じように活用して欲しいと思います。

では、長渕LOCKS!はこの授業をもって休講!!
今この時をさよならと呼ぶつもりはない!! また会おう!約束だ!!!!

『土』から想う事

長渕LOCKS! 2014.11.29 土曜日


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前回、元気が良いのを褒められた校長が今夜も!元気に炎の生活指導室に訪れているぞ!その時剛先生は……?

校長「(よし!とにかく元気に挨拶だ!)失礼します!校長のとーやまです!!」

長渕「………」

校長「(あれ?聞こえてないのかな?)校長のとーやまで…」

長渕「うるせぇな!聞こえてるよ!今日は忙しいんだからもうちょっと静かにしてくれよ!!」

校長「すいません!やっぱり剛先生の新曲『コカンがGO!GO!GO!』の譜面を書くのは大変ですよね!この間は“Aメロ"の部分もできてましたからね!『コカンがGO~♪GO~♪…』」

長渕「だからメロディが違う……じゃなくて!俺はそんな曲出さねぇよ!」

校長「え?そうなんですか?」

長渕「そうだよ!今、先々週の授業で生徒に出した宿題の感想文を採点してるんだから、少し静かにしてくれよ!」

校長「あ!そうだったんですか!どうですか?生徒たちは宿題出してますか?」


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長渕「それがね…みんな偉い!結構出してくれてるんだよね!だから少し紹介させてください。」



人類は進化しました。様々な厳しい状況下においても、生き抜いてきました。
そして今の我々の生活があります。今は誰もが便利だね〜と、口にします。
人間はすごいです。不可能を可能にする能力をもって生まれました。
努力すると言う術(すべ)を学びました。諦めないと言う術を学びました。
そしてたくさん発明しました。
そのお陰でネットが発達し、移動が楽になり、薬で治療できるようになり…などと
我々にたくさんの益(えき)をもたらしてくれました。
しかし、我々は発明しなくていいものまで作ってしまいました。
他人に対する不信感、不必要な気遣い、無駄な我慢、止まらない欲望。
メリットにはデメリットが付き物です…。
私たちの心はいろいろな発明品に左右されることなく、
ありのままに育っていけばいいなぁと思いました。
マルゲリータちゃん
女/18/秋田県




長渕「校長。この感想文どうですか?」


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校長「すごいですね。僕たちって今の便利なものが当たり前になっていて、その便利なものがどう作られて、どんなメリットやデメリットがあるかなんて考えなくなっていると思うんですよ。」

校長「今回の剛先生の話をきっかけに、改めて自分の周りのものについて考えることができているのがすごく嬉しいです。」

長渕「本当に今の便利さが当たり前になってしまってるもんね。でもそれに慣れてしまうと、『幸せなのか』『不幸せ』なのかすら分からなくなってしまうからね。」

校長「本当にそう思います。考える時間って大事ですよね!」

長渕「そうだね。それにしてもマルゲリータちゃんの文章は本当に難しくてびっくりしました笑 じゃあ採点しようかな!」

校長「ずばりマルゲリータちゃんの感想文は何点ですか!?」

長渕「87点!!」

校長「これは…高得点ですよね!?」


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長渕「もちろん!」

校長「なぜ“87点"なんですか?」

長渕「なんとなく!!それでは授業を始めていきます!」

先々週の授業を聞き逃してしまった生徒は【長渕LOCKS!放送後記】をしっかり読んで感想文を提出してくれ!【長渕掲示板】と【メール】で待ってるぞ!

それでは今夜も“炎の生活指導室"が開講だ!まずは点呼から!名前を呼ばれた生徒は大きな声で返事をするように!

