2018年3月29日

3月29日 長面浦はまなすカフェ(1)

今朝は宮城県石巻市、長面浦の「はまなすカフェ」のレポートです。

場所は、北上川の河口のそばにある入り湾、長面浦に面しています。前回おじゃましたときは、目の前の海で水揚げされたばかりの牡蠣で作った牡蠣パスタと牡蠣スープをいただきましたが、今回は1年でぷっくり育った牡蠣をフライにした、牡蠣カレーをいただきました!

◆ようやく防潮堤の工事がはじまった
まり:お母さんお久しぶりです!今日は牡蠣カレーをいただいてすごく美味しかったんですけど、今年の牡蠣はどうですか?
はま:今年は甘味も強いし美味しいってみんなに言われますね。本当は生でも食べられる牡蠣なんですけど、ここでは牡蠣フライとして出しています。(お母さんは生で食べます?)私は生で食べます。むきながら食べてます。小さくてもコロンとしていると、これは美味しそうだな〜と思って自分でむいて食べちゃいます。歯ごたえがあって甘味もあって美味しいです(笑)

まり:震災から7年になりますけど、この辺り長面浦周辺で変わったことはありますか?
はま:変わったことと言えばやっと工事が始まったというくらいで。今からここは8mの堤防ができるんです。今そのために土を盛ったり堤防に置くコンクリートブロックを作っているんです。(だいぶ景色変わっちゃいますね)変わりますね。だからこっちだけ(店内から見える)正面の海だけ見てもらえれば。はやり堤防ができるってことは景色が変わるから嫌ですよね。生まれ育ってずっとここですから、この景色がなくなるのは嫌です。今海の仕事をしている長面浦の人たちは、こんなに高くしなくてもいいんじゃないかって言ってるんですけども。


お話しは、はまなすカフェ代表、濱畑千代子さんです。
長面浦を望むこのエリアは、津波で200戸を超える家が流出し、現在は住んではいけないエリアに指定されています。濱畑さんの、「ふるさとの景色が変わってしまうのは寂しい」 という言葉…四方を囲む山と、穏やかな海。水面に浮かぶ漁船や、筏。すべてがふるさとの景色。そこに8mの防潮堤ができると、確かに景色は変わってしまいます。ただ、はまなすカフェは防潮堤より海側に入るので、店内から眺める長面浦の景色は変わらない、とおっしゃっていました。

この景色を見ながら美味しい浜の料理を楽しんでもらおうとオープンした、はまなすカフェ。まもなく3周年を迎えます。
この日、旧大川小学校の語り部ガイドに参加してから、こちらのカフェを訪れていました。

◆景色の良さが売り
ま:はまなすカフェはオープンして3年?
そうですね。
ま:すごくたくさんの方がいらっしゃったと思うのですが
今日もそうだったんですけど、大川小学校には「カフェはこちらにありますよ」などの看板は何もないし、あそこに集まる人を利用して私たちがカフェをやってるって思われるのも嫌だし。私たちはそうじゃなくて、ここにカフェがあるからこの景色を見ながら食事をしてほしいなということでやってるんですけども。語り部の話を聞きながらあそこをぐるっと回っていると、あそこにいると涙出てくるし。
(でも今日は大川小学校で語り部の話を聞いた後に皆さんこちらのカフェに来て、それぞれ想いを噛みしめながらお母さんたちと話をしたり、そういう時間はすごく意味のある時間だなって私感じました。でもここでご商売するのは難しいですよね。向こうから来ると大川小を過ぎてはまなすカフェに来るのでね)あそこら辺に看板があればまだしも、語り部やっているところに食券なんてちょっと渡せない。(そうじゃなくて美味しいものも食べてもらって、こういう良いところもあるんだよって思って帰ってもらえるのが一番いいですよね。私いっぱい宣伝しますから)



大川小の先にあるはまなすカフェ、防潮堤ができる前の景色をぜひご覧いただきたい
「はまなすカフェ」は日曜日のみ営業。場所など詳しくは、はまなすカフェのfacebookをご覧ください!

明日も「はまなすカフェ」、濱畑さんのお話お送りします。

パーソナリティ 鈴村健一

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