一時停止標識や信号機の無い交差点で、自転車で細い道路から、広い道路へ出る時の正しい行動は?
①そのまま通行する ②徐行する ③一時停止する
答え③一時停止する
くわしい解説
優先道路と非優先道路
自転車乗用中、細い道路から広い道路へ出る場合、一時停止の標識がなくても、一時停止する必要があります。
信号が設けられていない交差点では、ほとんどの場合、優先道路と非優先道路があります。
優先道路とは、一般的にはセンターラインや車両通行帯があったり、道路幅が広い方となります。
標識やセンターライン、道路幅などで優先関係がわからない場合は左方優先のルールがあるため、左側からきた車両が優先となります。
目的)
交通整理の行われていない交差点において、通行している道路が優先道路であることを明らかにし、交差点等における交通の安全と円滑を図る。
対象)
1. 道路幅員がほぼ同じ道路の交差点で、一方の道路の交通を優先させる必要がある道路
2. 道路幅員が異なる道路の交差点で、幅員が狭い道路の交通を特に優先させる必要がある道路
縦に太く描かれた道路が走行中の優先道路を表し、横に交差する細い道路が非優先道路を表しています。
交差点に進入する直前に設置されている一時停止や徐行の標識に「前方優先道路」と記載された補助標識がある場合は、交差する道路が優先道路であることを表します。
自転車は車両の仲間です。自動車だけではなく、自転車も該当します。
信号のない交差点や見通しの悪い交差点の通行はルールを守り、十分に注意しましょう。
監修:一般財団法人 日本交通安全教育普及協会