2016年2月16日

2月16日 復興グルメシリーズ 南三陸歌津の「さんまの昆布巻き」

2月16日(火)の復興グルメプレゼントにたくさんのご応募ありがとうございました!
宮城県南三陸町歌津の名物「歌津小太郎」の「さんまの昆布巻き」&「めかぶ漬け」のセット、当選者は、
・イッコー さん
・パラダイス さん
・たうりん さん
以上、3名さまです。おめでとうございます!
美味しく召し上がってください!

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今週は『東北復興グルメシリーズ』お届けしています!東北の「美味しいもの」を作る人たちや、食を通じて「復興・地域活性に貢献する人たち」にスポットを当てる『東北復興グルメシリーズ』。今回も毎日日替わりでご紹介しています。もちろん、それぞれの生産者が手塩にかけた「美味しいもの」のプレゼントもあります!


今朝スポットを当てるのは、宮城県南三陸町歌津の名物「歌津小太郎」の「さんまの昆布巻き」です。創業者の千葉小太郎さんは、代々家業としていた漁師を続けながら、1975年に水産加工品を製造販売する「橋本水産食品」を立ち上げ「めかぶ漬け」や「さんまの昆布巻き」をはじめ、さまざまな商品を通じて豊かな歌津の海の恵みを全国に広めてきました。

そして2011年3月11日の東日本大震災。押し寄せた津波は、歌津小太郎の生産施設すべてを飲み込みました。

◆工場を全てのみ込んだ
「ちょうど、仙台から帰ってきて、うちの1キロぐらい手前で地震にあって、クルマから降りて、すぐ感じたのは津波来るなぁって。で、地震が収まるのを待って、工場に行った。工場に行ったら全員避難していて、うちのちょうど2番目、事務をやっている息子がいて、「お父さん、皆帰ったら心配ない。俺も帰る」って車乗って、逃げようと言うことで上がったんだけども、当時町の方針で7.5メートルぐらいの津波が来ると。所々、7.5メートルの印が付いていた。うちは12?3メートルぐらいの高さだから来ないなぁと思って、そこに車上げたんですよ。ところがどっこい、そうはいかなかった。1回、家に避難して、工場が海岸にあったもんだから、顧客を管理しているデータが、工場に残っているから、それを取りに行こうとしたとき、ちょうど落ち合いに大きな大砲?地雷みたいな、底なりの音が2回ぐらいなった。するとおかあちゃんが、「あーおとうさん、これ今、津波がプレート入った音なんだ」って。だから何分もかからないで来るから、工場行ったら死んでしまうから、高台避難しようと言うことで、そうして上がっていったら、津波がドンドン押し寄せてきて、海の表情を言うと、日光の華厳の滝が横に流れているような状態だったね。これが自然なのかなぁ。工場の方行ったら、もう工場見えなくなって、あっ、これはなんだなぁ、みんな無事で収まったのが奇跡だね。」


海辺に会った会社はすべてが流され、はじめ津波が来ないと思われた海抜12〜3メートルの千葉さんの家も、1階が浸水、車はすべて流されました。千葉さんは家族に、取引のある仙台にもマンションの部屋を持っているので、とりあえずそこに避難をしようと提案しますが、長男で二代目の千葉孝浩さんは、お世話になった地域のために、寸断された道を作って、町を、そして会社を再興したいと宣言。

全国から訪れる支援者の力も借りながら、町につながる避難道を作ったり、インターネットを復旧させたり、家族全員で地域の復旧作業に尽力しました。

そして2年後の2013年、工場を再開し、一度は解雇せざるを得なかったスタッフのほとんども会社に戻ってきました。二代目の孝浩さんを突き動かしたもの、そして2013年の、再開の時の喜びについて、伺いました。

◆待ってるからね。の一言で
頑張ってね。とかいろいろもうちょっとそんとき言われたんですけど、一番心に響いたのは、「待っているからね。」って言われたのがスゴく心の中に待っててもらっているんだみたいなのがあって、「待っているよ」を一番大きく言ってくれたのが、仙台の百貨店の「藤崎デパート」さんなんですけど、そこの当時の担当の方にその方にも本当、叱咤激励を受けながら、ダメになりそうなとき「なんだっけ、待っているんだから、やんなきゃねーぞ」みたいなことで、いろいろと引っ張ってもらったんですけど、また、私たちのスペースもそこを
結局テナントに貸せば良いところを貸さずに季節商品だとかそういうもので運営してもらっていたので、「2年は待てるけど、2年以降はさすがに、空けているわけにも行かないからさ」と言われたんで、2年後を目指して私たちも今回のこの工場も、間に合うようにと言うことで、百貨店さんからは粋な計らいをしてもらって、3.11に戻ろうという。丸2年後の3.11に私も2年ぶりに「いらっしゃいませ」やったんですけど、かなりグッと来ましたねその時はね。ええ。


宮城県南三陸町、歌津の名物「歌津小太郎」の創業者、千葉小太郎さんと、長男で二代目の千葉孝浩さんのお話しでした。

★★★★★
“生まれた時から船に乗っている”という生粋の漁師の小太郎さんが品定めした極上のさんまを、肉厚な三陸の真昆布を使って、小太郎さんの奥さんの秘伝の味付けで仕上げているのが、「歌津小太郎」の「さんまの昆布巻き」です。口の中で昆布とさんまが“トロっ”ととろけます。

ということで、今日のプレゼントは、この「さんまの昆布巻き」を2本と、「歌津小太郎」創業時からの人気商品「めかぶ漬け」をセットにして、3名様にプレゼントします!
ご希望の方は、『LOVE&HOPE』のブログ、メッセージフォームからどうぞ。
このあと9時まで受け付けます!(当選者はブログで発表します。)

また「歌津小太郎」の美味しい商品の数々は、歌津の本店、そして仙台の藤崎デパート、オフィシャルホームページでも購入できますので、是非チェックしてみて下さい。

東北復興グルメシリーズ、明日は、岩手の地酒、「酔仙」をご紹介します。
もちろんプレゼントも有りますよ!

