KIRIN BEER "Good Luck" LIVE

今年メジャーデビューしたばかりのHOWL BE QUIETのみなさん。
フレッシュさもありながら、どこか落ち着いていて冷静な雰囲気。
アコースティック編成で届けていただいたライブパーティーも
しっとりとドラマチック。
そして一度聞いたら忘れられない竹縄さんの歌声。
とても素敵な時間でした。


ライブパート１


MONSTER WORLD

キラキラしてポップな印象だったこの曲も
アコースティックバージョンで聞くと、
ボーカル竹縄さんの歌声の魅力をダイレクトに感じるあたたかい雰囲気に。
優しくハスキーな声。高音部分がキラッと光るように艶やか。
心に染みる歌声です。


ステレオライダー

竹縄さんの歌とギターの演奏が始まった瞬間、みなさんがふっと無表情に。
その瞬間的な無の感じがかっこいいなと思っていたら
サビの前で一瞬止まって一気にギター、ベース、ドラムが加わって
勢いとテンポが上がっていく。
そしてみなさんの表情が解放されていくように。
一曲目からつながってHOWL BE QUIETの世界に引き込まれていきました。


クローバー

キーボードの引き語りで始まったこの曲。
竹縄さんの歌声が突然切なくなって、心の中の思いが溢れ出すように。
吐息のようなかすれた声と強がるような声。
鍵盤を一瞬離して、また勢い良く弾く。
その仕草も切なさと心の迷いが表れているように伝わりました。

ライブパート２


レジスタンス

体がビクッとなるほど、ギターの力強い演奏で始まり、
そこからギターとドラムとベースの軽やかな演奏が加わる。
夏らしいさわやかさとスピード感。軽快なリズムとギターの音色がとても心地よい。
前向きな歌詞が心に残って、みなさんの表情もとても和やかでした。


Triangle

竹縄さんがファンだというSMAPのカバー。
本当にSMAPが好きなんだなというのが表情と声から伝わりました。
目をつむって絞り出すように歌う瞬間や、
途中で顔を鍵盤に近づけて丁寧に弾く姿。
ギターの演奏が寄り添うようでとても優しく響いていました。


ライブパート３

GOOD BYE

問いかけるような歌詞。
竹縄さんが聞いている人に質問するように歌うと、歌詞が浮き出るように伝わる。
とても不思議な気持ちになりました。


My name is...

心地よいリズムにお客さんも上半身でリズムをとるように動く。
「My name is・・・」と歌った後の余韻が綺麗で、優しい。
最後は泣いているお客さんもいました。
竹縄さんの歌声はデトックス効果があります。
私もとても癒され、心に響きました。


孤独の発明

ギターの黒木さんとベースの橋本さんが座りながら向かい合って
音を合わせるように演奏。微笑みながら。
竹縄さんのささやくような歌声が綺麗に入り込む。

HOWL BE QUIETのみなさんのアコースティック編成の音、歌声、とても美しくて凛としていました。
歌声や、表情、演奏する姿、動き、全てが曲ごとに変わっていて
伝えたいことを音だけではなく全身で伝えているように感じました。

体と心でメッセージを受け取るような時間。とても幸せでした。

素敵な時間をありがとうございました。