有名アーティストなど他人の楽曲を、許諾を得ずに利用できる場合があります。次のうち、その条件に当てはまるのはどれでしょうか?

A:軽音楽部のバンドが文化祭で入場無料のライブを開催する
B:吹奏楽部が有料の卒業公演を開催する
C:学校がオーケストラに報酬を支払い、芸術鑑賞会を行う


答えはA:「軽音楽部のバンドが文化祭で入場無料のライブを開催する」です。

次の3つの条件をすべて満たすときには、著作権者等の許諾を得ることなく楽曲を使用することができます。
(1)営利を目的としないこと
(2)入場無料であること
(3)出演者に報酬が支払われないこと
Bは入場料がかかること、Cは報酬の支払いがあることから、いずれも著作権者の許諾を得る必要があります。

作詞者・作曲者などの権利を守ることと同時に、その作品が円滑に利用されることが、音楽文化の発展に繋がります。そのため、一定の条件下に限って、楽曲を自由に利用できる例外のルールが設けられています。学校行事などの場面では、多くの場合がこの3つの条件を満たしていますが、手続きが必要なケースもあるため、こちらも確認してみてくださいね。

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