BUMP OF CHICKEN feat.HATSUNE MIKU「ray」
BUMP LOCKS! 2014.3.20 木曜日
チャマ「卒業シーズンやねぇ〜。」
ヒロ「そうでしょう〜。」
チャマ「(歌う)微笑み〜かわして〜語り合い〜♪」
秀「おっ。」
ヒロ「おっ、懐かしい〜。」
チャマ「(歌う)落ち葉を〜踏んで〜歩いたね〜♪」
ヒロ「続くんだ(笑)。」
秀「この歌聴くと、俺泣きそうになっちゃうんだけど(笑)。今泣きそうになっちゃった。」
チャマ「どう? 卒業式。どうだった?」
ヒロ「懐かしいっすね〜。」
チャマ「懐かしいっすね、じゃねぇよ!俺ら留年生だから、ねぇんだよ卒業が!」
ヒロ「あ、そっか。」
<教室のドアが開く>
チャマ「うわ! 先生来た!」
藤原「はーい、静かに〜。はい座って。授業を始めますよ。」
3人「はい!」
藤原「冒頭のしゃべりがもう、軽くネタ切れ感があるよね。」
チャマ「そうでしょう〜!」
藤原「息切れ感があるね。」
ヒロ「3回目だからね。」
チャマ「先生! BUMP OF CHICKENのニューアルバム『 RAY 』の感想書き込みがたくさん届いています!」
藤原「も……!」
チャマ「(笑) 紹介してもよろしいでしょうか?」
ヒロ「も…って(笑)」
藤原「この後に「もちろんだとも!」って言おうとしてんのがバレちゃってな(笑)。……もちろんだとも!」
■ フラゲ!
RAYフラゲしました! 教頭が言っていたように一つの壮大な物語を読んでいるようでもあったし、ライブに来ている気分にもなりました。本当に本当に素敵なアルバムだと思います(^-^)
創羅
女/17/栃木県
女/17/栃木県
藤原「ありがとうございます〜! フラゲしてくれたんですね〜。」
チャマ「ありがとう〜。嬉しいねぇ。」
藤原「本当に嬉しいですよ! ずっと聴いて欲しいと思っていたんでね。」
■ RAY。そしてAR。
RAY素敵すぎました。曲も最高だし、曲順も最高でした。最高すぎて泣きそうになりました。そして! BOC‐ARやりました! とにかく、凄い。AR三兄弟さんに本当に感謝です。二倍も楽しめるアルバムでした!
ふぇいり
女/16/新潟県
女/16/新潟県
藤原「ありがとうございます!」
チャマ「お! やった! マジ感謝!」
藤原「お! やったか! そうでしょうが〜! このBOC-ARね! やってくれましたか、嬉しいですよ〜。」
ヒロ「すごいんだから!」
秀「ありがとう〜。」
チャマ「先週来てくれたよね、十夢さん。ありがとね〜。」
藤原「先週も言ったけど、これでしか体験できない、このBOC-ARでしか体験できないお話がブックレットの中に封じ込められているので、是非ふぇいりさんみたいにやってみてくださいね!」
チャマ「お願いしまーす!」
ヒロ「お願いしまーす!」
チャマ「じゃあ、先生のやつ、やるかい?」
ヒロ「あの、カッ、カッ、てやつ!」
藤原「これをやっているおかげで先生ぶっているっていうね〜。先生ぶっていられるっていうね〜。」
ヒロ「そんなことねぇよ!」
チャマ「んなことねぇし! かっけぇし!」
藤原「……(笑)分かんねぇよ、なんか。全然分かんねぇよ(笑)。」
(藤原先生、黒板に書き始める)
チャマ「さあ、何だろう、今日は。何の授業だと思う? みんな。」
ヒロ「分かんね。」
秀「分かんねぇ。」
チャマ「トマトじゃね?(笑)」
ヒロ「好きだからね〜。」
秀「でも、画数多かったな〜。」
チャマ「あぁ、そっか。」
藤原「良いよ〜、なんか。その、さもこの先の流れを知らないみたいな、そういうぶってる感じ、すげぇ良いよ!」
チャマ「良いでしょ〜。」
藤原「いきます! さあ、読んでみよう。せーの!」
全員「初音ミク!」
ということで今回は、BUMP OF CHICKENのニューアルバム『 RAY 』に収録されている「ray」の別バージョン、初音ミクとのコラボレーション "BUMP OF CHICKEN feat.HATSUNE MIKU「ray」" について科学していきます。この制作に関わったクリエイターの方々、そしてミュージックビデオの撮影エピソードなどを話していきます。
藤原「科学の講師、BUMP OF CHICKEN ボーカル・ギターの藤原基央です。」