長渕「【 大阪府 19歳 男の子 ラジオネーム 万年坊主 】!
【 埼玉県 17歳 男の子 ラジオネーム 和海(カズミ) 】!
【 香川県 15歳 女の子 ラジオネーム 夕焼けファイター 】!
【 鹿児島県 19歳 男の子 ラジオネーム 好球必打(こうきゅうひつだ) 】!
【 大阪府 16歳 女の子 ラジオネーム たーちょ 】!」

長渕「全員出席!それでは授業をはじめます!」

校長「よろしくお願いします!では感想文がたくさん届いてるみたいなので、紹介してもいいですか?」

長渕「お願いします。」




私、たまに空とかを見て、「何で空って青いんやろ…」とか、「宇宙ってよばれてるあの暗い空間は何があって出来たのかな…」とか、「その中に出来た地球という場所に今自分が生きていられてるのって、本当にすごいことやな…」とか…笑 そういうのを考えたときに、自然って凄いなって思います。……変ですかね?笑 今日学校で友達に言ったら、「変なのー!」って言われちゃいました笑笑
サスケ雷舞?
女/15/兵庫県





校長「こんな感想文も届いてるんですが…どうですか?」

長渕「僕もまったく同じことを考えることがあります。僕は実家が鹿児島なんですけど、東京で少し疲れた時に帰ったりして地元を歩くんです。鹿児島のきれいな海やその海が夕焼けで真っ赤に染まっていたり、満天の星が夜空に瞬いてるのを見ると、サスケ雷舞ちゃんのように『こんなきれいな星に生まれたんだなぁ』なんて考えるわけです。ただその時に『誰かと共有したい』と思うんだけど…隣には誰もいないんだよね。そんな時にはギターを弾いて歌にして届けたくなるんだよね。」

校長「そうなんですね。僕も音楽が大好きでよく聞くんですけど、もちろん1人で聞いてるときには『自分に歌ってくれている』って思って『いいな』とは思うんですが、やっぱりライブで…例えば剛先生の事が大好きなみんなと一緒に剛先生の歌を聞けた時には『同じ時間を分かち合えた!』っていう感動がこみ上げてくるんです。」

長渕「気持ちを分かち合えるって良いよね。でも実は僕の中に『みんなに向けて歌っている』って意識はないんですよ。」

校長「どういうことですか?」

長渕「つまり『目の前にいるあなた』に向かって歌っているんです。“あの日見た出来事"を、“昨日見た夕焼けの色"を、1人ひとりに向かって歌っているんです。そんな気持ちで気づけば40年歌ってました。」

校長「40年ですか!すごいですね…。『目の前にいる1人』に向かってるといえば、ラジオもそうだと思うんですよね」

長渕「そうだね、その通り」

校長「僕も今校長をやってて、ラジオを聞いてくれている人はきっと何十万人といるんですけど、話しているときには常に“1人"つまり“おまえ"に向かって話すという気持ちでやってます。」

長渕「きっと“伝える"ってそういうことだよね。というわけでこの生徒の感想文は“97点"です!」

校長「97点!これはすごい!なんで97点なんですか?」

長渕「なんとなくです!」


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生徒の気持ちに正解や不正解はない!!…ということで、生徒たちの気持ちを点数にしてくれている剛先生!まだ感想文を提出できていない生徒は、自分の感じたままを文章にして送ってくれ!『気持ちを文章にする』ということが大事だぞ!

続いては、感想文を送ってくれた生徒に直接話を聞いていくぞ!



今回の長渕ロックスの土の話を聞いて思ったことがあります。
それは、領土のことです。
ひとつの土地を違う国の人が取り合っている。
本来は誰の土地など決まってないのに
取り合っていると考えるとおかしいんじゃないかなと思いました。
また、僕は将来自衛隊に入りたいと思っているのですが、
土地の奪い合いなどで争いたくはないなと考えさせられました。
扇風男
男/17/熊本県




長渕「この生徒には直接話を聞きたいね。電話つないでもらえますか?」

校長「分かりました!……もしもし!」

扇風男「もしもし!」

長渕「もしもし!…早速なんだけど、お前自衛隊に入りたいのか?」

扇風男「はい!入りたいです!」

長渕「なんで自衛隊に入りたいの?」

扇風男「昔から『人の役に立ちたいな』って気持ちがあって“教師"を目指してたんですけど、東日本大震災以降、震災の復興に全力を尽くす自衛隊の方の活動を見て『自分もこんな風になりたい』と思うようになりました。」

