LIVE REPORT

放送日時:2014年9月13日[土]
ゲスト:ゴンチチ

Information

GONTITI(ゴンチチ)は、ゴンザレス三上とチチ松村によるインストゥルメンタル・アコースティック・ギターデュオ。1978年結成、1983年デビュー。彼ら の創り出す美しいメロディーは、聴く人の心をほっとさせ、聴く人、聴く場所、聴く時間を選びません。どのようなシチュエーションにも自然にマッチするゴンチチサウンドは、コマーシャルやTV・ラジオのBGM等、日々の我々の身の廻りで聴くことが出来ます。
2003年より、「放課後の音楽室」が高校音楽教科書「音楽2」に掲載。2004年にはカンヌ国際映画祭で史上最年少・最優秀男優賞を受賞した「誰も知らない」(監督:是枝裕和)の音楽を担当。以降、2008年公開映画「歩いても 歩いても」(監督:是枝裕和)、2012年公開TVドラマ「ゴーイング マイ ホーム」(監督:是枝裕和)、2013年公開堤真一主演映画「俺はまだ本気出してないだけ」(監督:福田雄一)、2014年夏公開映画「くらげとあの娘」(監督:宮田宗吉)等、TVや映画音楽を数多く手掛けています。
結成36年目にして互いが還暦を迎える2014年秋「GONTITI ダブル還暦フェスティバル」(9/20大阪フェスティバルホール、10/10東京国際フォーラム・ホールC)を開催します。



ニューアルバム『オールタイム・ベスト』
ニューアルバム『オールタイム・ベスト』
¥3,780円(税込)

■LIVE
『「GONTITI ダブル還暦フェスティバル」~one hundred twenty of happiness~』
2014年9月20日(土)<大阪公演>フェスティバルホール【開場17:00 開演18:00】
2014年10月10日(金)<東京公演>東京国際フォーラム ホールC【開場18:15 開演19:00】

※その他、詳しい情報はオフィシャルページをご確認ください。

「GONTITI OFFICIAL WEBSITE」

http://www.gontiti.jp/

ゴンチチ 写真

LIVEレポート

敬老の日を控えた三連休の初日。
おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に
穏やかな休日を過ごされた方も多いのではないでしょうか。

そんな大切な時間を過ごすのに、ぴったりのお二人が
KIRIN BEER Good Luck LIVEに来て下さいました。

今年結成36周年、そして、ダブル還暦記念という
ゴンチチのお二人です。おめでとうございます!!

オフホワイトのスーツ姿のお二人。
(36周年記念ライブでは、真っ赤なスーツに
真っ赤なギターで行うのだとか。)
休日にこの上なく幸せなライブパーティを
届けて下さいました。

ライブ・パート1。

なんて優しくて清らかなギターの音色。
今、全国で公開されている映画「クラゲとあの娘」の
サントラから“Floating bell”

水面を漂うようなゆったり感。
時計の秒針がこれぐらいになったらいいのになと
感じてしまうリズム。

繊細、かといって緊張感があるのではなく、
リラックスに満ちた静寂感のある曲。

曲紹介に続いて“課外授業”
朗らかな調べ。
ギター2本で生み出される豊かな世界。
心の角がどんどん丸く削られていくようです。
何か重たかったものがスーッと取り除かれ、
ふんわり軽くなっていくような感覚に。
和やかで、ほっとします。

“Beautiful Days”
どこまでも美しい音色。
まるでヨーロッパの田舎を舞台にした
映画を観ているよう。

どんどん、どんどんゴンチチワールドへ
身体が浸かっていきます。


ライブ・パート2。
スタジオには、たくさんの人がいるのですが、
物音一つしない静けさでいっぱい。

“ゴーイング マイ ホーム”
是枝監督のTVドラマのサントラより。

同じ優しさや穏やかさでも、
こんなに多様な表現があるのかと感じる心地良さ。
思わず目を閉じてじっくり満喫しました。

ゴンチチのお二人のトークは、
笑いに満ちた癒し系。
ここでは、還暦の賜物について(笑)

続いては、ボサノヴァ調の曲“Tiny Lips”
自然と波音がバックに聴こえてくるよう。
イマジネーションがどんどん広がってきます。
この広がり方は、インストゥルメンタルならではの醍醐味。

“Greensleeves”
イングランドの伝統的な民謡。
「What Child Is This?」というクリスマスキャロルとしても
お馴染みの曲をゴンチチ風にお料理。
神聖な音色に吸い込まれていきました。

そして、
沖縄の竹富島で歌い継がれる古謡。
“安里屋ユンタ”

沖縄では、カチャーシーという踊りも披露されるような
ノリの良い曲ですが、しっとりゴンチチテイストに。

三上さんは、ボディが洋ナシのような形の
ソプラノギターを奏でます。

ワントーン高くなったギターの音色は、
澄んでいて、でも、どこかぬくもりがあって、
まるで子守歌のようでした。


ライブ・パート3。

イギリスの伝統的なバラード曲で、
サイモン&ガーファンクルが歌って大ヒットした
“scarborough fair”

曲の長さが決まっていなくて、
三上さんが調子よかったら長くなる・・・と(笑)
今日はどんな長さになるのかというお二人のやりとりに
会場が笑顔。

永遠にループして聴いていたくなります。
秋風が感じられる哀愁のある曲。

さらに、スタンダードの名曲を続けて。
映画「サウンドオブミュージック」から
“My Favorite Things”

【ゴンチチ風】という魔法のスパイス。
少しミステリアスな雰囲気が加わったMy Favorite Things。
ストロークが激しくなり、これまでとは一変の盛り上がり。
カッコ良い大人のゴンチチバージョン。

ライブへの意気込みや裏話を聞かせて下さった後、
最後は、高校の音楽の教科書にも載っている
弾き継がれる名曲の1つ。
ゴンチチの“放課後の音楽室”

聴き馴染みのあるシンプルながらも、味わい深い曲。
身体にジーンと響いてくるこの感覚。
身も心もヒーリングマッサージを受けたような心地でした。

この世の中で最も美しいヒトトキを
じっくり堪能させて頂いたライブパーティ。
全てがやわらかくて、優しくて、清らか。
平和な調べにうっとりでした。

ゴンチチのお二人、本当にありがとうございました!
ライブの様子

Set List

  • 1.Floating Bell
  • 2.課外授業
  • 3.beautiful days
  • 4.ゴーイング マイ ホーム
  • 5.Tiny Lips
  • 6.安里屋ユンタ
  • 7.scarborough fair
  • 8.My Favorite Things
  • 9.放課後の音楽室
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