2016年2月24日

2月24日 いわて国体フューチャーアスリート 岩手県4位と大躍進!

月曜日からの3日間は「LOVE&HOPE いわて国体 フューチャーアスリート」と題してお送りします。
「希望郷いわて国体・冬季大会」は、昨日スキー競技の表彰式が行われ、スケート、アイスホッケー、スキー合わせて開催地・岩手県は総合4位の成績と大躍進!大活躍のうちに幕を閉じました。

今朝は、92年アルベールビル冬季オリンピック・スキーノルディック複合団体の金メダリストで、岩手県教育委員会事務局・スポーツ健康課の、三ヶ田礼一さんにいわて国体・冬季大会について、振り返っていただきます。

中西:きのうまで行われた、「いわて国体・冬季大会」。東日本大震災後、被災地域で初めて行われる国体ということで選手の皆さんと県民の皆さん、改めて一体感高まったんじゃないですか?

三ヶ田:「復興のシンボル」として、岩手の復興の力になるべく開催された今大会でしたが、たくさんのお客さんが足を運んでくれましたし、たくさんの声援に後押しされて選手たちも力を発揮してくれました。スキーの開始式で地元出身の永井健弘選手の選手宣誓では、「甚大な被害をうけた状況で震災の復旧・復興と並行して国体を開催していただいた関係者の皆さんに感謝し、最後まで力いっぱい競技することを誓います」と宣誓し、あきらめないという想いが被災地の皆さんへ届いたのではないでしょうか。

中西:力を発揮してくれたといえば、なんと三ヶ田さんの息子さん、三ヶ田泰良さんがノルディック複合(少年男子の部)で優勝されましたね!おめでとうございます!!お父さんの三ヶ田さんが果たせなかった国体優勝を、達成されたということで、やってくれましたね!?

三ヶ田:私は2位が最高です。追い越されてしまいました。ホッとしております(笑)

中西:そんな息子さんの活躍もあって、今回の「いわて国体・冬季大会」スケート、アイスホッケー、スキー合わせて、開催地・岩手県は総合4位の成績と大躍進でしたね!これは秋の本大会に向けて、良い結果を残せたんじゃないですか?

三ヶ田:お蔭さまスケート競技会では入賞ラッシュだった!スキー競技会では2つの優勝と入賞と好成績を残すことができまして、現時点で4位というのは過去最高です。この勢いをさらに秋の本大会につなげたいし、あの東日本大震災から復興に向けて頑張っている岩手県へ、全国の皆さんからぜひ大きな声援をよろしくお願いいたします!

中西:まさにパフォーマンスであきらめない、という姿を体現してくれたんですね。三ヶ田さん、ありがとうございました。

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スポーツの力を心の力に
―「2016希望郷いわて国体・2016希望郷いわて大会」を支援する
トヨタ自動車 総合企画部 藤井郁乃グループマネージャー インタビュー ―


「乗っていただくために作られた車が、津波に流され、みなさんの家を壊している。
あの光景は、もう観ていられなかったです。」

2011年3月11日。東日本大震災の際に自宅のテレビで目にした光景について
トヨタ自動車総合企画部の藤井郁乃さんは静かに振り返りました。

あれから間もなく5年が経とうとしています。
震災後、それまでの東北での自動車事業を再編し、「トヨタ自動車東日本」を立ち上げるなど、ものづくりを通じた復興・地域振興に尽力してきたトヨタが、今年取り組んでいるのが「希望郷いわて国体・希望郷いわて大会」サポート。

この取組に関して、企画段階から携わってきた藤井さんをはじめとするメンバーが、活動を企画する上で一番大切にしたものとは。

「今回は、震災後、被災地で開かれる初めての国体です。我々もこれまで様々な復興、被災地支援に取り組んできましたが、この5年、一生懸命、復興に取り組んできた被災地の方々の思いを、しっかりと受け取る形で、全国発信できるようなお手伝いをしていきたいと考えました。
復興の支援にはいろいろな形がありますが、今回は、国体ということで、スポーツ交流を中心としたものになります。改めてトヨタグループとして“スポーツの力”を確認しあって“心の力”にしていければと考えています。」

被災地の方々へ、藤井さんから伝えたいメッセージを伺いました。

「5年という月日は、被災地のみなさんにとって本当に長かったと思われるかもしれないし、一方で短かったと感じることもあるかもしれません。私たちは岩手、宮城に生産工場があって、大変深いご縁をいただいているので、これからも寄り添っていきたいと思っています。
1年目2年目というのは多くの支援の輪が広がっていて、支援活動も活発でしたが、やはり年を追うごとに減ってきているという現状もあると思います。
我々の場合、毎年3月に社長の豊田が被災地を訪問していることもあって、その機会をもって、従業員自身ももう一度リマインドされ、これからも心を寄せていこうという思いを新たにしています。」

