価値観の公式!

Official髭男dism 2021.3.10 水曜日

SOL!


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聴取期限 2021年3月17日(水)PM 10:00 まで




(※教室のドアが開く音)


藤原「SCHOOL OF LOCK! “公式”の講師。
Official髭男dismボーカルの藤原聡です。」

小笹「ギターの小笹大輔です。」

藤原「なんか花も咲いてきましたね〜最近!」

小笹「俺、今年ちょっと鼻ムズムズするかもって思っている!」

藤原「あー来ちゃった!」

小笹「来ちゃった!信じたくないんだけれども、来るんだよね、やっぱ春差し掛かった頃に。うちのバンドだったらちゃんまつが明らかな花粉症じゃん?」

藤原「はいはい。」

小笹「俺らはなんかムズムズする気がするけど絶対そんなわけないって、現実逃避を続けている。」

藤原「抗ってますよね〜。」

小笹「抗っている、この春の季節(笑)」

藤原「ね。もし花粉症になってしまったら、もうOfficial髭男dismは春は活休だね。」

小笹「もうそれかあれだよ、やっぱり春は北海道で曲作り合宿!」

藤原「(笑)そういう風になっていっちゃうんじゃないかなって思いますけどね。」

小笹「ね。」

藤原「でも2年前ぐらいから花粉症の症状が出た方もけっこういらっしゃるみたいなんで。」

小笹「やっぱ蓄積されて突然発症されるみたいだね。」

藤原「ちょっとね、花粉症にならないことを祈るしかないかな…。」

小笹「そうだね。」

藤原「ボーカル的にはちょっと致命傷だね…ちょっと無理かな。」

小笹「致命傷でしょう。」

藤原「だから…もし花粉症予防におすすめの何かがある方はですね、 掲示板の方に書いて教えていただけたらと思います。」

小笹「教えてください! 」

藤原「教えてくれ!生徒のみんな!宜しくお願いします!」

小笹「Tell Me Baby!」

藤原「はいOK! はいOK!」

小笹「はーい!」

藤原「さあ、今夜も公式を作っていこう!」

小笹「はい!」


 髭男先生こんばんは!!
時々、友達や家族と話していると、
自分とは価値観が違うなと思うことがあります。
そういう時、なるべく相手の価値観を尊重しようと心がけているのですが、
どうしても、食い違ったり、自分の価値観を理解してほしいと思うこともあります。
髭男先生は、価値観が相手と違ったとき、
どんなふうにすれば良いと思いますか?
もうすぐ高校生になるので、
きっと今よりも色々な価値観を持つ人がいると思います。
なので、髭男先生と一緒に、
”価値観の公式”を考えたいです!

ラジオネーム:こはにゃん
 東京都 15歳 女の子


藤原「はい!価値観、大事なことですね。」

小笹「ね。違う価値観を持ってる人に出会うってことは、まぁあることだよね。」

藤原「よくありますね。上手にやっていける方法がないのも良いことなんだと思うんだけどね。」

小笹「基本的に食い違っても俺はあんま何とも思わないタイプではあって、まあそうだよねみたいな感じで。基本大体流せる。食い違ったままで行ける方ではあるんだけど…。」

藤原「相手の好き嫌いとか選べないからね…なかなかそこに苦しむこともあると思うんだけど、そこで何か悩むことは自分の人生にとって結構な財産になったような気がする。」

小笹「おお!」

藤原「相手の価値観を理解したりとか受け入れることがすごく難しい時もやっぱりあると思うんですよ。」

小笹「そうだね。」

藤原「そう。でも分かろうとしてみることが時に面白かったりとか、分かってもらえなかったことに苦しむと、より他の人の立場になったりとかっていうことを考えられるようになってくるような気がしておりましてですね、価値観が相手と食い違った時にうまくこなしすぎるっていうのもなんかなっていうところがありますね。僕、個人的にはね。」