2016年2月15日

2月15日 復興グルメシリーズ 東松島市東名の「ひと粒牡蠣」

2月15日(月)の復興グルメプレゼントにたくさんのご応募ありがとうございました!
東松島市東名の幸漁丸水産の【ひとつぶ牡蠣 殻付き10個/むき身300g×2本】の当選者は、
・なかっちさん
・みっちゃんさん
・リオカカナタさん
以上、3名さまです。おめでとうございます!
幸漁丸水産からの直送となります。美味しく召し上がってください!


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今週は、東北復興グルメシリーズを、お届けします!

東北の「美味しいもの」を作る人たちや、食を通じて「復興・地域活性に貢献する人たち」にスポットを当てる『東北復興グルメシリーズ』。今回も毎日日替わりでご紹介。もちろん、それぞれの生産者が手塩にかけた「美味しいもの」のプレゼントもあります!

今日のプレゼントはこちら!

ということで今朝スポットを当てるのは宮城県東松島市・東名(とうな)という地区の牡蠣漁師、木村幸喜さん。おじいさんの代から東名の港で漁師をしている三代目。ですが、牡蠣漁師歴はまだ6年。若き牡蠣漁師さんです。

◆牡蠣漁師を継いだ直後に起きた震災
松島のホテルで和食の料理を出していたんですけど板前の仕事を辞めて、牡蠣の仕事をもう一回やりたいと戻って来たんですけど、その年の3月に震災があって・・・


ということで木村さんは、家族との時間を作るため、そして幼い頃から親しんできた海の仕事をしたいという気持ちから2010年9月に牡蠣漁師に。屋号であり、祖父の代から受け継ぐ船の名前でもある「幸漁丸水産」の後継者になる道を選びました。
しかしその直後、東日本大震災が発生。木村さんも、大変な経験をされています。

◆体育館を襲った津波
アパートの近く、野蒜小学校が避難場所だったので体育館に避難したら入口の方からすごい黒い水が校舎の方に向かってくるのが見えて、それを見た瞬間に、体育館の上のギャラリーまで行こうと思ったんだけど、水がギャラリーの足元まで来た。ステージの垂れ幕があるのでそれにしがみついて、そこでなんとか息子を抱えながら。渦を巻いているのが10分くらい続いて、それが落ち着いてから上の方に泳いで息子を挙げたんですけど、その時にいろんなものが体育館に入って来たんです。クルマだったり松の木だったり。そういうのに巻き込まれている人もいたので、何人かを助けたり・・・。


この津波で、木村さんの職場である東名も壊滅状態となりました。ただ、東名では牡蠣養殖を辞めた漁師さんは20軒中2軒にとどまり、水揚げもかなり回復しています。木村さんの幸漁丸水産も、震災直後に牡蠣養殖を続けることを決めたと言います。

◆食べる人の笑顔のために!
養殖のいかだも全部だめになって、松林の木が海にほとんど流れているし、これで漁業できるのかな?と俺は思ったんですね。でも唯一、種牡蠣・カキの赤ちゃんが残ったんですね。それで親父が「やろう」って。やっぱり親父が前を向いている限り俺も下を向けないので。
でも、牡蠣を食べている人の顔を見ると作っていてよかったなと思いますね。松島だと松島湾内で作るんですけど、東野だと松島湾内で小さい牡蠣からある程度大きくなった状態のものをまた外洋に出すので、そこで味も違ってくるんですね。「沖出し」って言うんですけどね。牡蠣のまわりってふたがついているところがあるんですけど、ここら辺ってやわらかいんです。水揚げした時に壊れちゃったりして、そのまま出荷するとその間から水分が抜けてしまう。そのまま出荷している人もいるんですけど、うちは1度水揚げして、下の殻が深いというのを基準に1個ものを選別するんですね。そこから選別したやつをネットに入れておきのいかだに吊るしておくと、2週間くらいで壊れていたところががっちり再生するので、蒸した時に牡蠣のエキスが殻にたまって、プリッとして、貝柱も甘味が出てくる。そういう風に美味しいものを追求して、東野のブランド、東野の牡蠣の味ができているのかなと思います。
  


※取材した日も木村さんはストーブで蒸し焼きした牡蠣をふるまって下さいました。みてこのプリプリ感!
★★★★★

ということで、今日のプレゼントは震災を乗り越え、最高の牡蠣づくりを続ける木村幸喜さんが作った【幸漁丸水産のひとつぶ牡蠣 殻付き10個とむき身300gを2本】! こちらをセットで3名様に!

ご希望の方は、このブログのメッセージフォームからどうぞ。(受付は終了しました。当選者はこの後ブログで発表します。)

そして、幸漁丸水産のひとつぶ殻は、ヤフーショッピングの『東松島オンライン』でも購入できますのでぜひチェックしてみて下さい。


写真提供:東松島食べる通信

東北復興グルメシリーズ、明日は、宮城県南三陸町から、『秋刀魚の昆布巻』をプレゼントします!
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パーソナリティ 鈴村健一

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