午前10時。
出社中のビジネスマンが行き交う新宿に、松田部長の姿。
「ハァ、ハァ…」
そう、部長の普段の交通手段は、RUN。
すなわち“走る”。
タクシーなどもっての他、電車すら使わない。
これが彼のカリスマ営業スタイルなのだ。
到着したのは、日本生命新宿西口ビル。
JASRACは、
全国に16もの支部を持ち、それぞれ、演奏権、上映権を管理し、JASRACの業務および、著作権にかかわる地域の問い合わせ窓口としての役割を果たしている。
この建物の10階にある、西東京支部もその一つだ。
まずは、ビルに一礼。
カリスマは、決して礼儀を欠かさない。
「あのー! ワタクシ、SCHOOL OF LOCK!から参りました!
松田です! …いえ、違います、ダイナマイトカリスマの方の松田です!
あ、分かりました、入り口の受付ですね! お待ちしております!」
※【注】見た瞬間に誰でも分かると思いますが、
普通、座るべきはカウンターの“向こう側”ではなく、“こっち側”です
「お待たせしました! 松田さんですよね? コチラへ!」
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