アイナ先生と大塚愛先生が『シンガーソングライター対談』! 映画 「キリエのうた」SPファイナル!
アイナ・ジ・エンド 2023.10.31 火曜日
聴取期限 2023年11月7日(火)PM 10:00 まで
アイナ「よく覚えてるよ、小学5年生の時。『この歌すごい好きだな〜誰だろうな? “大塚愛さん”って言うんだ! かわいいな〜』カラオケで歌ってみた。『もう1回!!! 』が楽しすぎるッ!!! もうこれが(笑)そんな人だよ?! 」
アイナ「自分の小学校からの、憧れの女の人だよ? そんな人に、会えるんだよ??っていうわけでね、今夜は、私が主演を務めさせていただいている映画『キリエのうた』より、大塚愛先生をお迎えして、たくさんお話していきます!!! 」
アイナ「SCHOOL OF LOCK! 表現の講師 アイナ・ジ・エンドです! アイナLOCKS! に、先々週は、映画『キリエのうた』より、岩井俊二監督が来てくださって、先週は村上虹郎くんが来てくださいました! 」
アイナ「改めて今夜は……大塚愛先生が来てくださいました!! 」
愛「どうも、大塚愛先生です! 」
アイナ「大塚愛先生、よろしくお願いしますッ!!! フォ〜〜〜〜★ 嬉しい!!! 」
愛「あたしも嬉しい。“先生”っていいね! 」
アイナ「そうなんです。ここ学校なんで! 」
愛「人生で“先生”って言われたことないから、痺れるね。」
アイナ「真っ直ぐな眼差しで『痺れるね』いただきました(笑)」
愛「痺れるわ〜」
アイナ「大塚愛先生は、映画の中で、私のお母さん役ということで、歌が好きっていうところは、遺伝子を受け継いだんだろうなっていうような役だったんですけども、個人的には、もう憧れすぎて。お母さんっていうか、なんか夢みたいな撮影の日々でした。」
アイナ「大塚愛先生とのエピソードとか、出会った時の印象だとか、色んなお話をしていきたいんですけども…『大塚愛先生』ってちょっと長いんで『愛先生』でいいですか? 」
愛「もちろんです。」
アイナ「じゃあ、愛先生にしましょう! 愛先生は、初めてお会いした時の思い出とかあったりします? 印象とか。」
愛「なんか、どんな感じで…なんて言うんですか? 役の感じで現場にいる人なのかが分かんなかったから、でしゃばるのはやめようと思って静かにいようって思って。そしたら、アイナちゃんと松村くんが話しかけてきてくれて、『あ、助かった』と思って。」
アイナ「あ、ほんとですか?! 」
愛「アイナちゃんのオーラの凄さが、ちゃんともう現場にあって『あ、この人を中心に回ってるんだな』っていうのが、すごいもう現場に出てた! 」
アイナ「いや〜〜〜、ほんとですか?! 」
アイナ「本当にお会いする前から、大塚愛さんの表現方法だったり作曲方法っていうのが、なんかもう真似できない、天才だと思ってるんですよ。」
愛「本当に?!?! 」
アイナ「はい! 」
愛「じゃあ、ちょっとラーメンを一緒に…」
アイナ「そう! その話したかったんです!! 」
愛「現場で初めてお会いして、『ラーメンが好き』って言ってたから、『ラーメンいいよね』って。」
アイナ「私それ、ちびりそうだったんですよ! 嬉しすぎて!! 『え、ちょっと待って…あの大塚愛が、ラーメン行こうって言ってんねんけど?!?! 』って心の中で。心の中の私が(笑)」
愛「でも、ラーメンあれだよ? 私15分ぐらいで終わるから、15分で解散よ(笑)」
アイナ「嫌です嫌です! 」
愛「ラーメン早いんで、食べんの。」
アイナ「愛さんのお家に行くッ! 」
愛「いろんなラーメンを食べに行こう! 」
アイナ「ラーメンツアー? 」
愛「1日で?? それしんどい! しんどいしんどい(笑)」
アイナ「じゃあ、やっぱり15分で帰るっていう…」
愛「そうやね、じゃあ帰りなんか、カフェで1杯だけ飲んで帰る(笑)」
アイナ「やりたいです(笑)ラーメンを食べに行くということで。」
アイナ「ここで、1つ書き込みを紹介させてください。」
愛「はい! 」
僕は将来、アイナ先生みたいな自分の気持ちを表現し切れる
シンガーソングライターになりたいです!
