2016年3月4日

3/19-22 サポートアワーキッズ チャリティオークション

今朝は、被災児童自立支援プロジェクト「Support Our Kids」の、新しいビッグイベントに注目します。
「Support Our Kids」は、将来、被災地の復興の担い手となる子ども達の自立と復興のリーダーを育成するため、志のある子供たちを対象に、海外留学やシンポジウムなど数多くのイベントを主催しています。

そんな「Support Our Kids」の次なるイベントが、3月19日(土)、21日(月・祝)、22日(火)の3日間に渡って行われる「The Gary Player Invitational presented by MAZDA」。世界のゴルフ界のレジェンドであるゲーリー・プレーヤーを迎え、「セレブリティチャリティゴルフ」、「キッズゴルフクリニック&対抗戦」、「チャリティオークションディナー」など多彩なプログラムを展開します。

先日、このイベントの制作発表記者会見が行われました。実行委員サポーター代表でもある、原辰徳さんのコメントです。

◆原辰徳さん
昨年まで読売巨人軍の監督という立場で、中々社会貢献、チャリティ、そういったものに、携わることが出来なかった。2016年、監督という仕事も卒業し、私の中では一番大きな仕事だという認識で、これに参加させてもらうという事になりました。昨年もヤンキースで活躍した、松井秀喜、デレクジーターをはじめ、元選手たちが集まって、復興支援という形で被災児童を中心に野球というなかで、彼らに可能性というものそして、夢の実現というものを叶えられたかなと思っております。
今年はゲーリー・プレーヤーさんが自らの言葉で「東日本大震災。これを忘れてはいけないんだ」と言うなかで、ゴルフを通じ、
今回の運びとなりました。私はサポーター代表と実行委員の一人として、音楽であったり、文化であったり、色んな形でサポートしたいという風に思っています。この企画も全て、東日本大震災5年経ちますけど、まだまだ我々は力になるところが多々あるという風に考えています。なんせ無限の可能性を持った子供たちに、少しでも力になり、そして各方面で、リーダーとなり、自分たちの経験が周りの方に役立たせる。そういう風に、なってくれる事を願い、今現状、みんなで協力し合おうという形になっております。私はサポーター代表として、全力でこの事業に力を注ぐことを誓いまして、私の挨拶にかえます。有難うございました。


そんな「The Gary Player Invitational」。5つのプログラムをメインコンテンツにしています。

◇3/19 「チャリティコンサート」(サントリーホール)
三枝成彰さんの監修で、15歳の天才ヴァイオリニスト服部百音さんや17歳のチェリスト水野優也さん、それに福島県南相馬市の女子中高生合唱団「MJC アンサンブル」も参加して、素晴らしい演奏を届けます。

◇3/21「セレブリティチャリティゴルフ」(武蔵丘ゴルフコース)
ゲーリー・プレーヤーさんも参加して、チャリティゴルフトーナメントを行ないます。

◇3/21「経営者セミナー ゲーリー・プレーヤーwith清宮克幸」(品川プリンスホテル)
ゲーリー・プレーヤーさんと、日本ラグビー界の名将、ヤマハ発動機ジュビロ監督・清宮克幸さんによる、
「How to Win」をテーマにしたトークセッション。

◇3/22「チャリティキッズゴルフ&対抗戦」(霞ヶ関カンツリー倶楽部)
被災地の児童や、全国から募集した児童を交えて、ゲーリー・プレーヤーさんによる「ゴルフクリニック」と、「ゴルフ対抗戦」を開催。

◇3/22「チャリティオークションディナー」(グランドプリンスホテル新高輪)
「Support Our Kids」を支援する世界のセレブリティのアイテムが出品される「チャリティオークション」やミニライブなども行われる、スペシャルディナーショー。そのライブには、新たにENYAの参加も決定!歌声を聴かせてくれることになりました。

「The Gary Player Invitational」、
3月22日火曜日夜7時から、グランドプリンスホテル新高輪「飛天」で行われる、チャリティオークションディナーに参加します、ENYA、「so i could find my way」、お送りしています。

この日のステージでは、この方も歌声を届けてくれます。
◆森高千里さん
森高千里です。東日本大震災から5年目の今年、サポートアワーキッズのチャリティに参加させて頂くことになりました。この5年間の活動についてお伺いしたところ、今では、ホームステイから帰ってきた子供たちが、自分たちでいろいろな活動を積極的にやっているそうですね。本当に素晴らしいことだと思います。海外にいくことは可能性がとっても広がって、自分には可能性があるということを教えてくれていると思います。私は、3月22日のチャリティイベントで歌を歌わせて頂き、そのあとのチャリティオークションで出品させて頂きます。震災で大変な経験をしたこどもたちが少しでも明るい未来が送れるように、この活動が広がっていくことを祈っています。