長渕「そうか。俺も当時は自衛隊の方の活動を実際に見たんだけど、本当に自分のなにもかもを捨てて、被災された方々の為に必死で活動してたよ。その光景を見たときに『感動』っていう感情を越えて『感謝』の気持ちが生まれてきんだ。だからそんな自衛隊に憧れて『入隊したい!』って思う気持ちは分かる気がするよ。」

扇風男「ありがとうございます。」

校長「扇風男。俺も当時は映像だったり、自衛隊の方にお話を聞かせてもらったりして、『本当にすごい人たちだな』って感じたんだよ。だから扇風男のやりたいことっていうのは全力で応援していきたいと思ってる。ただ…」

長渕「校長は心配してるんだよな?」

校長「はい…。だって『かっこいい』ってだけではないですもんね。危険と隣合わせだったり…。」

長渕「もちろん自衛隊に入るってことは、“戦争"になったら戦地に行かなくちゃいけないってこともついてくるからな。扇風男、そうだよな?」

扇風男「はい。そうですね。」

長渕「ストレートに言ってしまうと『国の為に死ねるか』って話になってくるもんな。『そういった想いが自分の中にあるのか?もしくはそこまでの勇気と覚悟をもって飛び込んでいけるか?』ってことについては考えたことあるか?」

扇風男「実は…そこまで深く考えたことはなかったです。“人助け"って部分にしか目がいってなくて…」

長渕「そうだよな。現実に起こるかどうか分かんないことだもんな。ただ本音を言うとさ、『扇風男の勇姿を見たい』って気持ちと『もし自分の息子だったら徹底的に覚悟があるのかを聞く』って気持ちがあるんだよ。」

扇風男「ありがとうございます。」

校長「きっと扇風男は今スタートラインに立ったところなんだよ。先日の剛先生の『土』っていう黒板に始まって、今いろんな事を考えてるじゃん?その“考える"ってことがとっても大事だと思う。」

扇風男「はい。」

長渕「俺はさ、“夢"っていうのは多ければ多いほどいいと思ってる。そして夢への距離が遠ければ遠いほどいい。その夢を叶えるために今自分は何をすべきなのかを考えて行動するのが大事なんだよな。」

長渕「扇風男の話でいうと、自衛隊になるには懸垂だったり、腕立てだったりできないといけないもんな。だから体も鍛えなくちゃいけない。つまり自衛隊という夢のために今何をすべきなのか。それを考えて欲しい。…というわけでお前はまず鉄棒にぶら下がれ!そして、懸垂を始めよう。もしこの先いろんな事を考えて、夢が変わってしまっても、お前には“鍛えた肉体"という財産が残るから。」

扇風男「はい!」

長渕「僕はね、若い人たちに『何でもいいから目的を持て!夢を持て!』。そんな風にいつも考えてます。」

扇風男「ありがとうございます!」

校長「夢はなんでもいいってことですよね!それに向かって行動する事が大事っですもんね。扇風男。今話を聞いて何を思ってる?」

扇風男「今から公園に行って懸垂したいです!」

長渕「よく言った!いやぁ…お前最高だよ!100点!」

扇風男「ありがとうございます!」

長渕「本当にお前みたいな若いやつ大好きだ!最後にもう一つ言っていいか?」

扇風男「お願いします!」

長渕「『僕になにかできることは?』って言葉あるだろ?俺の嫌いな言葉だ。お前も今後その言葉使うなよ。そんなことを考える前にまずは行動!分かったか?」

扇風男「はい!」

校長「まずは行動ですよね!よし!扇風男!もう準備して行ってこい!」

長渕「そうだ!すぐ行動だ!」

扇風男「はい!行ってきます!」

あれこれと考える前にまずは行動!生徒諸君も夢に向かって悩んだりするだろう。しかし!まず自分に今何ができるのかを考えて行動に移してくれ!
というわけで…すぐに感想文送ってこい!

剛先生への魂のメッセージや感想文は【コチラ】から!
それではまた来週!!


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長渕語・録「若いやつらは、何でもいいから目的を持て!夢を持て!夢に向かって今できることを行動に移せ!」


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