休講前最後のダンスルーム。アイナ先生が3年分のアイナLOCKS! への思いを語る!
アイナ・ジ・エンド 2024.3.26 火曜日
聴取期限 2024年4月2日(火)PM 10:00 まで
アイナ「SCHOOL OF LOCK! の表現の授業は、いつもこのダンスルームでやっていました。はい、 休講前の最後の授業ですね! アイナ先生は、相変わらずダンスルームでやっていこうと思います! 」
アイナ「まずは、鏡に書きましょう♪ あ〜い。」
アイナ「あ、やっぱりこれ赤かなー? ちょっと書きます! 」
アイナ「鏡には…“アイナLOCKS! ”と書きました! 」
アイナ「この時間は、アイナLOCKS! について、ずっとアイナ先生が思ってきたこととか、今思っていることを話していこうと思います! 」
アイナ「3年前の2021年4月、アイナLOCKS! が始まった時は、私はね、冷や汗を常にかいてましたね(笑)最初は、生放送教室に参加させてもらったんだけど、あれ聞いてくれた生徒ちゃんいるかな? どうだろう? 」
アイナ「あの時はね、初めてのソロアルバム『THE END』のリリースタイミングで、『ハロウ』っていう曲をね、紹介したのよ。初の曲紹介で、しゃべってるうちに何を伝えたいのか分かんなくなってきて、目の前にいたこもり校長の顔がね、どんどん、曇っていったように見えたんだよね!」
アイナ「それでもうね、『やばい! 私なんもしゃべれてないんだ! どうしよう! もう帰りたい! 』って。ふとね、自分の服の中を感じると、脇汗ダラダラだったのを覚えてます(笑)困らせちゃったの。そう、それくらい、SCHOOL OF LOCK! 、アイナLOCKS! 、全てにおいて緊張してました。」
アイナ「ずーっとね、アイナLOCKS! をやるのが、そこからもう自信がなくて。お酒でも飲んでから行ってみようかな? なんて思ったこともあるぐらい、始まる何時間か前から緊張してましたね。今考えると、“電波に乗って言葉を話す”ってことが、とっても怖かったんだと思う。責任を感じてた。」
アイナ「私の一言で、誰かが生きる可能性もあるし、やけになっちゃう可能性もあるしっていう。別にそんなに深く感じなくていいのに、責任がとてもあるように思った。」
アイナ「だからね、逆電をした後に、『あの生徒ちゃん傷つけてないかな? 』とか『あの子、ちゃんと心の内言えてたのかな? 引き出せてあげれたのかな? 』とか、考えて眠れなくなったりしてました。思い返すと、自分の反省ばっかりなんだよ! 」
アイナ「それが“どんどん生徒ちゃんと話すこと”に焦点を置いていけば、相手をね、理解したい! ちゃんと分かりたい! って思うことを大事に考えていけば、自分がうまく話すとか、そんなのはどうでも良くなっていきました。」
アイナ「相手に、どんな言葉があるんだろう? どんな考えがあるんだろう? もっともっと引き出してみよう! もっともっと感じてみよう! って。本当に、これをちょっとずつ掴めるようになっていった。」
アイナ「そんな時期に、『しんどー相談室』っていうのがありました。でね、これがね、当時の自分としては、ものすごい大きな出来事だったんだよね。これを聞いてる生徒ちゃん、今いるかな? どうだろうか。」
アイナ「その時にね、全部『しんどー相談室』録り終わった後にね、職員の人がね、『これはカットできない! 全部流して放送しよう! 』って言ってくれたんだよ。全然時間もオーバーしてたのにね、編集せず、全部カットしないでいこうって。『あ、なんか私、もしかしたら今すごい愛のある現場にいるかもしれない』って、あの時気づきました。」
アイナ「私、全然うまくしゃべれてる自信なかったんだよ。だけど、ただ赤裸々に自分の体験を語って、届けたい曲と一緒に、今しんどい生徒ちゃんに“届けたい”“今聞いてほしい”って、本当この心だけで話したんだよね。」
アイナ「やっぱり、うまく話せなくても、ちゃんと言葉になってなくても、自分の信念があれば、あーそれでいいんだ、届くんだって。汗をかきながらでも、話すのが怖くても、一生懸命話すってだけで大丈夫なんだって、あの日思ったんだよね。」
アイナ「正直ね、話したくないことばかりだった、あれは。自分の友達が限界を超えて、もう生きることを放棄しそうになった話なんて、どこにもする気なかったんだけど、生徒ちゃんがね、話させてくれたんだよ。そういう書き込みをくれたんだよね。だから、私も真剣に話そうって思いました。」
アイナ「そうやって赤裸々に話していけば、言葉がちょっとずつ怖くなくなっていった。あ、心の中にある言葉なら大丈夫なんだって思えていった。だから、生徒のおかげです。本当にありがとう。」
アイナ「それから、いろんな授業をやったんだけど、本当にね、楽しいこととか。ふざけたり、恋愛のこととか、BiSHのこととか、たまにゲスト講師が来てくれたりとか。ねえ、楽しかったね。その度にたくさん生徒ちゃんと思い出を作っていけて、とっても楽しかったです私。」
アイナ「そんなたくさんの授業の中でも、アイナは“逆電”が好きでした。今聞いてくれてる生徒ちゃんの中にも、逆電した子いるかもしれない! ありがとうね、本当に。」