なので、学校の夏休みの宿題に出た詩を作る課題を
夢への一歩になると感じたので、必死でやりました。
そしたら、入賞できました!
夢に向かって生活するのは辛いと感じていましたが、
自分が書いた詩が入賞するととても嬉しくて、
モチベーションになりました。
バナナオレを飲むバナナ
福岡県/16歳/女の子
福岡県/16歳/女の子
アイナ「こうやって、アイナLOCKS! っていうのは、シンガーソングライターになりたい生徒もいるんですよ。やっぱり愛先生っていうのは、“シンガーソングライターの女神”というか…」
愛「いやいやいや、だいぶ盛ったな(笑)」
アイナ「いや、私はほんとにそう思ってるんです。」
愛「ありがとう! 」
アイナ「こんな対談をできたらいいかなと思って考えました……」
アイナ『シンガーソングライター対談! 』
アイナ「今から交互にお互いに、聞きたいこと質問し合っていきたいなと思っております。実は、この授業をずっとやりたくて、ず――っとやりたいって言ってた第一お相手してくれる方が、なんと大塚愛さん。嬉しすぎます! 」
愛「あ、そうですか。へぇ〜〜! アイナちゃんは昔から曲を作ってたの? 」
アイナ「曲を作ったのは18歳の時で、『きえないで』って曲を作って、リリースが2021年とかかな? 18歳で作曲に手をつけたって感じですね。愛さんは何歳からやってらっしゃるんですか? 」
愛「私、15歳ぐらいから作り出して…」
アイナ「15歳って中3?! 」
愛「うん。」
アイナ「何きっかけで作ろうと思ったんですか? 」
愛「ずっとピアノを習ってて、ずっとピアノの先生の抱えてる生徒たちの中で1番下手くそで。」
アイナ「意外!! 」
愛「全然練習しなくて(笑)ひたすらレッスン行って怒られて帰るみたいなぐらい、ピアノを全然弾いてこなくて。で、先生が発表会をやるにあたって、『あなた、このままその実力で行くと、ちょっと聴くに耐えない』と。『みんなの前で発表できないから、あなた、ちょっと特別枠で行くしかないね』って言って、自分で曲を作って自分で弾き語りをすれば、みんなのバリバリ弾けるクラシックの中に1人だけポップスがいるみたいな。そしたら、比べられずに済むじゃないって言われて。その発表会用に曲を作った。」
アイナ「すごーい! その曲はリリースしたりしてますか? 」
愛「リリースしました。『愛 am BEST, too』っていうベストの中に入れましたね。」
アイナ「すごい! 愛さんって、自分で曲作っていく中で、これはいい! とか、これはちょっと微妙かな? みたいな差とか、あったりしますか? 」
愛「ある!! ストックの中でやっぱり、これはどこどこに置いておこう、これは提供かな? とか。」
アイナ「ああそうか、提供とかも! 」
愛「分けてる! 」
アイナ「すごーーーい!!! 今までで、力作だ! って思った曲って、何ですか? 」
愛「自分ので? 」
アイナ「はい! 」
愛「ええ〜難しいねぇ! 難しいな。なんかでも、全部がまとまって、ちゃんとあーよく言った、よく言えたなっていうのは…『恋愛写真』とか。」
アイナ「…青春!!! 」
愛「『金魚花火』とか。」
アイナ「やばい〜〜〜!!! 待って、本人からタイトル聞けるのやばすぎません???!! 鳥肌立ってきた(笑)」
愛「(笑)」
アイナ「その歌詞を書いている時って、具体的に何歳頃だったんですか? 」
愛「えーと…ものによって結構バラバラで、『さくらんぼ』とかは、18〜19歳くらいの作品で。乗ってる路線に入るには、アッパーが歌えて、中でバラードも歌うよっていう感じにしないと、バラードで売れちゃうとアッパー歌った時に『うわ、どうした?! 』ってみんなびっくりするパターンなって、一発屋になりがちだなって、自分の統計があったから、アッパーを歌えなきゃいけないと思って。」
