2015年8月25日

8月25日 復興グルメ 気仙沼『純米酒漬 黄金さんま干し』

8月25日(火)の復興グルメプレゼント!
「純米酒漬 黄金さんま干し」の当選者は、
・ラジオズキ さん
・マリスケ さん
・ぴこっち さん
以上、3名さまです!おめでとうございます!
明日は、気仙沼・かに物語の「まるずわいがに 特大一本爪 1kg」です。
お聞き逃しなく!

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今週は、『東北復興グルメ』シリーズ!
東北の「おいしいもの」を作る人たち、食を通じて、復興・地域活性に貢献する人たちに焦点を当ててお届けします。

今日は、宮城県気仙沼市からの「復興グルメ」です!
創業は昭和23年。カツオやさんまの加工品製造の老舗、「かねたけ畠山商店」。鰹節、鰹の旨煮、サンマ一夜干、サンマのつくだ煮など 新鮮な原料で出来るだけ添加物を使わず、昔ながらの手作り製法で本物の味を追求、ご夫婦で切り盛りする老舗の商店です。

二代目 畠山孝志さんを支える奥様、畠山てつこさんに伺いました。

◆自宅はどこに行ったかわからない
軽く考えていた。津波といってもまさか自宅がどこ行ったかわからないぐらいになると思ってなくて、床上か床下ぐらいで考えていた。うちにおじいさんとおばあさんがいたんで、少し高いところに親戚がいるから、お茶っこ飲みにでも行っててけらいん、て言ったんですよ。私と主人は安易に考えて何も持たないで少し高いところに行ったら、自宅がギシギシとなぎ倒されている音がしたんです。だから5分遅かったら私達は津波にのまれていたんです。自宅はどこに行ったかわからないし、工場で鉄骨の3階建てで、2階まで水があがって、鉄骨が傾いて…そういう状態です。


水産業の町、気仙沼を襲った地震津波。再出発に必要な土地や建物、販売先を失い・・・・徐々に人々は姿を消して行きました。

自宅と工場を失った「かねたけ畠山商店」も例外ではありません。しかし、地元の食材で安心・安全、美味しいものを届けたい!という想いで震災の翌年、2012年7月に仮設の加工場で営業を再開しました。

そして新商品、純米酒で上品な旨みに仕上げた逸品「黄金(こがね)さんま干し」が誕生しました!

◆「純米酒漬黄金さんま干し」
気仙沼産の鮮度のいい大きいさんまを使っている。脂ののったそのままでも美味しいさんまを、一般の干物よりランク上の味を目指して、天然塩、純米酒によってうまみを出そうと、福島の地震や津波にあった方の最高級の純米酒を使って、じんわりと味を浸み込ませるために一晩寝かせて、それから干すんです。焼き上がりは黄金色になるんです。それで名前を「黄金さんま干し」と考えたんです。熱いうちに焼き立てを食べるのが一番ですね。酒のつまみでもいいですし、日本人ですから白いご飯に干物の焼き魚は最高だと思います!
最初のうちは古いお客さんも「あぁ店再開したんだね」って手を差し伸べて買ってくれたんですけど、年々覚めてきたんだか、ちょっと停滞ぎみ。それが今に至るんですよね。前から感じてたんですけど、やっぱり子ども達が魚離れしているんですよね。若いお母さん達も焼くと煙が出るし、魚臭くなるしっていうので魚離れしている。私たちの製造して魚はもちろん焼かないとわからないから。実際子どもたちにもいろんなイベントで試食コーナーをやると「美味しい!」と食べてくれる。お母さんにしてみれば面倒くさいとか、やっぱりハムとかソーセージの方に手がいってしまうんじゃないですかね。昔ながらのおじいちゃんとかおばあちゃんとかは、やっぱ「おかずはなんてったって焼き魚っさね」って食べてくれるんですけどね。それこそ添加物もないし、身体にもいいし、味もいいし、酒肴にも最高なんですけどね。それだけなんですよね。一度手に取って食べてもらえば、できたら焼きたてのアツアツを食べてほしい。そうすればきっと味もわかってもらえると思うんですけどね。


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今日はこの『純米酒漬 黄金さんま干し』をリスナーの方にプレゼントします!
1パック2尾入×3パックを3名様に。
ご希望の方は、「メッセージフォーム」からお名前、住所、連絡先を忘れずに入力して「プレゼント希望」と書いてご応募ください。このあと9時まで受け付け。当選者はこのページで発表します。

また復興支援のためこちらの商品買いたい!という方、かねたけ畠山商店さんから直送販売もしていますので、ぜひお取り寄せしてご家族で楽しんでみてはいかがでしょうか❤

かねたけ畠山商店
電話0226-22-1562


LOVE&HOPE、明日の復興グルメは、同じく気仙沼から
かに物語の「まるずわいがに 特大一本爪 1kg」をプレゼント!

