2015年6月11日

6月11日 復興グルメシリーズ4 オイタミート『東松島ハム』

6月11日(木)の『「オイタミート」のギフトセット』当選者は
東京都 ラジオネーム:おてもやん さん
長野県 ラジオネーム:ころたん さん
山口県 ラジオネーム:アラフォーママ さん
以上、3名の方です!
おめでとうございます!

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今週は『復興グルメシリーズ』。東北の「うまいもの」を作る人たち、食を通じて復興・地域活性に貢献する人たちに、焦点を当ててお届けします。


震災から4年と3ヶ月。今日ご紹介するのは、宮城県東松島市に本社と工場を構える「オイタミート」。東北産の素材を厳選して、丹精込めたハムやソーセージなどを製造販売しています。

「オイタミート」は、二代目の現社長、及田賢治さんのお父さんが、終戦後、松島基地にやってきた進駐軍の体の大きな兵隊たちを見て、“これからは肉だ!”と起業を決意、農業から鞍替えして、養豚と、精肉、小売りを始めたのがルーツ。そして二代目の賢治さんは販路を全国規模に広げ会社を拡大、さらに、ひとり娘でもある幸栄さんが、ハム・ソーセージの事業をはじめ、これがいま大人気となっています。

そんな中で起きた東日本大震災。戦後の復興期に立ち上がった先代と同様、二代目の及田賢治さんと幸栄さんは今、震災からの復興に向けて立ち向かっています。平成15年に、高台の工業団地に工場を移転。津波の直接の被害は有りませんでしたが、元の工場の場所に有ったご自宅は津波にあったという及田さん、当時のことをこう振り返ります。

◆豚汁を避難所に
従業員で直接被害に遭った人はいませんでしたけど、従業員の家族で10名、私の身内も3名亡くなり、一人は行方不明。ここは電気水道が震災後2週間で回復したが、その間、豚の枝肉をローソク点けてカットして、近所の農家さんにガソリンを分けてもらって冷凍車で冷やした。2〜3日して市から温かいものが欲しいと頼まれ、豚汁用の肉を手でカットして1トン避難所に配りました。


じつは震災の有った2011年の春に、幸栄さんのハム・ソーセージのラインを建てる予定でしたが、震災のため1年遅れて翌年の春に完成。しかも資材と人件費の高騰で、想定よりもはるかに費用がかかってしまったんだそうです。それでも及田さんが投資に踏み切ったのには、こんな思いがありました。

◆こだわりの地元産ハム
娘がハム・ソーセージ作りをしてみたいと。それとこれから養豚はTPPの問題とかあって原料確保が難しい時代になるなと。でも人はいる、若い人もいる、生き残るのに何かしないといけない。それでハム工場を作った。うちのハムソーは、「東松島ハム」といって、地元・東松島の豚をはじめ、宮城県産、山形県産、岩手県産、東北産の原料だけ。自信のないものは作らない。スーパーさんなんかのディスカウントの話はきますけど、やってない。安かろうってなっていけないので。モノ吟味でやってます。おかげさんでハム工場の方は3年になりますけど予定よりも早く工場のキャパは目いっぱいなくらい毎日仕事させてもらってます。いちばんは出来るだけ雇用すること。震災前は23人だったのが今は45人。これからも採用を増やしていきたい。当社の製品は大きい工場じゃないのでその分心をこめてやらせてもらってます。大量生産じゃない、地元の原料にこだわって、地元のパートさんたちが一生懸命心をこめて作ってる、そういう商品が「東松島ハム」・・・と思って頂けると働いているみんなが嬉しいと思うのでよろしくお願いしたいと思います。


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というわけで!今朝 プレゼントするのは、東北産の素材を厳選して、丹精込めて作っています、「オイタミート」のギフトセット!

「ロースハム」・・・・・自然熟成させた本仕込みのロースハム。
「パプリカリオナ」・・・彩りの良いパプリカを散りばめたスライスソーセージ。
「ビアシンケン」・・・・コリアンダーのスパイスが香るスライスソーセージ。
ほか「あら挽きウインナー」の「プレーン味」、「黒粒胡椒味」、「チョリソー味」に、「フレンチマスタード」という内容。

この肉感満載のセットを、3名様にプレゼントします。
ご希望の方は、メッセージフォームに、お名前、住所・ご連絡先と、「プレゼント希望」と必ず書いて、送って下さい。本日(6月11日)このあと9時まで受け付けます。(当選者はこのブログで発表)

また「オイタミート」の商品は、東松島市のアンテナショップ、「まちんど」で販売しているほか、ヤフーのショッピングサイトでも購入できます。

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『LOVE&HOPE〜復興グルメシリーズ』、明日は、福島県桑折町(こおりまち)から、絶品の「桃」をご紹介します!お楽しみに。

2015年6月10日

6月10日 復興グルメシリーズ3 南三陸 菓房山清の『たこプリン』

6月10日(水)の『たこプリン』当選者は
千葉県 ラジオネーム:りりさ さん
静岡県 ラジオネーム:ネコタマ母ちゃん さん
愛知県 ラジオネーム:キキ さん
以上、3名の方です!
おめでとうございます!