チャマ「SCHOOL OF LOCK! 永遠のかっこ良すぎる留年生的な存在、まさにリーダーだ! ベースの直井由文です。」
藤原「……留年生なんだよ?"的" っていうかね。」
ヒロ「同じく留年生。え〜、普通ですけど、花粉症は持ってはいる。ギターの増川弘明です。」
チャマ「バカ言ってんじゃねぇ! お前の花粉症は世界一だぜ!」
ヒロ「それはそれで嫌だけども……。」
藤原「そんなことねぇよ。」
チャマ「そんなことねぇ!」
秀「留年生で交換留学生、ドラムの升秀夫です!」
チャマ「さぁ、3月はBUMP LOCKS! 一ヶ月限定でBUMP OF CHICKENのニューアルバム『 RAY 』を科学しています。春の集中講座をお届け中〜! さて、先日発表しましたが、現在発売中のアルバムに収録されている楽曲「ray」は、BUMP OF CHICKENと初音ミクのデュエット・バージョンの楽曲と、ミュージックビデオを制作しました! イェイイェイイェーイ!」
(全員拍手)
チャマ「それについてのリアクションも既に生徒から届いています!」
■ コラボ
初音ミクとのコラボした「ray」聞きました! 本当によくってずっとリピートして聞いてます!二つとも大好きで本当に感動しました!
弥桜
男/17/愛知県
男/17/愛知県
チャマ「イェーイ! 嬉ちぃ!」
藤原「ありがとうございまーす!」
秀「両方聴いてくれているってことでね。」
チャマ「ではみなさん、ドンドン聞いていきますから、答えてくださいね。」
3人「はーい。」
チャマ「かなりビックリしている生徒も多いと思うんですけど、BUMP OF CHICKENが他のアーティストとコラボするのは初めてですか?」
秀「初めてです!」
チャマ「初音ミクも、公式で他のアーティストとコラボするのも、世界初でございます。」
藤原「これは光栄な話ですね。」
秀「初、初!」
ヒロ「そうか、そういうことか。」
チャマ「A4A 東市さんからの初音ミクコラボ のPV のプレゼンを受けた時の印象はどうでしたか?東市篤憲さんは今回のPVの監督ですよ。皆さん覚えてくださいね。」
藤原「最初はね、僕たちのPVそれだけだと思っていたんです。」
チャマ「プロモーションビデオ作ろうって言ってね。」
ヒロ「初音ミク関係なく、ね。」
藤原「そこに、初音ミクも絡むということ。そういうアイディアを頂いてね。すごいビックリしたと同時にワクワクしましたよね。」
チャマ「ワクワクしましたね〜。」
ヒロ「俺は最初に東市さんの映像を見せてもらった時に、光がすごい印象的で綺麗だなって。是非やりたいなって。「ray」にすごい合ってるなって印象がありました。」
チャマ「秀ちゃんは?」
秀「やっぱり、曲に合ってるなって印象があって、東市さんもすごい曲を聴いてくれている印象があったので、なんか一緒に面白いことができそうって感覚がすぐにありましたね。」
チャマ「俺も、初音ミクちゃんが持ってる側面が「ray」の違う側面を、逆に押し出してくれるんじゃないかなってワクワクがあったんだよね。」
秀「分かる、分かる。」
チャマ「初音ミクというボーカロイドに対してどのような印象を持っていましたか? 藤君!」
藤原「初音ミクに関しては、これは、公式のコメントでも言わせていただいたんですけど、何て言うんだろう……。まず、初音ミクってキャラクターは、指定された音階を、指定された発音で表現していく。その部分に対して、私情を決して挟むことはなく、善悪も無ければ、嬉しい悲しいもなければ、ただただ指定された発音、指定された音階、それを誠実に忠実に歌にして再生していく、再現していく、表現していく。それが目的のものじゃないですか。」
チャマ「そういう目的を持って生まれてきてますね。」
