11/15 「宇宙学 with 平岡教授」

BUMP OF CHICKEN

藤 原:今日の科学の授業は…「宇宙学」!! この教室に届いた『宇宙について科学して欲しい』事のメッセージを紹介していきたいと思っています。
チャマ:ねぇねぇ、俺らそれを答える能力ないんですけど!俺らに質問きた所で、知ったていできちんと答えちゃうよ。
藤 原:はい、「(例題) 太陽ってなんであんなに燃えているんですか?」
チャマ:あれはね、"気持ち"。
藤 原:気持ちの問題?(笑)
チャマ:みんなの気持ちがひとつになった時、熱になるから!
4 人:(笑)

BUMP OF CHICKEN

藤 原:(笑) はい。直井くんの言うとおりです。なので…今週のBUMP LOCKS!は、"本物" の大学の先生の講義を、みんなで聞いて行きたいと思います。"本物" の学校の先生だからね!
 秀 :すごい事だな〜。
藤 原:どう?みんな聞きたい事いっぱいあるんじゃない?
チャマ:もうそりゃいっぱいありますよ!早く!早くはじめよっ!!

BUMP OF CHICKEN


授業開始からソワソワしっぱなしのBUMP先生。
それもそのはず!BUMPの世界観と、宇宙は切っても切れない存在。
生徒からのBUMP先生に科学してほしい事でも「宇宙」が圧倒的No.1!
今日は "本物" の先生をお迎えして、そんな「宇宙」についてお話を伺っていきます!
楽しみにしているのは生徒よりもBUMP先生だったり…? (笑)


BUMP OF CHICKEN

平 岡:生徒の皆さん今晩は。
4 人:こんばんわーーーーーーー!!!!!!!!
平 岡:東海大学工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻の教授、平岡 克己です。
4 人:よろしくお願いしまーす!!!!!!

"本物" の大学教授平岡先生を前に、なぜか藤原先生まで生徒になっています (笑)

BUMP OF CHICKEN

平岡先生が専攻している東海大学工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻とは…
飛行機やロケット、人口衛星を作ったり飛ばしていて、平岡先生の生徒の皆さんは、1000mぐらい飛ばせるロケットを作っているらしい!!! (すごい!!)

今夜のBUMP LOCKS!は生徒のみんなから届いた「宇宙について科学してほしい事」について平岡教授にお話をどんどんお伺いしていきます!

秋田県 15歳 女 かむか
「夜空ってなんの色?宇宙の色なんですか?」


平 岡:皆さんも、夜空を見たことはありますよね。東京は明るいから宇宙の色とは思わないかもしれないけど、オーストラリアや海の上に行って夜空を見ると真っ暗。でもあの暗さは黒じゃないんです。
チャマ:えー!
平 岡:今日は皆さんにお土産を持ってきました。…これは宇宙へ行ってきたエンブレムのミニチュア版をステッカーにしたものなんですが…山崎直子さんという宇宙飛行士が宇宙へ持っていってくれたんですね。その山崎直子さんに宇宙に行ったときのお話を聞いたら…"宇宙は透き通るぐらい暗かった" と。

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4 人:おおぉぉぉぉぉぉぉ!!!
チャマ:なんか涙が出てくる!!
平 岡:とにかく吸い込まれそうに暗い。この暗いというイメージは、地球ではなかなか分からないんです。
チャマ:もっと暗いんですか?
平 岡:もっと暗いんです。何にもない "暗さ" 。今、夜空を見ると大気とか水蒸気とかがあって、色んな光が散乱するので暗くないんですよ。明るい黒。宇宙は本当に暗いんだそうですよ。
チャマ:じゃぁ、僕らは味わった事がないんですね。
平 岡:これは色にも塗れないし、地球上からは一切見れません。昔、ソビエトのガガーリンという人がはじめて宇宙へ行って、地球に帰ってきた時に『地球は青かった』といいましたよね。でも地球は青かったよりも、宇宙は暗かった。こちらのほうが、みんなが知らない世界ですよね。つまり、普通見ている夜空は光の散乱がある。暗く見えても本当の黒じゃないんです。
ヒ ロ:いつか見たいな〜。

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愛知県 16歳 女 とめがね
「最近ニュースで地球以外の星でも水があるというのを聞いたのですが、それって生命が他にいるって事なのですか?」


平 岡:条件では "水" が必要なんですよね。水がなければおそらく生命は誕生しないだろう。
地球を見ると、空気中にある水素だとかアンモニアだとかメタンだとかそういったものが結合して原始生命体が出来てくる。でもそれは水がないところで発生してもダメになってしまうんです。水の中だと原始生命体が保持され、さらにだんだん成長していく事ができる。でもだからといって水があったら生命体が誕生できるかというとそうではない。他の成分もないとだめなんです。
藤 原:沢山ある条件の一つとして水が必要だと。
平 岡:そう。生命が発生していたら、酸素とかオゾンとかが出てくるので。今はまず水があるかどうか、というのを調べている状態なんです。

BUMP OF CHICKEN


そしてここからはBUMPからの質問!

チャマ:子供の頃から言われている事かもしれないんですけど、宇宙ステーションに向けてエレベーターを作る計画!手塚治虫さんのマンガだったり、未来への予想図で描かれていると思うんですが、可能なんですか?
平 岡:これは宇宙エレベーターっていう名前で呼ばれていますが。正式には『軌道エレベーター』といいます。地上から作られている絵って、見たことないと思うんですが、静止軌道といって、3万5000kmのところが地球と同じように廻れるのでそこに人工衛星を置くんです。そこから下に垂らしていく。そうするとその反対側がいります。下ばかり重くなってしまうので反対側にも伸ばすか、錨 (いかり) を置きます。

BUMP OF CHICKEN

チャマ:…今の話だと、理論上は可能なんですか?
平 岡:理論上は昔から色んな人が計算してます。
チャマ:まいったね!
平 岡:でもエレベーター中を移動する箱も新幹線並み、時速300kmぐらいで動いても静止軌道に行くまでには5日間かかるんです。
藤 原:そんなに!
平 岡:乗りっぱなしで5日間ですよ。
藤 原:何する?5日間?
チャマ:そりゃもう修行でしょ!
 秀 :重力もかかってくるんですか?
平 岡:重力がかからない程度に。普通に生活できる程度に時速300kmであがっていくんです。
藤 原:いつか是非行ってみたいですね!

BUMP OF CHICKEN

終始大興奮だったBUMP先生ですが…楽しい授業はあっという間!まだまだ話したりない!聞き足りない!もっともっと聞きたい!という事で、平岡教授には、来週もBUMP LOCKS!に遊びに来てもらいます!(やったー!)
来週もBUMP先生、そして平岡教授と一緒に宇宙について科学していくので、みんなも科学に関する疑問や謎、科学してほしい事を、[ メール ] で送ってね!


BUMP OF CHICKEN

そして平岡教授からのお土産。
"宇宙は透き通るように暗かった" とお話してくれた宇宙飛行士・山崎直子さんと共に宇宙を旅したエンブレムを元にデザインされたオリジナルステッカーを10名にプレゼントします!
応募は [ コチラ ] から!


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