1番… CDに録音された、プロアーティストが作詞・作曲した楽曲
2番… SCHOOL OF LOCK!でオンエアされた、アマチュア・ロックバンドのメンバーが作詞・作曲した楽曲
3番… ネットに自分でアップした、アマチュア・シンガーソングライターの楽曲
★正解… 1, 2, 3
これは意外ですね。アマチュアかプロかって関係ないんですか? じゃあ、ボクがいきなり作曲したら、もう、ボクが "著作者" になっちゃう訳ですか?
その通りです。作詞者・作曲者がアマチュアかプロかということに関係なく著作権は存在します。著作権法上は、"思想又は感情を創作的に表現したもの" は全て著作物。つまり、日本では、著作権を取るために何かに登録する必要はなく、何か、著作物をつくった時点で、自動的に著作権が発生するんです。
じゃあ、そのアーティストが有名か無名か、なんてことも関係ない訳ですね。
そうです。オリジナルの曲をつくっている10代の皆さんも、立派なアーティスト。そのオリジナル曲の全てに、著作権が発生します。
よし、じゃあ、せっかく今日来たついでに、ボクのオリジナル曲をJASRACさんに預かっていただいてもいいですか? これは、ボクが10代の時につくった曲で…
スミマセン、残念ながらそれは……
何ですって!? (机をバーン!)
ボクの歌は、音楽じゃない! そう言いたいんですか!? この、魂を込めてつくった歌を……… (ワナワナ…) JASRACは、ボクの歌を、歌と認めないんですね!? ああ! 分かりましたよ! JASRAC! 今日からアナタは、ボクの敵だ!
い… いえ…… (苦笑) 。JASRACが著作権を預かるのは、その作品が "第三者" に使われている場合なんです。
第三者だぁっ? (クワッ!)
たとえば、その作品を演奏しているのが五明くんだけなら、自分で自分の曲を使っている訳ですから、許可をとる必要ないですよね。でも、五明くんの作品があちらこちらで使われるようになったら、使いたい人に許可したり、使用料を払ってもらったりするのは大変ですよね………?
ナルホド!
(いきなり!?)
アーティスト側にしてみたら、自分のアーティスト活動だけでも忙しいのに、なかなか自分の作品管理まではできないですよね、確かに。とゆーことは、JASRACはアーティストの皆さんの、強い味方、ということですね!?
そ、そうですね…… (苦笑) 。そこで、私たちのような、著作権管理団体の出番となります。なので、このクイズの選択肢の3番のように、SCHOOL OF LOCK!で五明くんの作品がオンエアされるようなことになったら、ぜひ、私たちがその作品の著作権をお預かりさせていただきます。という訳で、五明くんの歌、私も、機会があったらぜひ聴かせて下さいね。
お安い御用です!
(今!?)
じゃあ、今日はギターを持ってきていないので、イントロは鼻歌で歌わせていただきますね! いきますよ〜 ♪m〜、mmmmmm〜
……………………
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