藤原「そうそう。それが音楽になって、当然、ユーザー次第で出来上がったものは良くもなるし、もしかしたらその逆もあるし。ただ、そのユーザーの望む曲の形っていうものを全力で再現するわけじゃないですか。全身全霊をかけて。僕は、僕らが、……これはもう昔から僕らのことを応援してくださっている方は同じようなことを言っていることを聞いたことがあるかもしれないですけど、昔から僕らが思っていることがあって……音楽に対する姿勢なんですけど。やっぱり曲を一番大事にしたくて、僕はこう歌いたいんだ、俺はこうやってプレイしたいんだ、こういう音を出したいんだって、そういう個人のエゴはとりあえず二の次にして、一番大事なのは曲がどういう風に再現されたいと思っているのか、どういうアレンジを望んでいるのか、どういう音を自分につけて欲しいと思っているのか。曲がね。その曲の意思を聞くことを僕たちはいつも精一杯やってきたわけですね。だから、本当はもっと自分はギターをゴリゴリに歪ませてガンガンガンってやりたいって思っても、」
チャマ「そうだね。俺、ガンガン、スラップしたんだ! とかね。」
藤原「したいって思っても、曲にそこそこそれが似合ったとしても、曲はそうじゃないよって、曲自身が望んでいる音っていうのはもっとクランチ程度の歪みだし、もっとスラップじゃなくて、ルートに忠実な音色だし、とか、もっと歌うようなベースだしっていうものであったら、自分のやりたいことはさておき、まずそれを再現する。それを再現するっていうのが自分たちのやりたいことだし、そこにすごい快感を覚えてやってきたバンドなんですね。だから、ちょっと長くなっちゃったけど、初音ミクのキャラクター、僕が最初に思っていた初音ミクのキャラクター、そこにすごく……なんだろうな。尊敬に近いものを感じていて。そういう風に俺たちも音楽をやっていきたいって思っていたしね。」
チャマ「そうだね。忠実だよね。そこは同じ考えだよね。」
藤原「そうっすよ〜。だから、そういう印象を持っていましたね。」
それではここで、このコラボレーションに関わっているクリエイターの皆さんを紹介していきます。
チャマ「まず、ミュージックビデオの作成には、クリエイティブカンパニーの、A4Aの東市さん。」
藤原「東市さんは、だからね、すごいですよね。なんか、考えることがね。」
チャマ「僕らも詳しくは、東市さんに会うまでしらなかったんですけど、世界で仕事している人なので本当にクリエイティブでカッコイイ人ですよね。次に、オリジナル型、初音ミクをコラボレーション用に提供してくださいました、クリプトンですね。クリプトン・フューチャー・メディアというのは、初音ミクを作った会社ですね。」
藤原「クリプトンの方も、現場まで来てくださってね。現場で作業してくれたんだよね。」
ヒロ「北海道から来てくれたんだよね。リアルタイムでミクが動かせるのは本当にビックリしたね〜。」
チャマ「初音ミクの振り付けにはYUMIKO先生が!」
ヒロ「YUMIKO先生も見に来てくれましたね。」
チャマ「YUMIKO先生、ずーっと踊ってた! 現場で。」
ヒロ「ちょっと教えてもらったりね! 難しかったね。」
藤原「初音ミクの立ち方、立つポーズもみんなも教わったんだけど、あれやっただけですごい背中痛くなりそうだったね。」
チャマ「ね〜!」
ヒロ「ははは!(笑) あれ、実はあれ結構、筋肉使うんだよね。」
チャマ「そして、初音ミクのボーカロイドの調教を手がけたのは、livetuneのkz君。kz君、ありがとね〜!」
藤原「kz君、ありがとうございます!」
チャマ「っていうかね、こう……、結局俺は言葉が下手でなかなかうまくいえないんだけど、今言った名前の人たち、会社の人たちが、本当に熱い想いを持って、全力で、みんなで「ray」を作ったって感じがするんだよね。」
藤原「そうだね。」
チャマ「本当に、みんなで新しい物を発信したって感じがしていて、実は、なんかもう、できてからずっと泣きそうっていうか……。すごい、素晴らしいコラボレーションができたなって思っていて。是非ミュージックビデオの方も見て欲しいし、今回僕らは説明しきれてないじゃないですか、まだ。そういうのを[ RAY [ BUMP OF CHICKEN×初音ミク ]のスペシャルサイトがあるので、そこにいろんなインタビューや、様々なことが載っているので、もし分からないことがあったら、BUMP OF CHICKENのホームページからも飛べるので、是非見てみてください!」
チャマ「……ということですが、どうでしょう!」
ヒロ「いや、素晴らしい!」
チャマ「とんでもない!」
藤原「全部言えてました!君は。」
チャマ「ありがとうございます。」
