救命のための医療機器「AED(自動体外式除細動器)」ですが、
日本でAEDを使用することができる対象者は何歳から?
①0歳以上
②10歳以上
③15歳以上
答え①0歳以上
くわしい解説
AED使用
現在、日本のAEDは年齢制限はなく、未就学児モードに切り替えることで、1歳未満の乳児に対しても使用することができます。
AEDは訓練を受けてない人でも使用することができるので、使い方を確認しておきましょう。
けが人が呼吸をしていない場合は心停止状態です。
救急車を要請してから現場に到着するまで、ほとんどの場合5分以上かかり、10分以上かかるケースも少なくありません。
交通事故などによる負傷者を目撃したときは、速やかに119番通報をするとともにAEDの手配をし、AEDが届くまでは胸骨圧迫(いわゆる心臓マッサージ)を行いましょう。
AEDは音声指示に従い操作するだけで、電気ショックの必要性も機械が判断してくれます。
【AEDの基本的な使用方法】
①電源を入れ、音声指示に従いながら、パッドのイラスト通りに電極パッドを体に貼る
②「心電図を解析します。」などの指示に従い、胸骨圧迫を止めて離れる
③「ショックが必要です」の音声ガイダンスが流れたら、傷病者に誰も触れていないことを確認し、ショックボタンを押す
④胸骨圧迫を再開し、電源を切らず、パッドもはがさず、指示に従いながら救急隊員を待つ
いざというときに焦らないためにも地域の救命講習などに参加してAEDの使い方を学んだり、日ごろからどこにAEDが設置されているか、確認しておきましょう。
【AEDの主な設置場所】
①駅やデパートなどの人が多く集まるところ
②市役所や公民館、交番や消防署などの公共施設
③学校(幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学、専門学校等)
④高齢者のための介護・福祉施設 など
日本AED財団資料「命を守る心配蘇生AED」
https://aed-zaidan.jp/user/media/aed-zaidan/files/download/poster28-3.pdf
日本医師会 救急蘇生法
https://www.med.or.jp/99/kids.html