雨が降っている舗装された道路ではどちらが一番滑りやすい?
①降り始め
②雨が上がった瞬間
答え①降り始め
くわしい解説
雨の日の交通安全
舗装された道路では雨が降り始めると、路面のゴミ、油分などが表面に浮き上がり、タイヤと地面の摩擦抵抗が少なくなるため、滑りやすくなります。
自転車や原動機付き自転車などで移動中に雨が降ってきた場合は、「濡れたくない」と急ぐのではなく、スピードを落とし、いつも以上に注意して運転することが大切です。
路面状況だけでなく、雨の日は晴れた日以上に周囲によく目を配り、しっかり安全確認することが大切です。
【雨の日の歩行】
視界が悪くなります。
〇車も視界が悪くなり、歩行者や自転車を見落とすことも考えられます。
レインコートなど、服装は、運転者から見やすいように、明るい目立つ色のものが効果的です。
〇前が見えにくくなるような傘の差し方は、危険です。やめましよう。
〇転びやすくなり危険です。
無理な横断や飛び出しをしないようにしましよう。
〇足元が気になりがちですが、意識して周囲の安全確認をするようにしましょう。
【雨の日の自転車走行】
自転車に乗らないという選択も大切です。
〇傘差し運転や、ハンドル等に傘を固定しての使用も禁止です。
レインコートなどを着用しましょう。明るい目立つ色が効果的です。
〇風雨が強いときは、無理に自転車に乗らず、自転車を押して通行しましよう。
〇路面が滑りやすく、ブレーキがききにくいため、いつもよりゆっくりと、慎重に走行しましょう。
https://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/kyousoku/index.htm
雨の日は視界が悪くなるうえ、濡れたくないという心理から誰もが急ぎがちですが、滑りやすく、お互いに安全確認がおろそかになり、交通事故が起きやすくなります。
雨の日だからこそ、いつも以上に周囲によく目を配り、速度を落として慎重に通行することが大切です。
監修:一般財団法人 日本交通安全教育普及協会