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東北の「うまいもの」を作る人たち、食を通じて復興・地域活性に貢献する人たちに、焦点を当ててお届けします。毎日、復興グルメのプレゼントもご用意しています!

きょうは、宮城県南三陸町にある和菓子・洋菓子の老舗『菓房 山清』。
創業はなんと大正14年。ずっと地域とともにご商売をしてきたお店です。現在は南三陸町志津川にある復興商店街「さんさん商店街」にあります。

津波で従業員お1人を失いながら、数ヶ月後・2011年7月には隣町に仮の工場をたて、お菓子作りを再開したという山清。お店の3代目の奥様・山内淳子さんは当時をこう振り返ります。

◆従業員の後押しで再開
南三陸町の役場、防災庁舎と川を挟んで目の前だったので、本当に工場と本店と店舗と自宅が全て津波で流されて何も無くなってしまった。高台の小学校に避難して校庭から、第一波が水門を超えて次から次へと街をなぎ倒して行くのを見ていたので、会社の再開とか考える余裕も無かった。それでも従業員から「やりましょうやりましょう!」と社長への訴えがあり、社長もとにかくどうなるか分からないが社員の生活もあるし頑張ろう、と背中を押された感じで、みんなで必死に再開へ向けてやりました。みんなで掃除から初めて、はけ1本すらないので集めるところからでした。そして2011年7月末に再開しました。


震災からわずか4ヶ月後、南三陸町に隣接する登米市に仮設工場を構え、事業を再開することができた山清さん。そして現在は 全国的にも有名な地元産の「タコ」を使った人気グルメで、復興・地域活性に力を注いでいます!


◆セレブな志津川だこを使った、その名も『たこプリン』】!
震災前にやっていた「たこプリン」という商品がある。南三陸はタコが名産。アワビやウニを食べて育った「セレブなタコ」と呼ばれている。それに全国選りすぐりの材料を使ってたこのキッシュを作って、たこプリンと名付けた。最初は「タコのキッシュ」「シーフードキッシュ」など候補はあったが、田舎で「キッシュ」と言っても伝わらない。じゃあ菓子屋が作ったキッシュだから「たこプリン」はどうだということで震災後オープンして数ヶ月後から販売をスタート。好評となり、子どものおやつ、大人のお酒のおつまみにも利用して頂いていてだいぶ浸透してきたかなと思う。タコはあんまり小さくすると触感がないので、ぶつ切りにしている。ころころした触感を残してオーブンで焼き、急速冷凍を欠けているので、それを電子レンジかオーブンでちーんしてオーブントースターで焼く。これにタバスコをかけるとワインにもピッタリ。ひと味違った美味しいキッシュになる。南三陸はまだまだ復興半ばで、震災当初と比べるとあちこちかさ上げが始まっているが、海もだいぶキレイになったし、山にもいろんな名産、隠れたスポットがある。キャンプ場もあってこれからいい時期なのでぜひ足を運んで頂いて商店街にも寄ってもらってお買い物して頂ければ嬉しいなと思います。


★ ★ ★ ★

ということで今朝プレゼントするのは、南三陸町 菓房 山清の『たこプリン』!!

南三陸・志津川は、『西の明石、東の志津川」と呼ばれるタコの産地。タコは肉厚で柔らかく、噛めば噛むほど味わいが広がるのが特徴。「たこプリン」は、その志津川のタコのほか、宮城産の卵、蔵王の牛乳、十勝産 生クリーム、沖縄宮古島の塩など厳選した食材で作られています。そして、タコは、ウニやアワビを食べて育った「セレブなタコ」なんです!

この『たこプリン(5個入り)』を3名様にプレゼントします。ご希望の方は、「メッセージフォーム」から、お名前、住所・連絡先を忘れずに入力して、プレゼント希望と書いてご応募ください。本日(6月10日)このあと9時まで受け付け。当選者はこのページで発表します。

こちら、お取り寄せも可能。南三陸さんさん商店街の店舗でも販売しています。ぜひお出かけして、ご当地の空気や景色とともに味わって下さい!
★購入可能サイト⇒ 南三陸deお買い物
菓房山清のサイト
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パーソナリティ 鈴村健一

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