自転車に乗る時は右左どちら側から乗り、どちら側に降りる?
①右側から乗り、右側に降りる
②左側から乗り、左側に降りる
③左側から乗り、右側に降りる
答え②左側から乗り、左側に降りる
くわしい解説
自転車乗用時の気を付けるポイント
自転車を安全に利用するために、気を付けるポイントがあります。
①自転車には左側から乗る
自転車に乗る時は、見とおしのきく道路の左端で、後方から車が来ないなど安全を確かめてから、自転車の左側から乗ります。
右側は自動車などが通行しているため、危険です。安全な左側から乗ります。
②道路の左側を走る
自転車は車の仲間である「軽車両」です。
そのため、車道の左側を通行します。
2車線以上ある場合は、一番左の車線を通行します。
右側通行は“逆走”となるので、絶対にしてはいけません。
③止まる時は左足をつく
左端を通行する自転車は、止まるときも左足をつきます。
左足をつくと自転車が左側に傾きます。
右側は自動車等が通行しているので、自動車等が通行する右側に傾くと危険です。
左足をつくと、もし転倒してしまった場合も自動車がいない左側に転倒することになり、最悪の事態を免れることができます。
◎右足をつく癖がある人は、最初のうち、左足をつこうとするとバランスを崩すことがあります。
自動車等の通行がない、安全な場所で練習をしてから、公道に出るようにしましょう。
④自転車の左側に降りる
見とおしのきく道路の左端で、後方から車が来ないなど安全を確かめてから、自転車の左側に降ります。右側は自動車等が通行しているので危険です。
⑤ブレーキは左側からかける
停止する場合は、先に左側ブレーキ(後輪)を優しくかけ、速度を落としながら右側ブレーキ(前輪)をかけます。最後は両方のブレーキを併用してしっかりと停止します。
いきなり右側ブレーキ(前輪)をかけたり、雨天時に急ブレーキをかけたりすると転倒する危険性があります。
また、カーブを曲がりながらのブレーキも大変危険です。
事前に速度を落とし、ゆっくりと曲がりましょう。
◎ブレーキは自転車の機能の中でも最も重要な機能です。
自転車に乗る前にはブレーキがきくか確かめてから乗りましょう。
◎自転車のブレーキにはブレーキレバーの開き具合を調整する機能がついている場合が多いです。自身の手の大きさにあった開き具合に調整しましょう。
自転車に乗るときは“左”を意識し、安全運転を心がけましょう。
監修:一般財団法人 日本交通安全教育普及協会