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そのころー 校舎内の会議室。

ここは、Base Ball Bear先生とCROMARTYの "控え室"。

みんなは、もうすぐ始まるLIVEを前に、ソワソワ、ソワソワ。

CROMARTYは、この前日に滋賀県でLIVEをして、ほぼ寝ないまま、ここにたどり着いたんだとか。

ボーカルの片桐くんは、寝たり、起きたりの繰り返し。
ほかの3人は、楽器を触ってみたり、なんとなくウロウロしてみたり。

実は、CROMARTYにとってのBase Ball Bearは、
「自分たちが17才の時に、よく "17才" を聴いていたんです」というほど、リアルタイムで出逢っていたアーティストらしい。

閃光ライオットに応募したのが、この春。
そっからアレコレあって、その半年後が、今。

憧れのアーティストとの対バン。
しかも、人の学校の学園祭で。

すさまじいスピード。自分たちでも、よく分からないくらいに。
ドキドキは、高鳴っていく。

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そして、ドキドキしているのは、CROMARTYだけじゃない。

同じ控え室。


こちらは、『べボベLOCKS!』の時の "あの感じ" で、凄まじいテンポで、ボケ&ツッコミのラリーを続けるべボベ先生 (笑)。

とは言え、いつもラジオで聴いている "あの感じ" よりは、すこーしだけ、どこか、カタい空気。

「自分達の学園祭の時って、言うても友達相手にやってたわけだけど、今日は呼ばれているとはいえ、ほとんど俺らに興味が無いだろうって人たちの前でやるわけですよ。
で、通常のイベント・ライブとも違う、無興味の人たちに対してライブをする恐れがある。
なかなかハードルの高い…… だから、今日、僕、すごい帰りたいです (笑)」

これは、メジャーデビューをしてから初めてに近い体験だと言う小出先生。

さらに、堀之内先生も。

「あと、うちらB組の出身じゃないですか。
そんなうちらが、文化祭という場に参加するということが、どれだけ勇気のいることか、というのを楽しみにしていただければなと思います」
※優れた「A」でもなく、落ちこぼれの「C」にもなれない、なんか "モヤモヤ" した存在。それが "B組" の生徒だ!

そう、そもそも、Base Ball Bear先生は、"B組の講師"。
つまり、文化祭とかが、"怖い" (得意じゃない) ほうの人たち。

そういう意味でも、緊張しない訳がない (笑)。

関根先生や湯浅先生も、じっとしたまま、楽器を触ったり、時折、小出先生も声を出したり。

LIVEの時間は、もうすぐ。



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