KIRIN BEER "Good Luck" LIVE

今回のGOOD LUCK LIVE、ゲストにお迎えしたのは柴田淳さん。
この秋に、70年代の名曲をカバーしたアルバム
「COVER 70's」をリリースされました。
「いつかカバーしたいと思っていた」という
柴田淳さんが幼い頃にお母様が口ずさんでいた名曲の数々。

身体に染み込まれている美しいメロディーを
今回は、ピアノと歌声というシンプルで贅沢な編成で
たっぷりと聴かせて下さいました。

一曲目は“異邦人”
澄み切った彼女の歌声が、冷たい冬の空気にすーっと響いていきます。
あまりにも美しく繊細な声に、胸がキュッとなっていく感覚が。
“青春の影”は、あまりにもその世界観と歌声がはまっていて、
お客さんの誰もが目を閉じてじっくりと聴き入っていました。
ライブ・パート２では、
今回の70年代のカバーアルバムの中でも、
「分かっている人が聴くとゾクゾクとくる選曲」という“東京”を。
聴く方によっては懐かしく、また反対に新しいと感じる方々もいる
70年代の日本の曲は、まるでゴールドラッシュのように素晴らしい曲が多くて、
そんな曲達に対して尊敬の心で溢れているという柴田さん。

その言葉の通りに、ひとつひとつの言葉、メロディーを
とっても大切に歌っていらっしゃって、
小坂明子さんの“あなた”のカバーでは、
ピアノのやわらかな旋律と共に、
美しくて、切なくて、繊細な声がとても強い想いとなって、
私達を魅了しました。

ライブ・パート３では、本来の柴田淳さんの姿を(笑）ということで、
シンガーソングライターである彼女の曲、
“月光浴”と“それでも来た道”を歌って下さいました。

王道という世界観を貫いていらっしゃるという柴田淳さん。
それは、まさに清らかな水の流れる川のように、
マイナスイオンたっぷりのライブ。
背筋が気持ちよくのびて、余韻がどこまでも心地よいヒトトキでした。

柴田淳さん、ありがとうございました！