「希望郷いわて国体・希望郷いわて大会」は昨日をもって冬季大会が閉幕。
藤井さんの言葉通り、トヨタはスポーツの力を心の力にしていくため、大会のPRイベントをはじめ、岩手県内小学生を対象とした一流アスリートによるスポーツ教室、トヨタグループ運動部によるスポーツ交流や、ボランティアの皆さんへのグッズ提供などを通じて大会を盛り上げてきました。

釜石市・唐丹小学校での「スポーツ笑顔の教室」(写真・左)、スケート大会開始式でボランティアを務めた盛岡市の城北小学校(写真・右)でのひとコマ。キャラクターグッズのプレゼントに笑顔がこぼれます。

本大会の開幕まであと200日余り。冬季大会の興奮冷めやらぬ中、復興国体の完全成功に向け、現地では既に準備が進められています。
9月4日から始まる水泳大会、そして10月1日から始まる本大会に向け、トヨタはこれからも、スポーツ交流を中心とした様々な活動を通じて、大会を盛り上げていきます。

こうした取組を含め、トヨタの様々な社会貢献活動の様子は、トヨタのソーシャルアクション「トヨタマゴ」のサイトから発信されていきます。詳細を知りたい方は、「トヨタマゴ」で検索してみてください。

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2016年2月23日

2月23日 いわて国体フューチャーアスリート 阿部友里香選手2

今週前半は「LOVE&HOPE いわて国体 フューチャーアスリート supported by TOYOTA」と題してお送りします。

いわて国体・冬季大会は、20日(土)にスキー競技が開幕。今日が最終日となります。

今朝も引き続き、岩手国体のスキー競技、デモンストレーションに参加した選手に注目。ソチ・パラリンピック クロスカントリースキー日本代表、岩手県・山田町出身の、阿部友里香選手です。

中学3年の時に障害者スポーツとしてのスキー競技と出会い、その直後に震災を経験。自宅も流され大変な状況ではありましたが、それでも阿部選手は、スキーを続けたいと考えたといいます。

●それでもスキーを続けたい!
「本当にやるの?ほんとうに大丈夫?」って言われました。でも、やるよって。やりました。あんまり考える暇が自分も親も無くて、「好きにしていいよ」って言われて。でも高1、高2くらいは本当に下手くそだったんですけど、高2の後半くらいからは徐々にスキーにも乗れるようになって体力もついてきたので、そこからは結構上達していったと思います。両親は反対もせず、家に帰ったら美味しいご飯を準備してくれていつも応援してくれています。


ご両親はいま、仮設住宅で生活しながら阿部選手を見守っているそうです。そして阿部選手は今まさに、ドイツで開催中のパラ・ノルディックスキーのワールドカップ・第2戦を戦っている最中。その先に見据えるのは、もちろんあの大舞台です!

◆目指すは平昌!
今はやっぱり、2年後のピョンチャンパラリンピックへ向けて練習しています。いまは主要な選手も産休とか引退で抜けて、新たに選手が沢山出てくる。今年は大会に出て自分がどの程度のところにいるのか知る上でもすごく大事なレースだと思っています。最終がフィンランドのワールドカップなんですけど、そこでメダルを取れるように頑張っていきたいと思っています。次のシーズンに繋げれるようにしっかり結果を出していきたいと思っています。


最後に、パラリンピアンとして、故郷・岩手県山田町への想いを伺いました。

◆山田町に遊びに来てね!
山田町という町が全国に知られることはすごく嬉しいですし、美味しいものや、名物がたくさんあるので、そういうのを知ってもらえる良い機会だと思ってどんどんPRしています。すごく良い所だと思っているので、道の駅立ち寄って下さい。お父さんは道の駅の支配人です(笑)


『LOVE&HOPE』、今週は「いわて国体・冬季大会」にゲストとして招かれ、デモンストレーションを行なった、岩手県山田町出身、ソチパラリンピック クロスカントリー日本代表の、阿部友里香選手のお話しでした。

「希望郷いわて国体冬季大会」、最終日の今日は、スキーの「ジャイアントスラローム」、「クロスカントリー」、そして表彰式が行われます。

「LOVE&HOPE いわて国体 フューチャーアスリート supported by TOYOTA」、明日も、岩手国体・冬季大会についてお届けします。

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夢を叶えるということは一人では達成できないことを学んだ
―「スポーツ笑顔の教室 in 岩手・釜石市」レポート その2―


