2019年8月14日

“アウトドアダイニング 気仙沼” 遠洋マグロ漁師編 -1-

大島大橋の開通や、三陸道が仙台から気仙沼までほぼ全線開通し、インフラ整備が進んでいる宮城県気仙沼。そんな気仙沼で、新たな観光コンテンツとして期待されている『アウトドアダイニング気仙沼』をご紹介します。

このアウトドアダイニングのテーマは、旅人、漁師、料理人が1つのテーブルを囲み、 “気仙沼が築いてきた、人と食の文化”を 語らう、野外ダイニング。

気仙沼から生まれたコーヒーショップ「アンカーコーヒー」の代表 小野寺靖忠さんに伺いました。

◆「旅の想い出は人と旬の食」
9月に『アウトドアダイニング気仙沼 遠洋マグロ漁師編』というのを、気仙沼の内湾地区で、外でお料理をいただくということをします。旅の一番の魅力、一番の楽しみは、「食」食べ物と「人」だと思うんです。何度もそこに帰りたくなるようなところは、旬のものがあるところと、面白い人がいるところだと思うので、漁師さんとふらっと出会えないことが多いですし、でも漁師さんは面白いことをたくさん知っているんです。気仙沼のマグロ漁師さんは世界中のことを知っているので、そういう方たちと話す場というのを提供すると喜んでいただけるのではないかなと思って。
育ってきた環境が遠洋マグロ漁師さんに囲まれていて、僕の叔父さんも二人船頭やった人がいて、子ども残ろから「シドニーに入った」とか「ホノルルに入った」とか、小さい頃からビンに入ったマヨネーズとか、でっかい缶に入ったインスタントコーヒーとか、そういうものをお土産にもらったりしていたんです。よく言うのが、気仙沼の唐桑地区の家にいくとアルマジロのはく製と、ソンブレロと、フラメンコの人形があるよね、って言うんです。それというのは遠洋マグロ漁でいろんな国に行ったときに買ってきたものが家にあるということなんですね。で、叔父さん達が帰ってきたときにすごく面白い話をしてくれるんだけど、それってすごく面白いことなんじゃないかななって、誰にとっても。なかなかその漁師さん達との、気仙沼の大きな魅力なのに、そこを体験してもらえないのって損だなと思って、今回アウトドア、外で漁師さんと一緒にテーブルを囲んでご飯を食べるという企画をやりたいなと思いました。


旅の醍醐味は「食」と「人」、確かにそうですよね。でも漁師さんに出会える、話ができるチャンスなんて、なかなかありません。この9月13日に行われる「アウトドアダイニング気仙沼」では、マグロ漁師さんとテーブルを囲めるということで…なかなかレアな体験になりそう!


OUTDOOR DINING 気仙沼 公式facebook

2019年8月13日

Stand Up Summit2019(2)

今月、東京ビッグサイトで行われたイベント『STAND UP SUMMIT』をご紹介します。

参加したのは、岩手・宮城・福島・東京の中学生・高校生・大学生300人。「震災からの復興を考え、自分たちの手で未来を創ろう!」というサミットで、二日間のサミットの最後におこなわれたのが、「復興ディスカッション」です。鈴村さんもこのディスカッションに参加しました。

東日本大震災の後は、国籍も、障害も、性別も越えて、みんなが助け合った。「そんな混ざり合いが当たり前の未来を作りたい」というのが昨日までの話です。

去年、日本にやってきた外国人旅行者は、3119万人。5年前に比べると3倍に増えています。みんなが混ざり合った未来を作るために、今日から、一人一人に出来ること。どんなことがあるでしょうか。

●復興ディスカッション

鈴村 
そんななかですね、来年2020年には日本でオリンピックとパラリンピックが開催されます。せっかく日本に来たんだから、東北に遊びにいく人もきっといます。2020年、わたしたちは、どうやって、おもてなしをすればいい?自分ならできそうだなっていうおもてなし、なにかありますか?手が上がった!

サイトウ・カズキ(岩手県・釜石商工高校)
釜石商工高校から参りました、サイトウカズキです。郷土芸能の虎舞っていうもので。

パックン 虎舞って獅子舞みたいなもんですか?

サイトウ・カズキ(岩手県・釜石商工高校)
そうですね。それの獅子がそのまま虎になったようなイメージですね。自分は2歳のころからずっと団体に入っていて、そういうのを見ていただく機会を設けてもらって。

鈴村
そういう機会をいっぱい作りたいよね。そして外国の人にもそれをアピールできる方法っていうのを考えたいよね。いま日本は食べ物が美味しいっていうことで外国の方専用の食べ物アプリが作られたり、けっこうしているんですよね。だから、そういう芸能にあたるものだけを発信するアプリとかね、そういうのを作れたら面白いですよね。どんどん活動してくださいよ。ありがとう。では、林さんお願いします。

林沙瑛(東京都・調布第五中学3年)
私は最初に言った通り、童話作家になりたいので、2020年までに、明るい物語や平和をテーマにするお話を書けるように、もっともっといっぱい本を読んで勉強したいと思います。

鈴村
童話作家。エンターテインメントにあたるものだと思います。本だったり作品って。どうか、そうやって誰かにチカラを与えて、で、一人が幸せで、その幸せが手からこぼれたときに、その幸せが誰かにも分けてあげられる。だから、エンターテインメントってすごく重要な仕事だと思います。童話作家、きっといろんな人に心を届けてくれるし、ぜひ頑張って欲しいと思っているんで、林さん、応援しています。


みんなが混ざり合った未来を作るために、今日から、一人一人に出来ること。東京から参加した高校生が「東北のみんなの話を聞いて、自分は、なんにも知らなかったんだと気づいた。今回をきっかけに、他県の友達を十人以上作りたい」と話していました。
いろんな人と出会って、いろんな考え方があることを知ることも「みんなが混ざり合った未来」への一歩ではないでしょうか。

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パーソナリティ 鈴村健一

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