2015年7月28日
7月28日 石巻(いすのまぎ)カルタ1
きょうは、宮城県石巻市出身の方のアイデアから生まれた、ちょっと楽しい、昔ながらの遊び道具のお話です。
はい。それが「石巻かるた」です!!
今週末に石巻市で開かれる、「川開き祭り」でも、このかるたを使ったイベントが行われます。どんなものなのでしょうか。このアイデアを考えた、石巻市出身の浅野郁美さんに伺いました。
◆石巻の人ならみんな「んだんだ!」
石巻カルタ、正式には「いすのまぎカルタ」。いろはにほへとの48文字に石巻の「あるある」を当て込んで作ったカルタ。石巻の人なら「あるある」「んだんだ」と思う名称、小学校で習う言葉、ほかの地域の人は知らない有名人などを当て込んで作った。
これを考えた石巻出身の浅野さんは、東京で会社員をされています。震災後、東京のコミュニティカレッジ「自由大学」で、東北の復興を考える講座に参加。ほかの生徒たちとともに、石巻カルタのアイデアを形にしていったと言います。
◆「しちがつ」じゃなくて「すつがつ」
私の家は、マンガッタンという観光名所の中瀬公園の島のすぐそば、北上川のすぐそばにあったんです。私は東京で被災して、両親は旅行中でたまたま家を空けており、その時に津波が来て家が流されてしまった。帰るべき実家が無くなり、ただの魚臭い田舎の町だったのが、私が知っている石巻じゃなくなっちゃったなと。その想いで、魚くさい小さな田舎町の石巻をどうにか形にして残したいと思って。私の妹が群馬県にお嫁に行ったんですが、そこの「上毛カルタ」をヒントに。群馬の人はみんな上毛カルタを知っていて、読み札のネタも地元の名士の名前だったりする。それを嬉々としてお話してくれる群馬の人たちを面白く感じて、じゃあ石巻バージョンも出来ればなとアイデアを考えた。そんなにたいそうなものではなく、身近なネタ、あそこ美味しかった、大福売りのおじいさんがいた、雨の前はすごく町が臭かった・・・という(笑)、半径5mくらいのことをカルタにして石巻を残せればと思った。
石巻にいた頃は早く仙台に行きたい、東京に行きたいと思っていたが、今になって石巻の良さ・面白さが分かる。友達に面白がって何度も言わされたのが、1月、2月、3月と数えて行って、7月は石巻弁で「すつがつ」になるというもの。この鼻濁音が面白いそう。ちょっとやそっとじゃ出せない発音が初めて聞く人には面白いらしい。何かにつけて「すつがつ」を言わされた。今まで恥ずかしかったけど、それをネタにしたら面白いしハッピーになる。友達のおかげで石巻という出身地を楽しめるようになった。1月、2月、3月、4月、5月、6月、すつがつ。難しい。「す」がなかなか出せない(笑)
この石巻かるたは、今年1月に東京大森にある「石巻マルシェ」で初めてのかるたとり大会が行われ、その後、今年5月に石巻での初お披露目されました。やはり地元・石巻の方々は、「あるある!んだんだ!」と相当
喜んだそう。
そして、石巻 川開き祭りの8月1日(土)には、石巻市中央の「まきビズ」にて、午後1時からかるたとりイベントを開催。こちら、午後3時までなら、いつでも自由に参加できるということです。
★石巻カルタFacebook
あしたも、石巻かるたについて。明日は実際に、かるたで遊んでみたいと思います!!
はい。それが「石巻かるた」です!!
今週末に石巻市で開かれる、「川開き祭り」でも、このかるたを使ったイベントが行われます。どんなものなのでしょうか。このアイデアを考えた、石巻市出身の浅野郁美さんに伺いました。
◆石巻の人ならみんな「んだんだ!」
石巻カルタ、正式には「いすのまぎカルタ」。いろはにほへとの48文字に石巻の「あるある」を当て込んで作ったカルタ。石巻の人なら「あるある」「んだんだ」と思う名称、小学校で習う言葉、ほかの地域の人は知らない有名人などを当て込んで作った。
これを考えた石巻出身の浅野さんは、東京で会社員をされています。震災後、東京のコミュニティカレッジ「自由大学」で、東北の復興を考える講座に参加。ほかの生徒たちとともに、石巻カルタのアイデアを形にしていったと言います。
◆「しちがつ」じゃなくて「すつがつ」
私の家は、マンガッタンという観光名所の中瀬公園の島のすぐそば、北上川のすぐそばにあったんです。私は東京で被災して、両親は旅行中でたまたま家を空けており、その時に津波が来て家が流されてしまった。帰るべき実家が無くなり、ただの魚臭い田舎の町だったのが、私が知っている石巻じゃなくなっちゃったなと。その想いで、魚くさい小さな田舎町の石巻をどうにか形にして残したいと思って。私の妹が群馬県にお嫁に行ったんですが、そこの「上毛カルタ」をヒントに。群馬の人はみんな上毛カルタを知っていて、読み札のネタも地元の名士の名前だったりする。それを嬉々としてお話してくれる群馬の人たちを面白く感じて、じゃあ石巻バージョンも出来ればなとアイデアを考えた。そんなにたいそうなものではなく、身近なネタ、あそこ美味しかった、大福売りのおじいさんがいた、雨の前はすごく町が臭かった・・・という(笑)、半径5mくらいのことをカルタにして石巻を残せればと思った。
石巻にいた頃は早く仙台に行きたい、東京に行きたいと思っていたが、今になって石巻の良さ・面白さが分かる。友達に面白がって何度も言わされたのが、1月、2月、3月と数えて行って、7月は石巻弁で「すつがつ」になるというもの。この鼻濁音が面白いそう。ちょっとやそっとじゃ出せない発音が初めて聞く人には面白いらしい。何かにつけて「すつがつ」を言わされた。今まで恥ずかしかったけど、それをネタにしたら面白いしハッピーになる。友達のおかげで石巻という出身地を楽しめるようになった。1月、2月、3月、4月、5月、6月、すつがつ。難しい。「す」がなかなか出せない(笑)
この石巻かるたは、今年1月に東京大森にある「石巻マルシェ」で初めてのかるたとり大会が行われ、その後、今年5月に石巻での初お披露目されました。やはり地元・石巻の方々は、「あるある!んだんだ!」と相当
喜んだそう。
そして、石巻 川開き祭りの8月1日(土)には、石巻市中央の「まきビズ」にて、午後1時からかるたとりイベントを開催。こちら、午後3時までなら、いつでも自由に参加できるということです。
★石巻カルタFacebook
あしたも、石巻かるたについて。明日は実際に、かるたで遊んでみたいと思います!!