アイナ「いろんな逆電をしてきたけど、頭や心に残る話ばっかりなんだよね。そうだな…私はね、告白のリハーサルを手伝った逆電が楽しかったね!! 『来週僕、告白するんです! 』って言ってね、女の子に告白するから、その女の子役をアイナがやるっていう謎の授業とかやってね(笑)ガチ照れしてたね、あの男の子。元気かな? 」
アイナ「あとは、深い話もたくさんしたね。『いじめられてるんだ』って、素直に相談してきてくれた生徒がいてね。これもさっきの話と通じていて、別に話さなくていい自分の過去。でも、ちゃんと話そうって思った。」
アイナ「『私も過去にいじめられてて、でも、いじめてた子も、実は傷ついてたんだよ』って。だから、何年か経った後に和解できた自分の話をしてみたら、もしかしたら少しだけポカンと声色が明るくなってくれるかもしれないなと思って、ただただ一生懸命顧みて話してみたんだけど。そうやって話させてくれたおかげで、生徒もね、予定外のことを話してくれたりしたんだよね。あの逆電は楽しかったね!! あの子も元気かな? 学校行ってんのかな? 」
アイナ「うーん、こうやって思い返していったら、本当生徒っていうか、私も生徒だったなって今思ったね。」
アイナ「たまにね、掲示板を見てたよ! 『好きなラーメンはなに? 』って聞いた時に、たくさんの生徒が、『岐阜県のラーメンです! 』とか『高知県のラーメンです! 』とか、もうね、普段行けなさそうなラーメン教えてくれるわけ。あれ楽しかったね!! ツアーで行ったら行きたいな〜なんて思わせてくれたり。うん、ありがとうね。」
アイナ「そんな中で、休講を発表させていただきました! 」
アイナ「改めて、私は生徒ちゃんにもだけど、SCHOOL OF LOCK! の職員さんに、とても感謝が溢れています。」
アイナ「あのね、この方々はすごいよ! 本当の本当に、1人1人の生徒ちゃんと向き合っています。私自身ね、何度ももっと私も生徒に向き合わなきゃって思わされました。」
アイナ「生徒と逆電が終わる度に、『あ、あの子今日眠れたかな? 』『明日学校でちょっと笑えてるといいな』なんて思えたのは、SCHOOL OF LOCK! の職員さんが、背中で色々教えてくれたからです。仕事じゃないんだよね! この授業が終わった後も、生徒のことが頭に浮かぶんだよね。これって多分、仕事の感覚じゃできなかった。本当にSCHOOL OF LOCK! の職員さんのおかげです! SCHOOL OF LOCK! はすごいよ。」
アイナ「3年間いたんだけど、思い返すと、私の方が成長させてもらってばっかりでした。生徒ちゃん、そして職員さん、本当にありがとうございます!! 」
アイナ「最後に、アイナ先生にとってアイナLOCKS! は、どんな場所だったのか、鏡に書いていこうと思います!! 」
アイナ「アイナLOCKS! としてはね、このダンスルームに文字を書くのは、最後かな? 何色かな? いや…色変えないでいこう! 書きます!! 」
アイナ「やっぱりね、最後はサインを入れよう! 」
アイナ「鏡には…『アイナの日々』と書きました! 」
アイナ「アイナLOCKS! の授業じゃない時も、ふと頭に、アイナLOCKS! のことや生徒ちゃんのことが、浮かんでいました。この3年間でね、少しずつちゃんと、堂々と話せるようになったのも、このアイナLOCKS! の日々のおかげです! 」
アイナ「アイナLOCKS! の中には、今はいない職員さんもいます。だけど、BiSHの解散の話をね、わざわざライブハウスに聞きに来てくれた時があって、その職員さんはすごい涙を流してました。」
アイナ「私は、あんな素直に涙を流せるようになるぐらい、人と真摯に向き合っていこうと、あの日から思ってます。そうやって思えたのも初めてでした。生徒ちゃんとここまで向き合えたのも、こんな日々が待ってたのも、3年前の自分じゃ思えませんでした。本当に全部が全部宝物の日々です! ありがとう。」
アイナ「だからアイナLOCKS! は、『アイナの日々』でした! 」
M. 日々 / アイナ・ジ・エンド
アイナ「アイナLOCKS! そろそろ終了の時間です! 」
アイナ「今日はね、アイナLOCKS! 最後の授業をしていきました! みんな、忘れないでほしいんだけど、アイナ先生は“表現の講師”なんでね!! 言葉以外も表現していくよ★」
アイナ「はい! そんなアイナ先生、今から生放送教室に戻ります! ダンスルームとの別れだしね。」
アイナ「お別れって今言ったけど、全然お別れの感覚が湧いてこないのは、なんでだろう? また来週も来ちゃうような、そんな気がしてます(笑)最後までいろいろお話しましょう!! 」
アイナ「以上! SCHOOL OF LOCK! 表現の講師 アイナ・ジ・エンドでした! 」
★アイナLOCKS! はアイナ先生にとって、『アイナの日々』。生徒のみんなにとっては、どんな存在になれていたかな?
アイナLOCKS! は休講になるけど、アイナ先生はこれからも、“SCHOOL OF LOCK! の表現の講師”です。これまでの放送後記も、ずっと残ります。
アイナ先生、3年間、愛のある授業をたくさん、ありがとうございました!
聴取期限 2023年4月2日(火)PM 10:00 まで