2015年12月14日

12月14日 東北復興グルメ 釜石・海まん

12月14日(月)の復興グルメプレゼント!
『釜石・海まん』の当選者は、
・クラゲさん
・ちいちょんさん
・にんにくさん
以上、3名さまです。おめでとうございます!
現地直送となります。美味しく召し上がってください!

明日は、岩手県大槌町の「新巻鮭」をお届けします!お聞き逃しなく!

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今週は、大好評「東北復興グルメシリーズ」です。
東北の「美味しいもの」を作る人たちや食を通じて「復興・地域活性に貢献する人たち」にスポットを当てる『東北復興グルメシリーズ』。今回も毎日日替わりでご紹介。プレゼントもあります!

初日の復興グルメは、岩手県から届いた「釜石・海まん」です。釜石の「海の幸」をもちもちの生地で包んだ「中華まん」。釜石の事業者が、それぞれの知恵とノウハウを持ち寄って、釜石復興のシンボルとなるようなお土産づくりを目指して生まれた一品です。
プロジェクトの中心人物で、三陸いりや水産の代表、宮崎洋之さんは、震災を機に妻の実家がある釜石に移り住みました。

◆できないかも・・・
震災の時はフランスのパリに住んでいた。釜石はわたしのふるさとでなく妻の実家。年一回ぐらい遊びに行ったりはしていたが、震災があって、4月の終わりに帰国して現地に入ったらもうショックで、映像にはない匂いや雰囲気や空気、自衛隊の方々がたくさんいて「これはお見舞いではなく、こちらでなにかやらないとだめだ」というような状況で、「とにかくこっちに来よう」と決めた。
新鮮でおいしいはずなのにロットが合わないとか作業費がかかるという理由でいろいろな理由で捨てられたり、活用されてない資源が釜石には海にも山にもいっぱいある。饅頭なら「餡(あん)」にすればいいわけだから、新鮮だったらおいしい。そういうコンセプトでできるんじゃないかと思って、フィッシュバーガーに代わる「海まんバージョン」を俺たちが作ろう!とやってみたら、実は肉より難しかった。「できないかも・・」というところまで行ったが、そういう難しいものをやれば他ではなかなかできないだろうと思って続けた。10万個、20万個と試作を重ねた。


試行錯誤の末に出来上がった「釜石海まん」、味は3種類です。
地元の味噌醤油メーカー「藤勇醸造」や造り酒屋「浜千鳥」など、「地域の味」も隠し味に使われて、まさに「釜石オールスター」の中華まんです。

◆鉄の町、海の町
地域にある宝をもう一度見直そう!と。釜石は廃炉になったが「鉄」で潤った「鉄の町」だが、「魚の町」でもある。目の前にある、ちょっと前までは注目されなかった「宝」をもう一度彫り直してやっていこうという。そういう意味では釜石は環境が揃っていると思う。いまこそ作るとき。
「海まん」のバリエーション。一つは「泳ぐホタテのアヒージョ」。新鮮なホタテを魚醤に付け込んで、釜石産のしいたけと三陸アミエビを調味料に使用。東北産のニンニクを使いワインにもビールにもあうまんじゅうを作った。次は「三陸天然鮭のグラタン」。三陸産のレッドという一番身が紅い鮭を炙り焼きに。皮が焦げるほど炙って皮を葉寿司、遠野産のたまねぎとニンジンを入れて、チーズとクリームを入れてグラタン風に。もう一つは「三陸極鮮炙り鯖のカレー」。鯖のカレー風味。しめさば用にしめれば生食ができる鮮度のいい鯖を皮面を炙り焼きにして、当社でつくったブイヤベースを使って味付けしている。


★★★

そして今日はこの「釜石海まん」を3名の方にプレゼント。
「泳ぐホタテのアヒージョ」「三陸天然鮭のグラタン」「三陸極鮮炙り鯖のカレー」3つの味をそれぞれ2つずつ、合計6個、冷凍でお届けします。ご応募はメッセージフォームから。住所・氏名・連絡先を明記の上「海まん希望」と書いてお送りください。(本日9時をもって締め切りました。ご応募ありがとうございます)

また、海まんはオフィシャルサイトから購入可能です。
「道の駅・釜石仙人峠」と「イオンタウン釜石店」でも販売しています。
詳しくは「釜石海まん」のサイトで確認を。
★★★
東北復興グルメシリーズ、明日は、岩手県大槌町から「新巻鮭」をお届けします!

