LIVE REPORT
放送日時: | 2016年4月16日[土] |
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ゲスト: | 古内東子 |
Information
日本人離れしたメロディー・アレンジセンスと、恋愛をベースに、男女の心の揺れ動きを見事に表現した詞世界は、男女問わず、絶大な人気がある。2009年アルバム「IN LOVE AGAIN」を発表。好セールスを記録。
2010年「PURPLE」を発表。続いて2011年「透明」、デビュー20周年イヤーに入る2012年「夢の続き」をリリース。ホール公演を敢行し、円熟した世界観を披露している。
2013年2月、デビュー20周年記念ベストアルバムをリリース。新録「さよならレストランfeat.平井堅」では長年親交のある平井堅氏との共演を果たし、「誰より好きなのに feat.槇原敬之」では、最新ヴァージョンを提案し、各界から好評を博している。
ラジオ的プログラム「古内東子の行きつけラジオ」をYoutubeにてスタート。2014年は弾き語りツアーを春に敢行し、秋には国際フォーラム公演を果たした。2015年弾き語りツアー、三井ホール公演2daysを敢行。
2016年本年は、初のデュエットアルバム「TokoFuruuchi with10legends」をリリース。新たな古内ワールドを構築している。
ニューアルバム『Toko Furuuchi with 10 legends(初回限定盤)(DVD付)』
¥4,104円(税込)
ニューアルバム『Toko Furuuchi with 10 legends』
¥3,240円(税込)
■LIVE
『春の弾き語りツアー』
04/29(金) 横浜モーションブルー
5/5(木)、6(金) 大阪ビルボードライブ
5/21(土) 名古屋ブルーノート
5/31(火)、6/1(水) コットンクラブ
※その他、詳しい日程・情報はオフィシャルページをご確認ください。
「古内東子 公式サイト」
http://tokofuruuchi.net/
LIVEレポート
これまでの恋愛の扉をひとつひとつ開けて、懐かしい気持ち、切ない気持ち、もどかしい気持ちを愛しく思いながら・・・しっとりとした歌声に酔いしれる時間。
今回ライブパーティーを開いてくださったのは古内東子さん。
目を閉じて聞き入りたくなる歌声・・・でもピアノを弾き語りする姿もとても美しくて、目を閉じるのがもったいない・・・。歌声も、その姿も、、、古内さんから溢れ出る大人の魅力をずっと心に焼きつけておきたいと思う時間でした。
ライブパート1
「逢いたいから」
この曲の前のCM中、「緊張する~」とおっしゃっていた古内さんですが、ピアノを弾き始めた瞬間、表情が変わりました。大切なものや大好きな人を見る時のような優しくて柔らかい表情。そして歌い始めた瞬間、体も心も緊張がほぐれていくようでした。古内さんの大人の歌声と独特の歌い方に引き込まれていきます。
「星空」
ここからギターも加わりました。ピアノに寄り添うようにギターの余韻が響きます。少し世界が変わって。スタジオに夜空が浮かび、星がまたたくような静けさときらめく音色。恋愛をしている時の悲しみの中にきらっと光る思いは星空に似ているなあと感じながら聞いていました。
「歩き続けよう」
古内さんの吐息まじりの歌い方がたまらないです。
「遠回りをしても それはそれでいい」という歌詞と古内さんの歌い方が好きです。人を好きになった時、誰もが感じる思い。恋愛においても人生においても大切な言葉がつまっている歌です。ギターソロの響きと余韻がまた切なくて最高でした。
ライブパート2
「花の時・愛の時」
3月にリリースされた古内さんのデュエットカバーアルバムから。
歌詞は印象的で真っすぐなフレーズなのですが、古内さんの語りかけるような、問いかけるような歌い方で優しさが加わって心に響いてきました。恋愛の、時に強く激しい思いを柔らかく歌う古内さん。それが心地良く癒されます。
「さよならレストラン」
このあたりで、私はホロっとしそうになるのを一生懸命こらえていました。
古内さんの鼻にかかるような独特の歌い方が心に染みて切ない。でも、ギターとピアノの音色が絡み合って、優しい。心がじんわり熱くなる。高音部分をしぼりだすように歌う古内さんの姿が印象的でした。
ライブパーティー3
「誰より好きなのに」
これまで様々なアーティストの方々にもカバーされている古内さんの代表曲の1つ。私も大好きな曲です。これまでの雰囲気とはまた違って、明るく、テンポの良いピアノでスタート。素直になりたいけど素直になれないもどかしさと切なさ。恋愛をしたときの不器用な気持ちが全てつまっている曲。古内さんの裏声と地声の絶妙な切り替えが、はかない気持ちにさせて、切なさがぐーーっと伝わりました。恋愛をしたことのある女性なら誰もが共感できる歌詞です。
「Peach Melba」
「4月といえばこの曲なんです」とおっしゃった古内さん。
テンポアップしたギターのリズムがとても心地よくて、春の出会い、浮き足立つようなそわそわしたような感覚を思い出させてくれるような時間でした。好きな人に他に好きな人がいても、好き。その気持ちが軽やかに伝わる、さわやかな気持ちになりました。
恋愛をした時、自分が自分ではなくなるような感覚。
説明できないその思いを古内さんの歌が解き放ってくれます。
古内さんが地声と裏声を切り替える瞬間、何度もゾクゾクっとしました。
弾き語りだからこそ言葉が真っすぐに伝わりました。大人の余韻。たまらなく贅沢な時間でした。
古内東子さん、ありがとうございました!
Set List
- 1.逢いたいから
- 2.星空
- 3.歩き続けよう
- 4.花の時・愛の時
- 5.さよならレストラン
- 6.誰より好きなのに
- 7.Peach Melba