小笹「なるほど。それは確かに俺もなんか身につまされる思いを感じる(笑)」

藤原「なんか4人で曲をアレンジしてても多少のイメージの違いとかはあって、その違いを”どこ(かの部分)は折れれるな”みたいな。そういうところを歩み寄って形にしていくと思うんだけど。伝えやすさを考えるっていうことは良いことだと思ってて、俺も弾き語りの魅力を伝えられなかったなと思った後にパソコンでめっちゃアレンジできるようになったのも、それは自分の価値観を理解してもらう努力をしたということなんだと思うんだよね。」

小笹「そうだね。」

藤原「でもその結果として、それによって俺は編曲すごい楽しくなってきて、よりね。よりのめり込めたから、自分の価値観を理解してもらう努力をしなかったら気づけなかった新しい人生の楽しみだったんだよね。」

小笹「確かに。」

藤原「そうそう。だから公式っていうのがあって、これに当てはめときゃ大丈夫だっていう風に思わない方が。」

小笹「うん。」

藤原「この人生の価値観のぶつかりっていうのは将来的に振り返ってみると素晴らしいものがあったりすることがあるなと。」

小笹「いやそうだね!」

藤原「はい。僕はそう思っちゃう。」

小笹「苦しみの先に得られるものはけっこう大きいかもしれない。」

藤原「そうなんだよね。だから価値観が違う人と関わる時はこうしたらいいよっていう方式というよりは、価値観の違いとはこういうもんだから、あまりその、悪いものだと思わなくてもいいのでは?…という公式を作れたら何か素敵かも…とちょっと思っていたりする。」

小笹「いいね!」

藤原「この方向性はどうかな?」

小笹「良いと思う!」

藤原「やってみましょうか!」

小笹「自分の可能性みたいな。」

藤原「うん!なんか、“価値観の違い”はなんか“自分を広げる何か”みたいなものを、うまく言いたい。」

小笹「確かに。」

藤原「何かこれも”伝える努力”をしたいね。ちょっとだけね。でもあれかな、
価値観の違い×悩み みたいなものでも良いかもしれないよね。価値観の違いに対して考えることが己の価値観を作っていくとか。そんな風な方向性あるかなとか思ってみたり。」

小笹「価値観の違い×(かける)…」

藤原「あ〜そうだね…価値観の違い×(かける)…
でも悩むばかりだと、悩みって言っちゃうとネガティブに捉えてしまう時があるから、
価値観の違い×思考 かもしれない。」

小笹「”思考”が”考える(思考)”もあるし、”試す(試行)”もあるよ。」

藤原「確かに。じゃあそこはひらがなかカタカナにしてしまうという手もあるかな。」

小笹「確かに、嗜好品の”嗜好”もあるんだね!自分の好き嫌いっていうとこをさ。」

藤原「あ〜!」

小笹「いろいろあるね。考えたり(思考)試したり(試行)、好きなもの(嗜好)、向かうところ(志向)。」

藤原「それいいですね!でもなんか人と関わる醍醐味かも思ったりもするし、逆に自分を成長させる何かみたいな。そういう表現でもいいなとも思うし。」

小笹「うん。そういうこと全てをひっくるめて、可能性!」

藤原「確かにね!」

小笹「大きな言葉で括っちゃって!」

藤原「なるほどね。」

小笹「流れる曲も決まったんじゃないかみたいな(笑)」

藤原「そうだね確かに(笑)」

小笹「公式は定まったんじゃないでしょうか!」

藤原「はいはいこれで行こう今日は!」

小笹「はい!」

藤原「ということで、本日僕たちが考えた価値観の公式はこちら!