藤原「じゃあ、そろそろ聴いていただきたいですよね、それをね。」
チャマ「もう、超聴いてもらいたいよ〜!」
藤原「じゃあ、今回はその初音ミクとコラボしたこの曲を聴いてください。BUMP OF CHICKEN feat.HATSUNE MIKUで、せーの!」
全員「「ray」!」
チャマ「科学の授業 BUMP LOCKS! そろそろ今夜の授業も終了のお時間です! ……やだ!」
藤原「はーい。いや〜、どうでしたか?みなさん、今日の授業は。」
秀「なかなか話せないことが話せて、良かったと思いますね〜。やっぱ、映像はすごい情熱がパッケージされているものと思うんですけど、そのいろんな人たちと一緒に作ったっていうことが少しでも伝われば良いなと思いますね。」
ヒロ「あと、やっぱ言っておきたいのは、ミクちゃんとあの映像を撮った時に、すごいライブができたなって感覚がすごいあって。」
チャマ「うん、実際にね!」
ヒロ「東市さんの技術によって、リアルタイムであれが投影されていて。だから、後から載せたCGではなくね。そのライブ感っていうのがうまくパッケージされてんのかなって思うんですけどね。」
藤原「そうですね。俺、最初ハイタッチするシーンも、あれもリアルタイムでやっていたんですけど……」
ヒロ「あれ、難しいんだよね〜!」
藤原「大変だったんだよ。何回もやってたよ。」
ヒロ「何回もやってたね(笑)。」
藤原「多分、30回くらいやってたんじゃないかな。」
チャマ「あとね、30回くらい撮った! すごい撮った!」
ヒロ「あれ、過去最多くらい撮ったよね。」
藤原「過去最多なんじゃないかな〜。」
チャマ「もう、次の日立てなかった!(笑) 東市さんがすごい謝ってたんだけど、理由があって。俺らバージョンの「ray」と、BUMP OF CHICKEN feat.HATSUNE MIKUの、両方のを同時に撮ってたの。僕ら、2個ミュージックビデオを作っていたんだよね。」
藤原「その日ね。」
ヒロ「ははは(笑) 多くなるのはしょうがない。」
チャマ「だから、東市さんは悪くないよね。っていうか、最高のコラボができました!」
藤原「ひとつ言い忘れていたんですけど、あの、kz君の話なんですけど、初音ミクのプログラミングを担当してくれたじゃないですか。1日だけ一緒にスタジオに入って、その時が初対面だったんですけど、彼がね、パソコンでこうやって打ち込んでいるんですよ。なんつーんですか、あのー……」
チャマ「ミクちゃんの画面でね。」
藤原「そうそうそう。やってて、俺の歌い方に寄せて、歌い方を色付けしていってたんだって。」
ヒロ「あれ、難しいと思うぜ〜。生の人とだから難しいよ。」
藤原「うん。俺もすごい、ここは下からしゃくっていく、ここはしゃくらないで、ぱーんと出して行く、みたいなのを結構やったりしているんだけど、そこをすげぇ気にして聴いてくれていて、合わせて、初音ミクの歌い方も俺に合うように、そうやって、やってくれて。その感覚はすごいなって思ったんですよね。なんかもう、大事にやってくれた感じがして……本当に、ありがとうございました! これだけ、ちょっと言っておきたくて。」
チャマ「そうですね。なんか、すべての熱い想いが、すべての方の熱い想いが詰まった曲です!」
藤原「そう。東市さんもね、すっげー歌詞読んでくれたんすよ。歌詞読んで、歌詞読んで、それでイメージ持ってきてくれたんです、はい。」
チャマ「なんか、この話していたら終わんねぇぜ。ハッキリ言って!」
全員「(笑)」
チャマ「ヒロ、頼む!」
ヒロ「はい、そうですね。皆さんから、是非是非、感想などのメッセージを待ってます!」
藤原「是非是非!」
ヒロ「BUMP LOCKS!のページから送ってきてください。」
藤原「ということで、本日の授業はここまで! せーの!」
全員「BUMP OF CHICKENでした〜! ばいばーい!」
■ BUMP OF CHICKEN 特設サイト
■ BUMP OF CHICKEN×初音ミク
■ A4A
■ クリプトン
■ livetune
■「ray」feat.HATSUNE MIKU MV
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