一般的に交通事故は交差点や交差点付近で発生することが多いです。
では、雨天時の交通死亡事故はどこで発生することが多いでしょうか?
①交差点や交差点付近
②まっすぐな道やカーブなどの単路
③踏切
答え②まっすぐな道やカーブなどの単路
くわしい解説
雨の日の交通事故
雨天時における道路形状別交通事故件数では、
「交差点や交差点付近」で約6割(56.8%)が発生しています。
そのうちの死亡事故件数だけを見てみると、
単路といわれる「まっすぐな道やカーブ、(トンネル)」といった
交差点以外での事故の割合が増え、約6割(55.7%)が発生しています。
参考:2021年版交通統計年報(警察庁交通局)より作成
▼雨天時の事故防止のポイント▼
雨の日は、視界が悪いだけでなく、滑りやすく、つい足元に目が行きがちです。
濡れたくないという気持ちからつい急ぎ足になってしまい、
周囲の安全確認もおろそかになります。
【歩行時】
傘やレインコートなどの服装は、運転者から見えやすいように、
明るい目立つ色のものを選びましょう。
また、前が見えにくくなるような傘の差し方は危険ですので、やめましょう。
より視認性の高い雨具の使用や服装をすることが 交通安全につながります。
【自転車乗用時】
傘を持って片手運転することは違反です。
また、傘を自転車に固定して運転することも違反となり、
強風によってハンドルを取られる危険性もあります。
レインコートなどの雨具を着て自転車に乗る場合でも、
安全のため視認性の高いものを着用し、スピードの出しすぎなどせず、
周囲を注意深く確認しながら運転することが大切です。
自転車に乗らないという選択肢も考えましょう。
これから雨の日が多くなる時期になります。
雨の日に外出する際は、どの時間帯でもいつも以上に安全確認を意識しましょう。
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監修:一般財団法人 日本交通安全教育普及協会