音を学ぶ"音学"の授業、サカナLOCKS!は、SCHOOL OF LOCK! の中でいちばん厳しい授業です。今回は生徒の皆さんに向けて、夏休みの間に取り組んでもらいたい宿題を出します。出された宿題は、必ず提出するように。これがこのクラスのルールとなっていますので、よろしくお願いします。


山口「はい、授業始めますから席に着いてください。Twitterを開いている生徒は、Twitterを一度閉じなさい。Instagramを開いている人は、サカナLOCKS!のインスタアカウント(@sakanalocks_official)をフォローしなさい。授業が始まりますよ。」

「夏休み始まりましたか？皆さん。北海道だと夏休みの期間が短かったりするんですよ。冬休みが長い分ね。なのでまだ始まってなかったりするかも……始まる時期は一緒だっけな？終わる時期が早いんだっけな？どっちだったか忘れちゃったけど。夏休みが始まりまして皆さん遊びレジャーとか遊びに行くことも多いと思いますけど、いろいろ怪我とかね、そういうのだけ気をつけてくださいね。」



「最近言ってなかったんですけども、このサカナLOCKS!は、"SCHOOL OF LOCK!の全ての授業の中で一番厳しい授業"と言われています。出された宿題は必ず提出する！これがこの授業のルールになってるんですね。なので、今これを聴いているタクシーの運転手の方も、宿題提出していただかないといけませんからね(笑)。うっかり聞いちゃったらもう提出しなきゃいけなくなっちゃうから。気をつけてくださいね。」

「ということで、今回生徒の皆さんに夏休みの宿題を出したいと思います。まずひとつ目ですが……」




「先生たちの世代で夏を感じる曲というと、TUBE先生。大先輩でございます。TUBE、サザンオールスターズ……いろんな人がいるんですけども、今みんながどんな曲に夏を感じているのか、それを教えていただきたいなと思っております。」

「この曲は夏らしいです、とかはあると思うんだけど……でもね、1曲しか夏らしい曲ないミュージシャンじゃなくて、できる限りこミュージシャン自体夏っぽいよね、みたいな要素があると嬉しいなと思いますね。基本夏となればこのミュージシャンを思い出しちゃうな。この曲を思い出しちゃうな……みたいな。そういうのを送っていただけたらと思います。」

「そしてもう1個。続いての宿題でございますけども……」




「今の生徒のみんなもそうだと思うけども、先生たちの世代は、本当に音楽に救われてきました。このときにこの曲があったおかげで自分のこういう悩みが解決したとか、不安な気持ちを支えてくれたとか。先生、中島みゆきさんとか聴くと本当にぐっときちゃったりするんですけど。そういう曲って時期ごとにみんなあるのかなって思っています。今この時代に生きているみんなが、自分を救ってくれた1曲というのを先生に教えてもらえたら嬉しいなと思います。」

「悔しいこととかね。逆に嬉しいこととかね。いろんな感情が日々あると思いますけど、そういうときに寄り添ってくれた1曲を教えていただけたらと思います。」

「先生のことを救ってくれた1曲はね……なんだろうな……いろいろあるけどな。やっぱ、友部正人さんかな。「どうして旅に出なかったんだ」っていう曲があるんですけど。自分がいかに狭い世界に閉じこもって悶々としていたんだって。後悔したくないなっていう思いが湧いてきて。この曲が自分の背中を押してくれた1曲ですね。みんなにもそういう曲があるのかなと思います。なので、自分を救ってくれた1曲を夏休みの宿題として提出していただけたらと思います。」

「夏休みの思い出って毎年毎年あると思うんだけど……これ大人になるとね、夏休みの思い出とかが結構残ってたりすんのよ。こんなことあったな、あんなことあったなって。だけどね、1学期って長いなって思ってるでしょ、生徒諸君。でも大人になるとね、本当1ヶ月とかあっという間だからね。1年ってこんな短いんだなって思うようになってくるよ、歳とると。だから、今この瞬間を楽しんでもらいたいと思う。この夏を。最高の思い出を。受験勉強とかもあると思うけどね。楽しい思い出を作ってもらえたらと思います。」


今回の授業もそろそろ終了の時間になってしまいました。

「今回は宿題を2つ出しました。これはもう必ず提出してください。いいですか、これは授業ですからね。」