タン タン タンタン…
寒い。本当に冬の踊り場は寒い。
そんな踊り場に階段を昇ってきやってきたのは、
社会の講師 クリープハイプ尾崎世界観先生です。
「映画50本」
一年で見るとなると多い量だと個人的に感じますが、
尾崎先生頑張ってください!
存分に映画を楽しんでください。
そしてスポーツ刈りにならないようにしてください(笑)
アジサイらしきもの
女/17/山形県
女/17/山形県
尾崎「先週の授業で『今年は1年間で映画を50本見る!もし、見れてなかったらスポーツ刈りにする!』と、宣言してしまいましたが、現在見たのは1本…校長オススメの“エアフォースワン”はもう見てしまったので…なんとかあと49本…1週間に1本ってことでしょ。でも見れなくたって”スポーツ刈り”になればいいわけでしょ?49本見た時にあと1本って気持ちより、スポーツ刈りにしたいって気持ちの方が勝つ可能性もありますからね。49本でとめる可能性もあるし、50本見てるのに49本しか見てない!っていうかもしれないし“スポーツ刈り”が罰ゲームみたいになってしまっているのが遺憾ですけどね。スポーツ刈りにしたい!」
M 吐きたくなるほど愛されたい / クリープハイプ
…スポーツ刈りにしたい。とはいったいどうしたことでしょう。
随時映画状況は確認していきたいと思います!
尾崎「昨日は、成人式!成人式を迎えた皆さん、おめでとうございます!成人式には行ってなくて。当時スーパーの夜勤のバイトをしてて、眠くて寝てしまったので行ってないですね。でもこのあいだのホールツアーの初日にその成人式の会場でもあった“かつしかシンフォニーヒルズ”でライブをして、その時の気持ちをはらすというか、出来てよかったなと思います。」
…そして授業ではお届けしたフラワーカンパニーズ先生のカバー“吐きたくなるほど愛されたい”
これは尾崎先生がちょうど20歳頃に聞いていた曲で、当時組んでいたバンドメンバーがライブになっても来ず、バンドなんて辞めよう。と思っていた時ライブで聞いて、すごい泣いて色んな事思って、やっぱりバンドを続けようと思った曲なんだそう。
そこからさらに10年後…こうしてフラワーカンパニーズ先生のトリビュートアルバムに参加してこの曲を皆と聞く事ができました。
尾崎「20歳をすぎていろいろ大変な事もあると思いますが。一緒にがんばりましょう。」
尾崎「クリープLOCKS!の担当科目は“社会”。自分の周り、半径3mの社会を考えていますが、今日から新しい授業をはじめたいと思います。新しい授業は・・・」
「言葉の窓」
尾崎「普段何気なく使っている“言葉”ですが、いろんな言い方が出来ると思います。歌詞書く時も結局言ってることは、恋愛だったり何かに置き換えていたりするから普段作詞をしてる時と同じ感覚なのかなと思います。“言葉”に窓があるとして、言葉の中を覗いてみたらそこにはどんな世界が広がっているのか?そういうことをみんなで考えていきたいと思います。では今回みんなで考える言葉は…」
尾崎 「好き」
尾崎「ヤクルトスワローズが好き。チョコレートが好き。あなたのことが好き。スポーツ刈りが好き。いろんな好きがありますが、この“好き”という言葉を、“好き”ではない、違う言葉を使って表現してください。別に辞書を作りたいわけじゃないので、定義する必要は一切ありません。」
尾崎「例えば告白をする時に、“好き”以外の言葉で伝えるとしたらこうだ。とか…クリープハイプは本当にそんなことばっかりしてるから、一言で言えばいいのに、わざわざ長い言葉にして言ったり。寄り道みたいなもんだと思うな。帰り道真っすぐ帰ればいいのに、今日は気分がいいから遠回りしてこっちの道で帰ろうとか。そういことをこ言葉でも使えると思うから、自分だけ、自分なりの“好き”を表現してください。」
M あの嫌いのうた / クリープハイプ
尾崎「この曲は、嫌い嫌いって何回も言ってここに帰ってくるってことで表現してて、でもこれはちょっと分かりやすすぎるから少し反則な気がします。なので、今回使えるワードは“嫌い”以外にしましょう。別の言葉でなんとか好きという言葉を表現してほしいと思います。」
尾崎「“言葉の窓”サブタイトルをつけるとしたら…『一言で言えるけど、あえて一行使って言ってみよう』。そのぐらいの軽い気持ちで書いてください!」
…今日からはじまった【言葉の窓】
今回はみんなが思う「好き」を「好き」という言葉以外で表現しておくってきて下さい。それでは尾崎先生とはまた来週。この踊り場で。