JASRACの役割を、大きく6つに分けて説明します。
①大切な曲や歌詞の著作権を預かる。
JASRACは、作詞家や作曲家などの大切な著作権を預かっています。
これにより、作家は管理の手間がなくなり、純粋に、創作に打ち込めるようになります。
②使用料を正確に分配する。
演奏、放送、録音、ネット配信などで利用された音楽について、利用者の皆様からいただいた使用料は、
作詞者・作曲者・音楽出版者など権利を委託された方に、定期的に、正確に分配しています。
③著作権にまつわる正確な情報を提供する。
膨大な数の管理楽曲をデータベース化し、日々変わる権利者情報の細かいメンテナンスを心がけ、
正確な情報を提供しています。
【参考】作品データベース「J-WID」(
http://www2.jasrac.or.jp/eJwid/)
④音楽の楽しみ方をスムーズにする。
JASRACは、音楽を利用する方が、簡単な手続きと適正な料金で著作権手続きをできるようにする、
窓口でもあります。
利用者は、権利者を探す手間がなくなり、簡単に音楽を利用できます。
公正な著作権管理のため、1つひとつの音楽利用に真剣に向き合い、
また、一軒一軒、音楽利用があるお店をまわったりするなど、利用者との信頼関係も構築しています。
歌碑や新幹線のイヤホンサービス、音の出るオモチャまで、様々な音楽利用に対応しています。
⑤海外の曲もスムーズに。
海外の楽曲も、JASRACへの申請で利用可能になります。
JASRACは、93ヵ国、4つの地域の122団体(2015年4月現在)と、
お互いの楽曲の著作権を管理しあう契約を結んでいます。
利用者は、外国で作家を探し出したり、交渉をしたりする必要がありません。
利用の許諾も、簡単に得ることができます。
⑥音楽文化の発展に貢献。
音楽文化の発展を目指し、入場無料のコンサートやシンポジウムなども定期的に主催しています。
(子供向けのコンサート「音楽職人が創るステージ」、
昭和時代に活躍した作家を取り上げ次世代に伝えるコンサート「昭和の歌人たち」など)