2019年7月25日

そなえるふくしまノート(1)

今日ご紹介するのは、福島県が制作した防災ハンドブック「そなえるふくしまノート」

防災ハンドブックといえば「文字情報がぎっしり詰まっている」というイメージですが、「そなえるふくしまノート」はちょっと違います。B5サイズで36ページ。薄い!イラストいっぱい!かわいい!

福島県危機管理部の川俣顕太郎さんに伺いました。

◆「備える」と「身を守る」
震災から5〜6年経って、被災した福島県でありながらも風化の影響か、防災意識も少しずつ薄らいできたというところもあって。そこで、可能な限り県内の全世帯に配布しようと、お付き合いのあった箭内道彦さんに相談し、難しいものではなく優しいもの、限りなく文字を排除してイラストで伝わるようにしたいということになりました。ちょうど「ふくしままっぷ」を作った後だったので、このようにイラストをふんだんに使った防災ハンドブックになっています。

中身としては、大きく分けると二つの要素で構成されています。
1)「備える」は災害が起きる前に備えること。例えば防災グッズを準備したり、家族がばらばらになったときにどこに集まろうか、など。
2)「身を守る」は実際災害が起きたときどんな対応をすればいいのか。例えば地震が起きたらどうするか、火山が噴火したらどう行動すべきかなど。
このノートを読んでいれば行動ができるよう「備える」「身を守る」の2つで構成されています。
実は「身を守る」のページを見てもらうとわかるとおり、全ての災害が起こる可能性がある珍しい県でもある。地震、津波、風雨水害、土砂災害、雪、火山、原子力。すべての災害が起こる可能性があるということで、この「そなえるふくしまノート」では避難後の話は書かず、避難の判断まで、まずは災害が起きたときどう判断するか、というところに絞って作りました。



★「そなえるふくしまノート」は福島県のサイトからダウンロードすることができます。コチラから!

2019年7月24日

ふくしままっぷ(3)

今週は、福島県が制作した冊子「ふくしままっぷ」にスポットを当てています。

一枚の大きなポスターをA4サイズまで折りたたんだユニークな形で、その中に福島の特産品や観光地、面白い人が所狭しと描かれています。制作にあたった福島県広報課の藤田尚将さんも福島県の出身。マップを作ることで、新たな発見があったと言います。


◆『あなたの知っているふくしまとあなたの知らないふくしま』
最後まで開くとA1サイズ(ポスターの大きさ)になっています。そこに福島県の地図が大きく手書きで描かれていて、福島の人や食べ物がごちゃまぜに載っています。
この「ふくしままっぷ」を作るまで自分も知らなかったのですが、奥会津に「サンショウウオジェラート」というものがあるそう。奥会津にはサンショウウオがいて、ジェラートにサンショウウオをそのまま刺して、出しているらしい。よかったらぜひ食べてみてください。僕もまだ食べたことがないんですよ。いつか食べてみたいが恐怖心もありつつまだ食べていません(笑)。

県民の方からもこの「ふくしままっぷ」を見て「福島のことを知っているつもりでも知らなかった。」ということもよく言われます。福島県民でさえも「実はそうだったんだ!」という情報がこの「ふくしままっぷ」には詰まっていると思います。「ふくしままっぷ」を作ってみて、改めて福島って広いなと感じました。これだけの魅力があるということを作りながら実感しました。読んでいただいた方にもこんなにいろいろなものがあるんだと感じていただけると思っています。また、知れば知るほど福島って楽しんだよということを理解して欲しいし、そこから「行ってみようか」と思ってもらえるとすごく嬉しいなと思っています。



★「ふくしままっぷ」は福島県のHPからダウンロード可能です。
★「日本橋ふくしま館 MIDETTE」でも手に入れることができます。
★お店などに「ふくしままっぷ」を置いてもいいよ!という方はぜひ福島県広報課まで連絡を!

明日は福島県が制作する防災ガイドブック「ふくしまそなえるノート」を紹介します。
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パーソナリティ 鈴村健一

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