これまで、「いい町・いい社会」づくりを目指し、みなさまと共に取り組んできたトヨタ自動車。ひとつひとつの社会貢献活動が、豊かな社会の未来の「タマゴ」となることを願い、笑顔が生まれるソーシャルアクション「トヨタマゴ」の活動を展開し、Webサイトにて取り組みの様子を発信しています。今年2016年は、活動の一環として、現在冬季大会が開催中の震災復興のシンボル「いわて国体」をサポートしています。

今日は昨日に引き続き、そんな活動の1つ、トヨタグループのチームに所属するアスリートが夢先生となり、被災地の子どもたちとスポーツを通じて交流を深める、釜石市の唐丹小学校で開催した「スポーツ笑顔の教室」をご紹介します。

先日2月3日、ラグビートップリーグ、日本代表として2011年開催ラグビーワールドカップに全試合先発出場を果たし、現在はトヨタ自動車「ヴェルブリッツ」に所属する「北川俊澄(きたがわ・としずみ)」選手が唐丹小学校を訪れ、「スポーツ笑顔の教室 in 岩手・釜石市」が開催されました。

今回の教室では、北川選手が夢先生として、5年1組の13名に向けて、3時間目には体育館で一緒に体を動かす「ゲーム」の時間、そして4時間目には先生のこれまでの道のりや、それを支えてきたものを話す「トークの時間」の授業を行いました。

◆楽しみにしていた子どもたち
先生によると、現在震災の影響を受けた校舎は建て替え工事中。普段は1つの体育館を中学校と小学校で譲り合って使っているとのこと。さらに校舎工事中ということで校庭も狭いので、思い切り体を動かしての体育の授業は出来ないそうです。そんなわけで、先生も子どもたちも、夢先生と思いきり体を動かせる授業をとても楽しみにしていたそうです。

身長195センチ、日本を代表するラグビー選手である北川先生と、「だるまさんが転んだ」や、ボールを床に弾ませて、ボールがバウンドしている間だけ前に進んで、ゴールを目指すゲームを全力で楽しむ子供たち。その明るい姿に、北川先生も自然と笑顔になります。

◆トップアスリートの貴重な話に子どもたちは夢中
続く4時間目。教室に戻ると今度は北川先生がラグビー選手として活躍している現在までの道のりを、クイズを交えながら、わかりやすく子どもたちに伝えていきます。最初こそ、笑い声があふれた教室も次第に静まりかえり、子どもたちは、真剣な表情で先生の話に引き込まれていきます。

今でこそ、日本代表としてラグビーのワールドカップの大舞台に立つなど大活躍をしている北川先生の小学生の頃の話や、大きなけがをしたときなど、一人では諦めて投げ出しそうになった時に「辞めるのは簡単だけど、お前はそれでいいのか?」と考え直すきっかけをくれた仲間や、両親、恩師の話など、なかなか聞くことができない話の数々は、きっと子どもたちにとって貴重な体験になったことでしょう。

先生の授業が終わると、子どもたちがそれぞれの将来の夢をシートに書き込んで発表。何になって、何をするのか?そのためにできることや、やってみようと思うこと。次々に書き込まれていく熱い思いに先生も、みんなしっかりした夢を持っていると感心しきり。

最後は子どもたちから歌のプレゼント。澄み切った歌声に北川先生も目を潤ませながら聞き入っていました。

◆一人では達成できない
2時間にわたる授業を終えた児童に感想を聞きました。

「(一緒にゲームをした)3時間目は全部が楽しかったし、(話を聞いた)4時間目では北川先生のいろいろなことを知ることができて楽しかった。“一人では達成できない”という言葉が印象に残っていて、北川先生の話からも伝わってきた。」

一緒に授業を聞いていた先生の感想はどうだったのでしょうか?
「自分の弱さを見つめながら、それでも這い上がって、立ち上がっていこうという力強さを全身で感じることができた。スポーツというと、子どもたちはどうしても勝敗にこだわってしまうが、試合に勝つことももちろん大事ではあるけれど、スポーツを通して自分に勝つということを、北川先生を通して学ぶことができたように思う。」

今回の取組を含め、10月の本大会まで様々なサポートをしているトヨタの様々な社会貢献活動の様子は、トヨタのソーシャルアクション「トヨタマゴ」のサイトから発信されていきます。詳細を知りたい方は、「トヨタマゴ」で検索してみてください。

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パーソナリティ 鈴村健一

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