「あらすじ」と「第1話」のみ、という文学賞史上、あまり類の見ない応募条件の下、届いた作品数は、初年度を越える3200作品。
その "才能の星群" の中からノミネートされた10代作家たちは、SCHOOL OF LOCK!のWEBサイトを舞台に、2010年の冬から初春にかけ、リアルタイムに感じた "感性" を、"連載形式" で、文字に投下して来ました。
第二回目の共通コンセプトは「世界を変えた落書き」。
第1話以外、作品の結末は未完のままに、プロの作家でも、アタマを悩ませる "毎週連載" というスタイルに挑み、幾多の挫折を乗り越え、締め切り時間内に沸き上がった衝動を、文字に刻み続けた受賞者達。
今年の受賞作家たちも、連載など、もちろん初めての経験である。
「蒼き賞」を、文学史上、最もロックな文学賞!と謳うのは、この "ライヴ感" に由来します。
ここに収められているのは、3人の若き作者が "蒼き初期衝動" で書き綴った、珠玉の3作品。
それぞれの "世界" を変えた、"落書き" の物語。
その目で、耳で、心で、10代の蒼き「今」を感じてみて下さい。
未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK!より |