2019年8月8日

音楽プロデューサー・小林武史さんと「REBORN ART FESTIVAL」?

引き続き、音楽プロデューサー・小林武史さんのインタビューです。

小林武史さんが実行委員長を務める「REBORN ART FESTIBAL2019」。9月29日まで2ヶ月に渡り、宮城県の牡鹿(おしか)半島、石巻市街地などがアートで彩られます。で、このイベント、アートや音楽だけでなく、地域の文化・・・とくに「食べもの」が重要な要素になっています。

ひらたくいえば。めちゃめちゃ旨いものが食える!ということ。小林さんに、教えていただきました。

◆「はまちらし」はナンバーワン!
「生きる」というのはどういうことか、食べることだから。捕鯨の町もありますしね。捕鯨に対してどう捉えていくかとか。食べると言うことを考えるために。いろんな連中も来てくれるんですが、2回目に至っては本当に地元のシェフたちの意識がすごく高くなっているんですね。これは一番嬉しいところなんですけれども、石巻を中心に宮城のほうのシェフとか、豚も育てたりね。アーティストと一緒に。これも僕のエリアですけれども、豚がいるんですよね、生きた豚が(笑) その前に豚のオブジェが地からドカンと出てきている。

(それ自体もアートになっている)
アートです。最後に感謝していただきますと。

(命をいただく、全体がアートになっていると言う事ですね。これはライトに聞きたいんですがお勧めの食べ物はなんですか)
「はまさいさい」というお店があって、ここのはまちらしというのがあるんですよ。これは石巻の滝川さんという料理店の司さんという店主がプロデュースしてくれたんですけど、普通だとちょっと高い1700円から1800円くらいしますけど、むっちゃお値打ちです。

(「はまちらし」というぐらいですから浜のもの、魚がいっぱい載っている丼)
そうです。最後に出汁をかけるんですよ。一通り食べた後に。アジのなめろうみたいなやつとかがいくつか残るんだけど、そういった系のやつで出汁をかけて食べるというのがまた本当に美味しくて。ほんとにおいしいんだ。ちらし寿司はいろいろ食べてきているけどナンバーワンです。ちらし寿司じゃないけどね。はまちらしです。

(ぼく、食べることも大好きなので、食べることとアートが、コラボしてて音楽も楽しいし全部つながっているのが面白いですね)


お話にあった、はまちらしの食べられる「はまさいさい」は、荻浜(おぎのはま)にある、地元のお母さんたちが切り盛りする食堂! 浜のおかあさんたちが、地元食材を使った料理を出してくれるお店です。このお店、「牡蠣―マ・カレー(かきーまかれー)」というメニューもたまらなく美味しい!

ちなみにこの地域は、リアスで区切られた「浜」という集落がたくさんあります。そして30以上ある「浜」ごとに味付けが違うということで食の多様性が素晴らしい場所になっています。そのほかリボーンアートフェスティバルのフード関連では、牡鹿半島の自然の中で食材を探す「石巻フードアドベンチャー」という企画や、
地元料理人が腕を振るう「リボーンアート・ダイニング」も設置されます。

★REBORN ART FESTIVAL 2019 サイト

2019年8月7日

音楽プロデューサー・小林武史さんと「REBORN ART FESTIVAL」?

引き続き、音楽プロデューサー・小林武史さんのインタビューです。

小林武史さんが実行委員長を務める「REBORN ART FESTIBAL2019」。9月29日まで2ヶ月に渡り、宮城県の牡鹿(おしか)半島、石巻市街地などがアートで彩られます。具体的には、7つのエリアを7組のキュレーターがそれぞれ担当。「いのちのてざわり」をテーマに、たくさんのアーティストが、表現活動を行います。実際、どんなアートが体験できるのかを小林さんに伺いました。

◆突然変異的になにかが起こるかも
(聞き手:鈴村健一)
ーーーー「キュレーター」という仕組みですよね。参加されるアーティストの方がたくさんいらっしゃって小林さんご自身も参加されます。キュレーターが複数いる仕組みというのはどういうところに意図があるんですか。
あれだけの震災があって、2年前に(リボーンアートフェス2017に)集まったアーティストは、「生きる技」「いのちのてざわり」みたいなものに触れて、この場所にもうちょっと関わろうという想いをもってくださったアーティストがすごく多かったんですね。前回やった人間がさらに続編を考えていくということはあってしかるべきだと。僕がキュレーションを担当するのは桃浦という所なんですけれども、草間弥生さんとか増田セバスチャンくんとか比較的ライトユーザ向けの(笑) 防潮堤の前には大漁祈願とか航海安全を願った石碑があって、それが普通なら海に散っていく、届いていく。でも壁があるから反射しちゃうんだと。そこで渦を巻いてまたその渦が何かとぶつかって、ハーモニーを作ったりするという感覚があって、そういう力があるとすごく思っていたんですよ。それが講じて荻浜小学校という廃校になった学校、5分足らずところにあるので、音楽があるかもしれないし、食もあるし、演劇的な要素とかね、即興的な要素を結構入れたいなと思ったの。

ーーーー僕も自分で企画しているのが即興劇の演劇プロジェクトと言うのをやっているんですけど。
ぜひやりに来てください!

ーーーー僕もその瞬間に生まれる、予定調和にないものが生まれる瞬間こそ、一番面白いと思って即興劇を作っているんですけれども。突然変異的に何かが起こる瞬間ていうのがリボーンアートではあちこちであると。
出会っていただいたらラッキー。虹が出たらラッキーみたいな。

ーーーーそこに自然もセッションしていきますもんね。


小林さんがキュレーターを務める『桃浦(もものうら)』エリアでは、廃校になった旧校舎や校庭に、増田セバスチャンさんの作品はじめ
様々な作品が出現。旧校舎全体がアート作品というイメージです。そのほか、合計7つのエリアで、アートが展開します。

明日は、このアートフェスの大事な要素のひとつ「食」について伺います。
★REBORN ART FESTIVAL 2019 サイト
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パーソナリティ 鈴村健一

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