
コポゥ!の講師 ゲスの極み乙女。先生
コポゥ!つまりは言葉にならない感情。
この感情について考えていく授業です。
─教室(朝礼)
課長「よーしみんな、席に着いてくれー。まずは出席を取るぞー。浅野!石田!上野!…あれ?上野はまた遅刻かー。片岡!佐々木!田中!……。………山村!吉田!渡辺!」
─学校
川谷「このまま、永遠に続いてしまうんじゃないかと思っていた、平凡な日常。…そんな、退屈な日々を断ち切るかのように…。彼女はある日、僕らの前に、突然現れた。」
─教室(朝礼)
課長「よーし、じゃあ、授業を始めるぞ…と。今日はその前に、みんなに一つ、お知らせがあります!…今日からみんなに、新しい仲間ができます!入りなさい。……ちょっとまだ、地球の文化にも慣れていないから、色々教えてあげてくれよ。…じゃあ、自己紹介、できるかな?」

MARI「ハイ、ワタシワ、【コポゥ】カラヤッテキマシタ。マダニホンゴウマクナイ、エロウモウシワケナイ。」
課長「大丈夫大丈夫。じゃあ、みんなに名前を教えてくれ。」
MARI「チャン・マリデス。ワタシノナマエワー、チャン・マリデス。」
─休み時間の教室
MARI「♪~」
いこか「チャン・マリちゃん!」
MARI「オオ、ビックリシター!」
いこか「今、何の歌、歌ってたの?」
MARI「キョウノオヒサマ、キモチイイノウタデス。」
いこか「何それ?自分でつくったの?」

MARI「ハイ、ワタシノホシデハ、イロンナカンジョウ、スベテ、オンガクニシテツタエマス。」
いこか「そうなんだ!?」
MARI「ダカラ、ワタシノホシニハ、コトバノカズヨリタクサン、カンジョウガアル。」
いこか「へー。それ、すっごい素敵だね。でも、本来、気持ちの数って、言葉の数よりたくさんあるはずだよね……。」
MARI「ハイ、ダカラ、ワタシタチノホシニハ、コトバニデキナイキモチ、ソンザイシナイ。チキュウハイロイロフベンデス。」
いこか「そっかあ… 。あ、チャン・マリちゃん、今、この星に来てどれくらいだっけ?」
MARI「マダイッカゲツデス。」
いこか「地球の音楽、色々聞いてみた?」
MARI「ウーーーン… マダアマリキケテヘンナー。」

いこか「大阪のおばちゃんみたいになっちゃってるけど。」
MARI「オバ・チャン……?誰ですかそれ…?」
いこか「あ、いい、いい!そんなことよりさ…じゃあ、これ、一緒に聞いてみない?」
MARI「ナンデスカコレ…?」
いこか「これを耳にこうやって……で、私の耳にもこうすれば……一緒に音楽に聴けるんだよ!」
MARI「オオー!メッチャベンリヤン…。」
いこか「これ、私が最近ライブにいってすっごく感動した曲なんだ。」
M yet / クラムボン

いこか「…みたいな感じなんだけど。どう?これ。」
MARI「トテモイイ!ムネノオクガ、ギュットシマス!!」
─職員室
MARI「シツレイシマース!センセイ… キュウショクダイ、モッテキマシタ。」
課長「おおー、わざわざすまんな!」
MARI「イヤー、ニホンノブッカニハマダナレヘンワ。」
課長「お前、誰に日本語習ったんだ?」
MARI「センセイ、イマカカッテルコノキョクハ…?」
課長「おおこれかー。これは、先生が大好きな曲なんだ。先生が昔の恋人とな、よく聞いてた曲でな。」
MARI「コノキョクスゴくボーカルノヒトノコエガキレイダシ、コードシンコウオモシロイデスネ!」
課長「お前、楽器詳しいな?」
MARI「ワタシノホシ、チキュウノヒトタチガミンナ、モジヲマナブノトオナジヨウニ、ゼンイン、ガッコウデガッキナラウ。」
課長「いい星だなー。」
MARI「ソレヨリセンセイ、コレ、モウスコシ、オオキナオトデキキタイデス。」
課長「おお、いいぞ…!」
M Ride On Time / 山下達郎

