ビールな一品

津ぎょうざ 写真

放送日時:2012年5月5日[土]
津ぎょうざ
< 三重県 >

レディオキューブ FM三重
富田哲也

おすすめポイント

レディオキューブ FM三重 アナウンサーの富田哲也です。

三重県は「美し国(うましくに)」というだけあって、松阪肉や伊勢海老など、美味しいものがいっぱいです!

今回、ご紹介するのは、県庁所在地 津市のご当地グルメ「津ぎょうざ」。

「津ぎょうざ」は直径15?の大きな皮で具を包み、油で揚げてある大きな揚げ餃子です。市町村合併前の津市の教育委員会の栄養士がレシピを考案し、1985年ごろから、現在においても学校給食で提供されている、子供たちに大人気の一品です。

市町村合併前の津市の学校給食は、調理員の手作りが基本でした。一般的な餃子だと、子ども1人あたり4~5個は必要で、手間がかかって作れません。そこで、1個でおなかいっぱいになるようにサイズを大きくしたのが始まり。また、給食室の調理器具では大きな餃子を一度に焼くことができなかったため、揚げることによって、火を通すようにしました。子どもたちのことを考える栄養士や調理具の知恵や工夫で、「津ぎょうざ」は「大きな」「揚げ餃子」になったんですね。

油で揚げたパリパリの皮を、がぶっとかじれば、じゅわーっと熱々の肉汁がしたたり落ち、ジューシーな餡が口いっぱいに広がります。もちろん、ビールとの相性もぴったり! 一度、見たら忘れられない「インパクトのある見た目」も相まって、大人気のメニューです。

津市内の飲食店で提供されている「津ぎょうざ」の定義は、1、直径15cmの皮を使用 2、揚げ餃子であること ですが、中身の餡に規定はありません。つまり、各お店のオリジナル! 現在、津市内では25のお店で、それぞれ、趣向を凝らした「津ぎょうざ」を食べることができますよ。

*写真は、小さくみえる餃子が一般的な普通サイズの餃子。大きくみえるのが「津ぎょうざ」です。
番組へのメッセージはこちら
メールマガジンの登録はこちら
ページトップへ戻る