これまでの十数年間という過去も。
これからの数十年間という未来も。
全部、詰まっている。
いつか彼女たちは、今日の日を思い出すだろう。
この学校に入学した頃には、決して想像もできなかった一日のことを。
大好きな友達と、大好きなミリヤ先生と、一緒に歌った瞬間のことを。
そして、今日はいつしか過去になる。
完成した楽曲、そして、ステキな思い出だけを残して。
―大人になったある日。
彼女たちはこの曲を、どんな想いで聴くのだろう?
…ダメだ。素敵すぎる。