2016年7月15日

7月15日 南三陸「ホヤフェス」

今日は、宮城県南三陸町、歌津で開催中の「ホヤフェス」をご紹介します。

今月1日から、海のパイナップルとも呼ばれる旬な「ホヤ」を存分に味わってもらおう!というイベント「ホヤフェス」が絶賛開催中です。今朝は南三陸町観光協会の、山田虹太郎さんにお話を伺いました。

“7月はホヤホヤ月間” ということで伊里前福幸商店街を中心に歌津のいろんな場所で新鮮ホヤホヤ!のホヤを食べて、学んで、遊んで、おみやげに持って帰ってもらって・・・という趣旨のスペシャル企画を数々開催!

明日16日(土)は、伊里前福幸商店街が“ホヤ仕様”になって、屋台の「ホヤメニュー」を食べ歩き。
7月23日(土)は、平成の森で、「ホヤ講座」を開講。海の生き物ホヤの生態について学んでいただきます。ホヤの身体の中を見てみたり、どういった生態をしているのか?など。自由研究におススメ
7月24日(日)は、「ホヤ漁業体験」を開催。現役の漁師と一緒に海に出て、ホヤの養殖を見学。ホヤの収穫の様子を目の前で見て頂きます。ほか、フェス期間中は、みなさん館の「ホヤうどん」など、飲食店でホヤメニューを販売。お土産のホヤも、生のものから加工品まで揃っています。伊里前福幸商店街では、ホヤハカセと一緒に「ホヤレプリカ」を作る講座も毎日開講しています。

「ホヤフェス」は今月31日まで開催中。
「ホヤフェス」の特設サイト

2016年7月14日

7月14日 陸前高田 カフェフードバー わいわい 太田明成さん(2)

今朝も昨日に引き続き、岩手県陸前高田市の“商店街のいま”。「カフェフードバー わいわい」の店長、太田明成さんのインタビューをお伝えします。

現在、13店舗がお店を構える仮設商店街「つどいの丘商店街」は2012年にオープン。来年の春に「5年」という期限を迎えます。その一方、中心市街地のかさ上げ工事が完了するのは、計画通りにいっても2018年度末。商店街の事業主さんたちは、仮設商店街を出て再建するのか、このまま仮設に残るのか。現実と理想の狭間で揺れています。

◆みんなの力でやってきたんだっていう、そのみんなの一人に入りたい!
(このつどいの丘商店街は維持していくのか、たたまなければならないか?)
つい最近も商店街の会議でその話をしたんですけど、この仮設商店街としては5年間を期限としているんですね。今13の事業主のうち約半数の7つの事業主が出ていく予定をしているんです。ただ出ていく先の土地はもう市から借りたけど、いつ建設が始まるのか全然見えてこないんだそうです。今住宅もそうですけど遅れることが当たり前のようになってますので、平成30年になれば建てられる状態になってるらしいんですけど、実際に30年中に完成しているかわからない。そうするとまだここの仮設商店街にいなきゃいけないわけですよね。結局ここを5年過ぎても存続させるということになるんです。仮にここを3〜4年後に全員が出るとなるとここを取り壊さないといけない。市は3年だったら待ってくれる、市が取り壊す費用を負担してくれるんですけど、もっと長く中途半端に4〜5年いると、今度は自分たちで壊さなければならない、費用を負担しなければならない。その制度がやっと決まってきたかなというところで、その2年後3年後ってすごく中途半端な時期なんですよね今の現状でいくと。ここで続けるかの判断をしなきゃいけないのがちょうど今から2年後3年後なんで。この商店街を存続させると今動いてますけども本当はそれがベストな選択ではないと思っています。街に店を建てるというのが一番かなとは思いますね。
(そこに戻るということを使命として捉えてる部分はありますか?)
やっぱり自分に出来ることといえば街をつくる、街の一員になる、街をつくるための事業主の一人なんですよ僕は。そう思えば、街に行って陸前高田市のために未来の子どもたちのために街を作って、賑やかしく再スタートさせる、復興させる、それを日本の人達世界の人達に見てもらって、あれだけの被害があったのに頑張って復興してきたんだ、みんなの力でやってきたんだっていう、そのみんなの一人に入りたい!それは思いますね。ただ、出来るかな〜という不安はだんだん出てきたかなーと思いますね。


太田さんの力強い言葉。でも‘気持ち’だけではどうすることもできない、現実問題、金銭面や体力的な問題もあって、仕方なく街にはいかれない方たちもたくさんいらっしゃるようです。

太田さんには、お子さんが2人いらっしゃいます。そんな子どもたちのため、「どんなふるさとを残したいか」、聞いてみました。

◆当たり前の日常を取り戻したい
どんなというか、普通に遊べて、普通に買い物ができて。なかなかJRさんも鉄路がもどらない状態で、高速道路も1時間半くらいかけてやっと内陸に行ってから高速道路に乗るという本当に田舎ですけど、東北にいながら気温もいいですし。やはり街をつくって、当たり前の風景があの時無かったですから。周りに公園もないですし、そういう普通の当たり前に子どもたちが遊べる場所があって買い物する場所があって、自分たちもお酒飲む場所があってっていう。それを普通に街の中に作れればいいなって思いますね。本当に高望みはしてないです。


太田さんは、商工会のまちづくり会議にも参加されているそうですが、5年4か月が経った今も、新しい街が見えてこない、とおっしゃっていました。でも一方で、「スピード感を速く」とよく言うが、そのスピード感を加速させるのは、市民だと。「行政のせいにしたがるけど、自分たちのモチベーションが大事だ」ともおっしゃっていました。

カフェフードバー わいわい
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パーソナリティ 鈴村健一

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