2015年8月24日

8月24日 復興グルメ 陸前高田『夢の樹バウム』

8月24日(月)の復興グルメプレゼント!
「おかし工房 木村屋 夢の樹バウム」の当選者は、
・ちえぞうさん
・なるぽんさん
・もふもふさん
です!おめでとうございます!
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今週は、東北各地の美味しい「食」に注目する『東北復興グルメ』シリーズ!東北の「おいしいもの」を作る人たち、食を通じて、復興・地域活性に貢献する人たちに焦点を当ててお届けします。

トップバッターは、岩手県陸前高田市から。創業、昭和元年から地元で愛され続けるお菓子屋さん「木村屋」。津波で被災しましたが、翌年の5月、「おかし工房 木村屋」としてプレハブの仮設店舗で再開しました。

四代目 木村洋平さんに伺いました。

◆木村屋のお菓子がもう一度食べたい!
創業は昭和元年です。創業当時は和菓子専門店として“お土産といったら木村屋のゆべし”と言っていただける地元に根付いたお菓子として知られていました。海沿いだったので店舗も自宅も全て流されてしまいました。残念ながら本店で働いていたスタッフが皆さんの避難の誘導をされていて、ご自身が流されてしまいました。私は当時東京で音楽関係の仕事をしていまして、震災があっただけでは帰る気にはならなかったんですけど、2012年の5月に仮設店舗でお店が再開したというのを聞いて、これは家族しか力になれる人はいないと思って、帰る決意をしました。もちろん父もあれだけの被害があったので、最初は再開は無理だろうと思ってたそうなんですが、やっぱり地元の方々から「木村屋のお菓子がもう1度食べたい」と強い要望をたくさんいただいて、それが支えになって、もう一度チャレンジしてみようという気持ちになったと聞いています。



「おかし工房 木村屋」として仮設店舗で営業を再開。と同時に、「いつまでも『被災企業』ではいられない」。「店の成功の秘訣は品質へのこだわりにある」と、新たな洋菓子を開発。今では店の看板商品となっている 「夢の樹(いつき)バウム」が誕生しました!

◆復興への思いを込めた「夢の樹バーム」
バウムクーヘンは、震災後仮設店舗として再開した時に新商品として発売したものなんですが、「夢の樹バーム」は奇跡の一本松をモチーフにしたというのもあり、復興の象徴になる商品としてとても好評いただいています。とにかく大きい!一番大きいのだと高さが12センチ。直径が15センチ。周りにポコポコがあるのでもう少し大きく感じるんですけど、実物を見ると「こんなに大きなバウムクーヘンは初めてみた」という声が多く聞かれます。それから食べてみると、バターや卵に地元のものを使用している。例えば卵に三陸の有精卵や、岩手県の紫波(しわ)という町の南部小麦を使用しています。それがすごく香りが濃厚で、食べごたえがあってボリュームも満点だと聞きますね。
やっぱりこれだけ大きな店をこの短期間で構えることができたのはとてもうれしく思ってますし、その分、大げさかもしれないですけどこの町の中でも、これだけ頑張ってるお店があるんだよ、ってことで、これからいろいろな展開を考えている方にも何か支えになったりとか、そういったアピールしていくような役割もあるのかなと思います。実は本店の店内にカフェのスペースも準備してまして、そこにモニターテレビをつけて木村屋だけじゃなく高田の街にはこんな面白いお店がいっぱいあるんだよ、と街の情報を紹介するような場所としても提供していきたいと思っているので、遊びにいらしてください!


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「おかし工房 木村屋」さん。今年の3月には、陸前高田の高台に本店舗がオープン!先週、21日には仮設店舗が焼き立てパンのベーカリーショップとして再オープンしましたので、是非現地で味わっていみてはいかがでしょうか。

おかし工房 木村屋のサイト
おかし工房 木村屋のfacebook

LOVE&HOPE、あすは気仙沼から。純米酒で上品な旨みに仕上げた逸品「黄金さんま干し」をご紹介します!もちろんプレゼントもありますのでお楽しみに!
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パーソナリティ 鈴村健一

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