今週は、先月東北で開催された電車移動型の音楽フェス、「SENSEKI TRAIN FES」の模様をお伝えしています。
宮城県の仙台駅と石巻駅を繋ぐJR仙石線。今年の5月に、4年2か月ぶりに全線復旧しました。その再開を祝っておこなわれた音楽イベントが「SENSEKI TRAIN FES」です。「本塩釜」、「高城町」、「陸前小野」、仙石線沿線の3会場で行われました。
今日は昨日に引き続き、「高城町駅」会場の模様をお伝えします。
トークショーのステージでは、『あまちゃん』でおなじみ、宮城県出身の脚本家、宮藤官九郎さんをはじめ、ロックバンド「銀杏BOYZ」の元ギタリストで、現在は山口県の周防大島で農家を営む中村明珍さんなどが仙石線の再開を祝って、トークを繰り広げました。
◆コメがまずくなるから畑ではケンカしない
Q 宮城県民の魅力って、どんなところですか?
宮藤:基本的にものをあんまりハッキリいわないですよね、東北全般、いや、うちの母親だけかもしれないけど断らないですよね、いろんなことを。で、いなくなってから、「ホントはこうだったのに」っていう人が多い。
住職:宮藤さんのお母さんとお父さんは私たちの学校の先生だった。絶対に怒らない先生だったんですよ。
宮藤:ぼく怒られましたけどね家で。赤い靴下履いてるって、仏壇に手を合わせていたら、赤い靴下履いてて、後ろから殴られたんですよね、同一人物とは思えないですけどね。
Q 中村さんは、いま、山口県の周防大島ですよね?
中村: 畑があるから農業やれって妻に言われて、農業やることになったんです。その中で、宮城の米農家の夫婦に会ったんですね。話をしたときに、畑に入る時は絶対に喧嘩しないそうなんですね。理由を聞いたら、「コメがよー、まずくなるのよ」って。腹が立つときは、夫婦で作業をして畑を出てから、
車に乗って扉を閉めてから喧嘩をすると。すごい人がいるなと。ぼく宮城のイメージそれになりましたね。
宮藤:車に入ってからすごい喧嘩しそうですね(笑)
7月11日に開催された電車移動型の音楽フェス、「SENSEKI TRAIN FES」。高城町駅会場となった松島高校の運営には松島高校・観光科の生徒たちが携わりました。
◆松島高校観光科の生徒たち
「はじめて観光科に入ってこういうフェスティバルをみんなで開催することができて、がんばったなって思います。」「来る人みんなが笑って帰れるようなフェスティバルにしたいと思っていました。帰っていくお客さんが、わたしが見た中ではみんな笑顔でありがとうって言ってくれて、よかったなって思いました。」「接客などを教えてもらっていたので、それはこれからも活かせると思います。観光科として、ほかのところから来た人が楽しめるイベントをこれからも作っていきたいと思います。」
今朝は、お休み中の中西さんに代わって、弁護士・菊池幸夫さんとお送りしました。