価値観の違い×しこう=可能性 

整い!」

M. I LOVE… / Official髭男dism

藤原「Official髭男dism『I LOVE…』!なんかね、そういうことだなと思いましたね。なんかイレギュラーだなと思うものに対していろんなこと考えて人生が変わっていくことですかね。」

小笹「そうだね。なんかこうやっぱり最初は痛みとか苦しみみたいなものを伴うかもしれないけど、その先にすごい何か新しいものに出会える、そうやって人間成長していくんだ。」

藤原「まあ、出会って良いように変われなかったとしてもあんまり考えすぎないことかもしれませんね。
なんかさ、自分の心の汚さとか醜さみたいなものにすごく悲しい思いになってしまうことがあるんですけど。」

小笹「うん。」

藤原「なんで自分はこんなにもあの人みたいに愛溢れる人間になれないんだろうとか、なんであんなふうに考えられないんだろうかとか、そこに自己嫌悪が生まれることがあるんだけど、そこに飲み込まれるのもまた違うなと思ってて。
だから自分の中に、ちょっと許せないものが生まれたとしたら時間かけて向き合っていくっていうことも大事なのかな。というのは思いました。
人と自分を比べすぎて、自分を高めることになれば良いんだけど、そこに対して肩を落とすっていうのはちょっとやめて、後の可能性としてね、自分の未来の可能性を広げるっていう意味で長期戦で向かっていくっていうのが良いんじゃないかなって。」

小笹「うん、良い方向に変われることばっかじゃないよね、確かに。」

藤原「そうなのよ。」

小笹「この人と出会って自分、ダメになっちゃったかもしれないって思うこともあるけど、それは長い目で見たらその経験必要だったんだって、後には思えるからね、時間かけて成長していきましょうって。」

藤原「すぐになれるわけじゃないから。楢ちゃんに会った時、なんてピースフルな人なんだろうって思って。あんな人になるためには時間必要よ?もっと人生積まんと、俺は無理やな。まあ、それはそれで自分の価値観だし。良いんじゃないかと思ってるんで。」

小笹「そうだね。」

藤原「こういう風になれないとだめだっていうのはちょっと止める、っていう方がいいのかな。」

小笹「うん。」

藤原「という補足説明でございました!」

小笹「本当にそう!」

藤原「さあ、今夜はここでもう一つお知らせがあります。」

小笹「はい!」

藤原「4月から毎週水曜日に行ってきた公式の講師僕たちヒゲダンのヒゲダンLOCKS!ですが、今月末をもって休講となります。
皆さんお分かりの通りですね、ヒゲダン4人とも、もっともっと公式を作る能力を修行して行かなければならないんじゃないかなと。」

小笹「確かにね。」

藤原「と、いうことになりまして。」

小笹「それこそ長い時間をかけてですね。」

藤原「長い時間をかけてですね、理想の公式の講師にどこまで近づけるかどんぐらいのスピードかはわかりませんけれども、とにかくちょっとね、自分たちでもっと人生積んで、いろんな公式を作ったり、答えられるようになっていけば良いかなという思いもありまして。」

小笹「はい!」

藤原「今月末をもって休講なんですけれども、そう言いつつも、また機会があるごとにヒゲダン先生としてことあるごとにちょっと授業しにお邪魔させてもらいたいなという風に思っています。」

小笹「ことあるごとに!」

藤原「ことあるごとにね!というのも、毎週水曜日にヒゲダンLOCKS!としてやらせてもらう前から『宿命』っていう僕たちの楽曲のブラスバンドバージョン作って、生徒のみんなと一緒にレコーディングしたりとかっていうプロジェクトもやってたんですけど、あれも言ったら毎週水曜日に授業をしてない時から、そんな感じでお世話になってきてましたんで、またこれからも面白いこと一緒にさせてもらえる仲間の一組に置いといてもらいたいなっていう風にも思っています。」

小笹「是非そのようにお願いしたいです。」

藤原「ということで 毎週水曜日の授業はひとまず今月で終了となるので、残り3回の授業となっております。
校長教頭生徒の皆さん、俺たちもっとでっかくなって、でっけえ公式立てるようになって行こうと思いますんで!その辺り引き続きよろしくお願いしたいなという風に思っています!」

小笹「よろしくおねがいします!」

藤原「ということで、今夜の授業は以上です!」


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