踏切を横断する時、自動車や自転車は手前で一時停止しなくてはいけませんが、
歩行中は一時停止しなくてもよい?〇か×か。
答え×
くわしい解説
歩行時の踏切横断
踏切を横断する際、自転車や自動車はもちろん、歩行時でも踏切横断前の一時停止は道路交通法で定められています。
踏切の種類によっては、遮断機や警報機がないものがあります。
そのため、自分の目や耳で列車が接近していないことを確認することが大切です。
踏切の警報機や遮断機が作動し始めたら、絶対に踏切内に進入してはいけません。
遮断機のない踏切でも警報機がなったら絶対に渡ってはいけません。
踏切から離れて電車が通りすぎるのを待つことが大切です。
踏切は、鉄道と道路が平面交差する部分のため、踏切を安全に横断するためには、ルールを守る必要があります。
踏切横断時のルール
① 踏切の直前で停止
歩行者も自動車も、踏切の直前で一時停止する必要があります。
② 自分の目や耳で安全であることを確認してから横断 ~とまれ、みよ、きけの徹底~
踏切を横断するときには、自分の目や耳で列車が接近していないことを確認する必要があります。
③ 踏切警報機や踏切遮断機が作動したら絶対に踏切内に進入しない
踏切警報機や踏切遮断機は、列車が踏切に到達する数十秒前から作動します。
踏切遮断機が降り切ったら列車は直後に到達しますので、決して踏切内に進入してはいけません。
④ 踏切内でとどまらない ~万が一のときは、速やかに報知~
踏切の横断中は、踏切内でとどまらずに安全に横断することが必要です。
踏切内で、万が一、脱輪、エンジン停止等のトラブルが発生した場合は、速やかに踏切の外に出て自身の安全を確保のうえ、一刻も早く踏切支障報知装置(非常ボタン)を押すなど、列車に危険を知らせる必要があります。
(また、周囲の方にも、非常ボタンの押下などの協力が望まれます)
もし、踏切遮断機が降り切って踏切内に閉じ込められた時には、遮断かんを車で押したら出られます。
まだ大丈夫だと思って立ち入ると、大変危険です。罰則もあります。
電車のダイヤが乱れるなど、たくさんの人に迷惑が掛かります。
踏切横断時はどんな時でも一時停止し、安全確認をしてから横断しましょう。
監修:一般財団法人 日本交通安全教育普及協会