KIRIN BEER "Good Luck" LIVE

7月のはじまり。東京は、梅雨の季節らしく雨が降り続いていました。
そんな週末の夕方に、除湿サウンドを届けて下さったのは
日本が世界に誇るポップ・インストゥルメンタル・バンドT-SQUAREの皆さん！
除湿というより、カラッと晴れた夏を運んできて下さいました。

今年でデビュー37年目を迎え、来週、通算41枚目となるオリジナルアルバム
「PARADISE」をリリース。
ウミガメがパラダイスを探しているというジャケットも魅力的。
いよいよリリースになるそのアルバムの中から、
そして、弾き継がれるあの名曲達も！届けて下さいました。

ギター：安藤正容さん、サックス＆ウィンドシンセ：伊東たけしさん、
キーボード：河野啓三さん、ドラム：坂東慧さん、
そして、TheSQUAREのメンバーでもあったベース：田中豊雪さん。

ライブ・パート1。
「T-SQUAREのステージ大いに盛り上がりたいと思っています。
最後まで楽しんでください！」と伊東さん。
その一音目から、一気に夏がひらく！
“Mystic Island”

ベース、ドラム、キーボードのグルーヴの波を
クールに泳ぐギター、そして、ウィンドシンセの音。
肌にジリジリとくる陽射し、火傷しそうなほど熱い砂浜。
それとは反対にクールダウンさせてくれる風や
目が覚めるような冷たい海。
リゾート地が浮かんでくるメロディに思わず身体が前のめりに。

自由なイマジネーションを楽しませてくれる
インストの世界。

“Mystic Island”に続いてもアルバム「PARADISE」から
“Vivid”と“Paradise”を。

より軽快な“Vivid”
その演奏はまるで匠達が会話するように繰り広げられる。
一瞬一瞬が圧巻過ぎて！

伊東さんは、サックスに持ち替えて。
“Paradise”
夢の中へ入っていくような、
夏への期待感にワクワクと胸が膨らむような・・・
それでいて、大人の世界。


ライブ・パート2では、「PARADISE」から
“Through The Thunderhead”
ウィンドシンセとギターのメロディが
まるで空中を飛ぶ鳥が交差するように美しく交じり合う。
キーボード河野さんの美メロ。
芯と品が融合したT-SQUAREの魅力。

座っているのに、身体が音への興奮で熱くなり、
鼓動が早くなるのを感じました。

暴れる坂東さんのドラムのキレが抜群だったのは、
“Surfin' On The Sky”
8月の一番暑い灼熱の時期にまでトリップさせてくれるよう。
衝撃の疾走感で演奏する伊東さん、
そして、キリッとクールな安藤さんの神技も炸裂でした。


ライブ・パート3では、
イントロで皆が顔を見合わせながら笑顔になりました。
“Omens of Love”と“Truth”を！！！

この曲を生で聴ける感動を噛みしめながらのヒトトキ。
途中、皆で飛び跳ね、Truthでは拳を突き上げ応戦する気持ちで
聴いていらっしゃいました。

研ぎ澄まされた究極の世界！

今日この後、久々に楽器を持ち出して弾いてみようかなぁという
お父さんやお兄さん達が全国各地にいらっしゃっることでしょう。
会場に集まったファンの皆さんも、「うん、うん」と頷いて
いらっしゃいました。

奏でる音に全てを預けて聴き入ったT-SQUAREのライブパーティ。
メンバーの皆さん、本当にありがとうございました！