KIRIN BEER "Good Luck" LIVE

１２月も後半戦ですね。
東京も真冬の寒さが続いた週末。
クリスマスも近づいて、ソワソワ、ワクワク予定を立てている方も多いでしょうか。
今週はあの冬のラブソングの名曲を。

ライブパーティーを開いてくださったのは中島美嘉さん。
黒のジャケットにパンツスタイル。そしてピンヒール姿で登場。

スタジオにはグランドピアノとベース。
リリースされたアコースティックアルバムと同じ３人編成で届けてくださいました。

ライブパート１

降り注ぐような美しい歌声から始まった「花束」。
ピアノの旋律が柔らかく、中島さんの歌声を追いかけるように続いていきました。
ピアノと中島さんの歌声だけで作られていく世界は
冬に咲く花のように強く凛としています。
話しかけるように優しく、訴えかけるように強く。

歌い終わると、お客さんに微笑みながら、
「短い時間ですが、楽しんでいってください」と一言。

続いて「声」を披露。
囁くような歌声に、スーッと聞き入る。
後半にかけての圧倒的なパワー。魂が込められていく歌声が
ドラマチックに広がっていきました。

ライブパート２は

新曲「彩恋～SAIREN～」から。
中島さんのクールな瞳がお客さんに向けられました。
これまでの強さが全て優しさに変わり、
柔らかに歌い上げていく中島さん。
恋をした時に、誰かに優しくなれる気持ちが歌声から伝わってくる。
彩られていく世界を静かに歌う中島さん。

そして今年１５周年を迎えた中島さんの冬のラブソングの代表曲
「雪の華」。

ピアノの繊細でツヤのあるイントロが始まると、
それだけでハラハラと舞う雪が見えてくるようでした。
私自身、この曲とともに青春時代を過ごしていた日を思い出しながら
何度聞いても本当に素敵な曲だなと改めて感じました。

恋をして知っていく喜び。冬の恋の特別感。
あれから月日が経って、言葉や恋の理解が深まった分、さらにこの曲の景色をよりしっかりと感じられるようになったかもしれません。
皆様もそうでしょうか。
中島さんが空から降ってくる雪を見るように手を広げながら歌う。
冬のキラキラした世界に連れて行ってもらいました。
これからもずっと歌い継がれていく名曲です。


続いて「Gift」。

中島さんの思いが歌詞に溢れているナンバーです。
「私たちが味方だから、大丈夫！」と背中を押してくれる曲で、
これまでよりもさらにお客さんを見て歌っているようでした。
「いつでも守ってあげる～」の部分でニコッと微笑みかける中島さん。
お客さんにも笑顔が溢れて、最後は温かな拍手に包まれました。
全員が笑顔になってライブパート２は終了しました。


ライブパート３は
中島さんが椅子に座ってスタート。
背もたれにもたれかかってゆっくりとマイクを口に近づけて歌い始めました。
カバーで「ひろ」。
歌詞の世界を中島さんが、表情と歌声全てで表現していく。
やるせない思いが伝わって胸がいっぱいになりました。


最後は立ち上がってスタンドマイクで
「Amazing Grace」を。

スタジオを包み込む中島さんの圧倒的な歌声。
曲中に、ふっと微笑む中島さんの表情がとても優しい。

心の中の感情が、中島さんの歌声で動いていく。そんなライブでした。
思いっきり、楽しんで、喜んで、泣いて、悲しんで。
そんな思いを共有できる時間。
中島さんの歌声に溶け込んでいく自分の感情を
中島さんが受け止めてくれるような優しさを感じて、胸がいっぱいになりました。

お聴き逃した方は、ぜひradikoでお楽しみくださいね。
リアルタイムで聴いた方も、一週間はタイムフリーで楽しめます。