アイナ「やばー! それ、おいくつの時に思ったんですか? 」
愛「それが18ぐらい。」
アイナ「早すぎ! 」
愛「それで多分、アッパーを色々自分で作ってみて、その中に『さくらんぼ』もあった気がする。」
アイナ「あ、そういうことか〜」
愛「で、歌声をじゃあこの曲に合わせなきゃいけない。どうだったら成立するか? みたいなので探って、あの『さくらんぼ』の歌声にたどり着いた。」
アイナ「それをしかも10代で、自分の道を開いていたんですもんね。そうやって考えて…いやもうほんとにすごい。『さくらんぼ』を聴くのが、もうちょっと感慨深くなりそうです。なんかカラオケで歌ってても、なんか泣きながら歌いそう、次(笑)」
愛「(笑)」
アイナ「エモーショナルな(笑)すごいな〜。今は制作スタイル的には、お家で作ってるのか、スタジオにこもって作るのかとか。」
愛「結局パッて『あ、来た! 』っていう時の方が使う曲が多いなっていうのが統計であったから、最近は、寝てる時に作るか、お風呂入ってる時、自転車乗ってる時とか。」
アイナ「おぉ?! どうやって??!(笑)」
愛「曲を作ろうとして作ってない! 」
アイナ「あ、そういうことか! 」
愛「スタジオにはまず入らない。」
アイナ「すごい! じゃあ、意気込んで作ろう! って思わない時の方が、浮かぶってことですか? 今は。」
愛「そう、実際にリリースされる曲になることが多い。」
アイナ「そのリリースするかしないかっていうのは、誰が決める? 」
愛「私が。」
アイナ「愛さん1人で? 」
愛「うん、もうほぼ自分ですね。」
アイナ「えぇ! 私、聞きます。」
愛「(笑)」
アイナ「誰やねんっていう(笑)唐突の。」
愛「あ、でもね、自分の中にあまり表立ってない曲なんだけど、『ヒカリ』っていう曲があって、あれアイナちゃんがカバーしたらすごい映えるだろうな〜とか。基本曲作るときって、自分が歌ってない、自分の声じゃないから。」
アイナ「どういうことですか?? 」
愛「その曲が1番求めてる声で聴こえてきて、これ私の声でもいけるかどうかとか。全く行けないものは提供にボンと放り込んだりするから。」
アイナ「えーーーーー! すごい。」
愛「そういうのとか…」
アイナ「想像できてないかも。自分の作ってる曲が、歌ってるのが自分じゃないってことですよね? 」
愛「そう! 曲に合わせてね、歌声を。アイナちゃんは、曲はどこから作ってますか? 」
アイナ「私は、とりあえずメロだけ作ります。で、弾けないけどピアノで、こういう音があったらいいなって感じで、コードもどきみたいなのをつけて、そっからドラムをつけてみたりとかするんですけど…今は結構、そういう作り方も、これを何十年やっていくっていうのは、やっぱ良くないと思ったんで。」
愛「なんで? 」
アイナ「なんだか一辺倒になるっていうか、自分の歌い回しの癖っていうのがやっぱあるので、似てきちゃうんで、ギター練習してみたりとか、ピアノ練習してみたりしてます。」
愛「ふーん。でも、アイナちゃんのその声の存在感っていうか、声のスター感? なんて言うんだろう。強さ? その存在感を頑張って出すっていうのは、まずもう無理なところをもう持ってるから、そこをもう突き詰めていくっていうところで、『ここに入ればもうアイナ・ジ・エンドだ! 』っていう世界観を突き詰める。」
愛「私、そういう強さがないから。自分の武器としてそういう声の強さがないから、どっちらかっていうと色んなものをやって、色んなものをできるカメレオンを目指したのね。」
