SCHOOL OF LOCK!×ストレイテナー
札幌レポート

ストレイテナーが四人編成となって初のLIVE TOUR【Hello Miss Weekend Tour】。

いつも、部屋の片隅の小さなスピーカーから流れる音。
それを生で聴けるという事は、夢にもみていなかった。

始まるまでのあの空気。
高鳴る心臓。

始まる直前。
大きなハコの中は、今か今かと待ちわびている人々で賑わう。

刻々と開演の時間に近づき、ハコは暗くなる。

全体がステージを見つめる。
高鳴る心臓は、[バクッ バクッ] と音をたてている。

見つめる先に人影が見え、会場は熱くなる。

4人がステージに立ったのを見て、改めて《4人》という事を確認する。
最初の一音がハコ全体を包んだ瞬間、会場はついさっき、始まりを待っていた空間とは別の世界となった。

この会場に来た人すべてを、【ストレイテナーワールド】に引き込んだ。

目の前で音を奏でているのは紛れも無く、いつも小さな四角いスピーカーから流れる音を奏でている人達。

この広いハコの中に響いてるこの音。それは、私の狭い心に響く。

跳んだ。踊った。

最初から全速力の4人に、立ち向かうかのように、盛り上がる。
最初の3・4曲で、はやくもハコの酸素が薄くなる。
はじめて聴いた生の音。
純さんのギター、ひなっちさんのベース、シンペイさんのドラム、ホリエさんの声。
違和感が全くない。
もともと、4人だったかのように、全ての音が混ざり合って心に届く。

私の好きな曲。【SIX DAY WONDER】
ホリエさんの鍵盤の音に、ハコ全体が染まる。
人々の間からたまに見える4人。
とても、素敵だった。
そして、こんな時間がずっと続けばいいと思った。

その考えとは裏腹に時間の流れははやく、終わりが近づいてくる。
ハコの中の全員が一体となって、音を楽しむ。
そして、曲は次から次へと進み、いつの間にか最後の曲。
終わって欲しくないと誰もが思っただろう。
終わった後も、誰もが帰ってくる事を願い声を出して4人を呼んだ。

それにこたえるように、4人は、再びステージに現れてくれた。
アンコールは、あっという間だった。
一音一音を身体全体で聴き、最後の力を振り絞り暴れた。

素敵な音、4人の奏でる響きは、終わった今でも頭の中にフラッシュバックしてくる。
LIVE終了後、完全燃焼とはこういうことなんだと実感した。
ストレイテナーの曲を聴いたら、生きる力をもらえた。
明日も頑張れる気がした。

心に響く音楽。
ストレイテナーは進化し続けている。

素敵なLIVEをありがとう、ストレイテナー。


REPORTED BY 北海道 となりの山田君 15歳


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