森高千里さん、ENYA、ゲーリー・プレーヤー、そして歌舞伎役者の片岡愛之助さんも登場!世界のセレブが出品する「チャリティオークション」も楽しみですが、現在、〔ヤフオク!特設サイト〕では、「サポートアワーキッズ チャリティオークション」も同時開催中です。東北の子供たちが世界に羽ばたく為に、是非ご協力お願い致します。

お問い合わせは、ローソンチケット 電話番号 0570-000-732 
または、公式サイト「The Gary Player Invitational, Support Our Kids Japan」をご覧ください。

★★★★★
そしてそんな「Support Our Kids」の海外ホームステイで成長した大学生らが、今、ネパール¬大地震で被災した現地の高校生を日本に招こうと、クラウドファンディングでの資金集めを続けています。
プロジェクトに参加している東北大2年の、白井森隆さんは、
「自分も海外の人に受け入れてもらい成長できた。ネパールの高校生を宮城に招いて、復興の状況を伝え、将来はネパールの復興¬を支える人材になってほしい」と活動への思いを語っています。

目標の費用120万円まで、あと20万円ということですので、是非こちらもご協力をお願いします。

2016年3月3日

3月3日 宮城県女川町 梅丸新聞店4


梅丸新聞店の阿部喜英さんは、震災直後の女川でライフラインとしての新聞を、町の人たちに配りつづけました。そして現在は、女川の教育委員や観光協会など、様々な肩書で町の復興に力を注いでいます。

ご自身も、3人のお子さんの父親である阿部さん。女川のこれからを担う子どもたちについてこんな想いを持っています。

◆子どもたちが一番分かっている
子どもたちが一番この町の変化をずーっと見続けているんですよ。大人の場合は用事がなければこなきゃいい、見たくなければ見なきゃいい。でも子どもたちは毎日の通学で見続けているんですよ。あいつらの中に、女川に対する想いや町に対する想いは何かあるんだろうなと思います。それが何かは俺には分からないですけど。通学の最中に見ている景色、学校から見える景色、瓦礫の中を通学するところからスタートして、瓦礫が無くなっていって、土が盛られていって、建物が建設されて・・・全部学校から見えているんです。一番変化をわかっているのが小中学生ですかね。教育委員の立場でもあるもんですから今年の成人式にも出席させて頂いたんですけど、「戻ってきて、女川の復興に何かしらの形で役に立ちたい」という成人の方々が非常に多くいらっしゃって。やっぱりそういうのを見てきたからなんだろうなというのを感じますよね。何かしらの形で関わりたいと。うちの長男なんかもそういうこと言ってますからね。帰ってこなくていいって言ってるんですけど(笑)


阿部さんの話す通り、女川の子どもたちは、実際自分たちで考え、行動を起こしています。震災のあった2011年秋、当時の女川中学の1年生たちは、1000年先の未来のために津波が届かなかった場所に石碑を建てるプロジェクトを自ら企画。募金を募り、すでに各浜に、石碑を建ち始めています。

(※「いのちの石碑プロジェクト」)

そんな「女川の子どもたち」の一人が、当時中学1年で、現在石巻高校2年の木村圭さん。女川のいまの様子を、どんな気持ちで見つめているのでしょうか。

◆1000年後のいのちのために
半分半分の気持ちなんですけど、まず1つは何も無くなっちゃった震災後からこうやって駅を中心に商業エリアとかがどんどん出来上がっていくのは、やっぱり瓦礫になったあとって真っ黒な街の色で色がなくなった感じがしていて、でもこうやって建物が増えていくと色が増えて明るくなっていって、前に進んでいるんだ、復興しているんだっていうのを感じて嬉しい部分もあって。でももう1つは、その反面、昔の女川を忘れてしまう自分がいるから、そこはすごく悲しいというか、そんな自分がイヤなのと、昔の女川を忘れないでいたいな、消したくないというのと複雑な感じです。でもこの震災で得られた教訓を忘れないで後世にも伝えていって、1000年後に起きるであろう地震で、私達のような悲しくて辛い思いをしてもらいたくないので、その想いをしないために私たちは1000年後まで活動を続けて、ひとりでも多くの命ではなく、一人の命も落とさないように活動していきたいと思っています。だから活動は1000年後まで、私達が死んでも次の代、次の代と受け継いで続けたいと思っています。


阿部喜英さんの体験をモデルにした、「失われた命」と「生きている命」を描き出すラジオドラマ、Date fm(エフエム仙台)・TOKYO FM共同制作
『ライターのつぶやき〜河北新報の5年〜』

3月6日(日) 19:00〜19:55 TOKYO FMをはじめとするJFN38局ネットでお送りします。(※FM沖縄のみ、同日21:00〜21:55放送)
★『ライターのつぶやき〜河北新報の5年』サイト
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パーソナリティ 鈴村健一

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