アイナ「すげえ。」
愛「アイナちゃんは、その武器があるじゃん。1個、誰にも負けない強さがあるから。それすごいよ! 」
アイナ「ほんとですか? お母さんみたい……」
2人「(笑)」
アイナ「嬉しい。愛さんの言ってたその『ヒカリ』っていう曲を歌いたいです。」
愛「いや、ちょうどすっかり忘れてて、その『ヒカリ』の存在を。岩井さんに言えばよかったと思って。」
アイナ「うわ! 」
愛「その曲をちょうど2011年の震災があった時に、それを思って作った曲で。あ! と思って、しかもアイナちゃんの声が合うわ! と思って。」
アイナ「ご自身で歌おうとは、思わなかったんですか? 」
愛「一応歌って。あれは何限定で出したんだろう? ちゃんとは出してないですね。」
M. ヒカリ / 大塚愛
アイナ「アイナLOCKS! そろそろ終了の時間です。大塚愛先生も、よかったら一言生徒に、お願いできますか? 」
愛「はい。あの…どんどん出せばいいんだと! 」
アイナ「出す? 」
愛「アタック! 今なんかもう、SNSで、どんどん表現の場でアピールできるし、自分イケてるよね? これすごい売れると思うんだけどね! っていう勘違いがないと、悟っちゃうと無理じゃない? 」
アイナ「うわ〜! えっ…ってことは待って! 悟ったこともあるってことですか? 」
愛「最近やっと悟ってきて(笑)ダサい! とか。やっぱ気づいたらもうできないから! 」
アイナ「行動力がすごかったんですかね? 昔とか。」
愛「めげないっていうか、気にしない。落とされてもなんか、『審査員が多分いけてなかったんだ』と思う(笑)」
アイナ「やばすぎる、かっこいいって(笑)」
愛「そう思うタイプで。」
アイナ「本当にすごい! 」
愛「なんか多分、イケてない審査員だったんだなみたいな。」
アイナ「アイナLOCKS! を2年半ぐらいやってるんですけど、1番授業だった。」
愛「(笑)」
アイナ「授業だったっていうか、自分が生徒として、心の底から耳が研ぎすまされるというか。授業していただけて、めちゃくちゃ嬉しかったです。」
愛「すいません、なんか褒めさせちゃってね。」
アイナ「いや、めっちゃ嬉しかったです! 」
愛「ラーメンの話もね。」
アイナ「ラーメンは行かないといけない! 15分しかおられへんけど(笑)」
愛「そう(笑)」
アイナ「本当に楽しかったです。ありがとうございました! 」
愛「ありがとうございました! 」
アイナ「映画『キリエのうた』は、全国で上映中です。 よかったら劇場に会いに来てください!」
アイナ「そして、『「キリエのうた」オリジナル・サウンドトラック〜路花〜』キリエのアルバムデビューも発売中です。配信もしているので、生徒ちゃんたちよかったら聴いてみてください! 」
アイナ「以上! SCHOOL OF LOCK! 表現の講師 アイナ・ジ・エンドでした! 生徒ちゃん、またね〜! 」
★大塚愛先生、ありがとうございました!
10月のアイナLOCKS! 『キリエ月間』はいかがでしたか?
アイナLOCKS! と映画「キリエのうた」!!
ぜひどちらもぜひチェックしてみてね🎸🎶
★表現にまつわるお悩みをアイナ先生に直接相談する「表現の時間」、生徒とアイナ先生のオススメの本で本棚をつくる「生徒と私の本棚」、自分の得意なことや誰にも負けない経験を履歴書に表現する「私の履歴書」…各授業に参加したい生徒は [ アイナ掲示板 ] または [ メール ] からエントリーをお待ちしています!
聴取期限 2023年11月7日(火)PM 10:00 まで