課長「どうだ、この曲?」
MARI「トテモスバラシイデス!ガッキノオトサイコウ!」
─軽音楽部の部室
MARI「ケイオンブ?」
川谷「あれ?チャン・マリ?」
MARI「イキナリスンマヘン。ワタシ、オンガク、スゴイスキデ…。」
川谷「いいよ、まだ誰も来てないし。転がってる楽器とか、勝手に触ってもらって大丈夫だよ。」
MARI「ア、アノー、ジブン、ナマエハ……?」
川谷「自分?チャン・マリじゃなくて…?」
MARI「ジブン、ナンチュウナマエナン…?」
川谷「あ、自分って俺のことか。オレは、絵音。川谷絵音。」
MARI「エノン…!?」
川谷「えっ!? ナニナニ!?」
MARI「ソレ… ワタシノホシデハ、【コポゥ】ッテイミデ…。」
川谷「え!? そうなの!?ごめん!…いや、ごめんでもねえな、なんだこれ。」
MARI「カワタニハ、ナンデオンガクガスキ?」
川谷「うーんまぁね理由なんてないんだよね。音楽を聞いた時から好きだったかな。」
MARI「ジャア、カワタニハ、ドンナオンガクガスキ?」
川谷「いっぱいあるけど、例えば… ここに置いてあるCDだと… これとか?」
M Can't Feel My Face / The weekend

川谷「……って感じなんだけど… どうだった?」
MARI「コノキョクトテモグルーヴガスキデス。ナンカ、ワタシモ、オンガクヤリタクナッテキマシタ…!コレ、サワッテモイイデスカ?」
川谷「あ、いいよ、全然……。えっ!?」
…凄まじいテクでピアノを弾き始めるチャン・マリ。
川谷「そう、彼女はある日、僕らの前に、突然現れたんだ。美しい、メロディーに乗って……。」
ー演奏をやめる。
川谷「チャ、チャン・マリ、すごいじゃん!こんなの、どこで…。」
MARI「カワタニ、ワタシ……。」
川谷「ん?」
MARI「ワタシ、バンドガヤリタイデス。」

─SCHOOL OF LOCK!の空き教室
川谷「いやー今回はすごかったね!チャン・マリ(笑)普通にチャン・マリって言っちゃったよ(笑)今日はメンバーのオススメ曲を紹介したけど、いこかさんはクラムボンを武道館に観に行ったんだよね。」
いこか「そうライブ観に行って、弦がもうすごくて。それを指揮してるのが菅野よう子さんで、もう本当にもうそれがすごくて!!涙でてきちゃった。」
課長「すばらしいよね。」
いこか「本当にすばらしかったよね。」
川谷「あれPVも弦がすごいよね。…そして課長は、達郎さん。」
課長「まぁ設定が先生ってこともあったし。ただ単純に好きな曲だったっていうのとチャン・マリに聞かせたかったっていう。」
いこか「届いたんじゃないですか。」
川谷「ヘッドフォンで音聞くっていいなって思ったよね。」
課長「いいね!」
川谷「僕はThe weekendっていう海外で売れているバンドで、Sam SmithとかLordeとかMiguelとかともコラボしてたりしてるアーティストです。……なんかよかったね。クラムボンに達郎さんにweekendっていう。」

いこか「うん、流れもよかったね。」
MARI「バランスもよかったね。」
…それでは今日のアドレス読みのコーナーですが、
ここ最近は、アドレス読みのうまさではなく、
課長のアドレス読みのあとの川谷先生の一言にどう打ち勝つか!が大事になって来ていますね…
本日は、“窪田正孝”さんの一言で、いこか様から100点もらっていました。
それでは、ゲス乙女。とはまた来週!どこかの教室で!
─チャン・マリの自宅
MARI「HAHAHAHAHAHAHA!!!…イヤー、アイカワラズ、カミヌマエミコサン、キレッキレヤワ…!」