2015年12月14日

12月10日 南三陸 木造りのカフェ「ちょこっと」3

今朝も、宮城県南三陸町波伝谷地区にオープンした小さなカフェ、「ちょこっと」に注目します。

波伝谷地区は、2011年の東日本大震災の津波で81戸中80戸が流され壊滅的な被害を受けた場所。2012年、いまは更地の戸倉駅前に小さなプレハブ造りのお店、「ほったて小屋」が出来ましたが、今年の8月、そのお店を建て替え波伝谷に木造の可愛らしいカフェ「ちょこっと」がオープンしました。

お店を手掛けるのは成澤英子さん。もともと波伝谷で35年間、和裁のプロとしてお仕事をされていた方です。
「ほったて小屋」は、地元の漁師に「獲れた海産物を売る場所がない」と言われたことと、この地を訪れるボランティアや工事関係者に、“美味しい海の幸を食べさせたい”という思いで開店。何もない更地のオアシスとして、多くの人に愛され営業を続けていましたが、去年の9月30日にかさ上げ工事の影響で開店から1年11か月で閉店となってしまいました。民家も人通りもない波伝谷に、それでもなお店を開こうと思ったのはなぜなのか?成澤さんにお話を伺いました。

◆迷いはありました。45号線からはるかに入ってきてしまって、398号線という国道からもちょっと離れてるので、「来るかな〜」という思いはありました。でもほったて小屋の時の客さんや、あとFacebookページを見てくれた人が迷いながら訪ねてくれます。ほったて小屋を閉店するときに「必ずまたお店やってね!」という声もあったし、その時にはいろんな人にお世話になったんですけど、わたしなんのお返しもしてない状況だったので出来るだけ皆さんに、「また集まれるところ作るからね!」って約束したんでその思いだけでここまで来ましたね。

そして今年の8月8日、波伝谷にオープンしたカフェ、「ちょこっと」。民家もない更地に、ポツンと一軒あかりを灯し、美味しいコーヒーと紅茶、スイーツ、そして南三陸の食材を生かした成澤さんの美味しい手料理を提供しています。

◆灯(ともしび)っていうほどでもないけど、この年になると仕事がないから、自分で仕事しなきゃなんない、そしてどうせ仕事するんだったら、いちばん最初「ほったて小屋」始めるときに「ばっばのご飯美味しいよね!」とか言ってくれたボランティアさんたちにもう一回ご飯食べてほしいなとか、そういう思いはありました。だから私は食べてほしいから作る、私のご飯を食べたいから来る、そういう関係であればいいなって思ってます。みんながここにきて集まって欲しいとかじゃな無くて、どっかで繋がっててほしいという思いで始めたんで、商売的どうなんのか分かんないですけどね。ただいつでも夕方でもなんでも、この辺やっぱ独り身になった人たちが多いんで、その人たちが「ばっば、おかずちょうだい」とか、「今日なにあんの?」とか来てくれればそれでいいんでないかなって思ってます。あとお母さん勤めに出てて、「夕方ちょっと忙しいからなんかおかず無い?」って電話貰ったりして、「あ、今日、鳥の煮たのあるよ」とか「揚げ物は鳥カラとコロッケあるよ」とか話して、ちょっといま牡蠣剥きで忙しくなってきたお母さんたちも使ってくれます。これがつながりなんですかね・・・(笑)。

何もない場所に灯ったあかりを求めるように、町の人々が集う拠りどころになっています。娘さんと二人で切り盛りするお店は、とても家庭的で居心地が良いと評判のようです。


「ちょこっと」は11時のランチタイムから営業。旬の食材を使った成澤さんの手料理が味わえます。それから1日1組限定で夜の宴会も受け付けているそう。宮城の酒はもちろん、各地の美味しいお酒が揃っていました。牡蠣鍋で一杯とかいいですね。ちなみに水曜日が定休日。

ぬくもりと愛情があふれる、南三陸、波伝谷のカフェ「ちょこっと」。ぜひ足を運んでみてください。

「ちょこっと」facebookページ
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パーソナリティ 鈴村健一

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